犬のかたちさんの映画レビュー・感想・評価

犬のかたち

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プリシラ(2023年製作の映画)

5.0

めっちゃかわいい( т т )まずポスターの時点で好き〜( т т )ってなった。

つけまつげ、ネイル、ヒールというときめきで武装したプリシラのカットから始まり、終始プリシラ1人の目線だけで描かれて
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パスト ライブス/再会(2023年製作の映画)

5.0

体感速度早く感じた、面白かった。

2人の後ろの回り続けるメリーゴーランドは眩しい過去と輪廻転生を表してるのかな〜とか、二手に別れるシーンでヘソンがゆるやかな道を進んでノラが階段を上がるのはヘソンがい
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劇場版 呪術廻戦 0(2021年製作の映画)

4.0

儚さに胸が締め付けられた。

幼くて無垢で何にも染められていない真っ直ぐな愛、まさに純愛を見れた気がする。
まだ愛を知らない年齢で1つの強い愛に縛られて、今後その他の愛を知らず一途に生きることになった
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ミステリー・トレイン(1989年製作の映画)

4.0

同じ時同じ場所でも過ごす人やその背景や変われば1度見た風景も全然違う風景に見えるのが面白かった。
ほんとに全然違う。
同じ曲でもまた違って聞こえる。

歩くシーン少し多めに見れてよかった。

日本人カ
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14歳の栞(2021年製作の映画)

5.0

なんで、なんでこんなに愛おしくて切ない気持ちになるんだろう。
たしかに14歳の頃に私もクラスという箱の中にいて、この雰囲気を景色を痛いほど知っていて、決して居心地が良い訳でも楽しかった訳でもないことも
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劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦(2024年製作の映画)

4.5

あっという間だった。体感10分で終わった。

1試合、ほんの一瞬に、バレーに青春全てを捧げた彼らが眩しくて本当にかっこいい。

臨場感溢れる試合で選手側からの視点を多く感じられたのもよかった。
ずっと
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ピアノ・レッスン 4Kデジタルリマスター(1993年製作の映画)

4.5

美しさと正しさは等しくなんかなくて、恋というものはいつも正しくないと思った。

倫理観に欠ける恋の様に見えても、誰かを好きだという気持ちは1度抱いたら制御出来ないものだから理にかなう恋物語を求めてしま
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マイ・フェア・レディ(1964年製作の映画)

3.5

みるみるうちに美しくなっていくイライザから目が離せなかった。

粗野な環境で育っていようと教養を持ち合わせていようと誰かを愛するということは共通していてそのことに理屈なんて無いんだなと思った。

花売
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海の上のピアニスト 4Kデジタル修復版(1998年製作の映画)

5.0

良すぎた。あまりにも。

1900、彼は音楽そのものだった。

どんな曲にもどんな人生にも終わりがあるけれど、曲と違って人生には譜面なんてない。
けれど自分の情熱の赴くまま生きて、自分の意思を貫き通し
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オーシャンズ12(2004年製作の映画)

4.0

2作目もすごい面白かった。

終盤のどんでん返しぞくぞくした、爽快感すごい。
とにかくブラピがずーーーっとかっこいい。

前作のダニエルといい今作のラスティといい盗みのプロなのに愛した女性のことを忘れ
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マリリンとアインシュタイン(1985年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

恥ずかしながらマリリン・モンローとアインシュタインどちらの人物の背景も詳しくは知らないのであくまで映画のキャラクターと割り切って見た。

マリリンやディマジオ達の幼少期の回想シーンが流れる時に、それぞ
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つぐない(2007年製作の映画)

5.0

見た直後の今はとにかくため息しか出てこない。

映し出される景色も音楽もどれもが美しいものばかりだったはずなのにすべてが残酷だった。

セシーリアとロビーが熱く求め合う様もローラが襲われていることも1
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カラオケ行こ!(2024年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

キャラクター達が愛おしくて終始胸がキュッッとなった。

聡実君が合唱祭ではなくカラオケ大会の方に出向いたのすごい勇気だし狂児との時間も部活と同じくらい濃かったんだろうなあって思うとうるうるした。
聡実
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ワンダフルライフ(1999年製作の映画)

4.0

優しくて暖かくて静謐でそれでいて切ない、とっても綺麗な作品だった。

自分の人生の中のたったひと時を選ぶことも選べないこともどちらも優しくて少し寂しい。

死後の世界が描かれているけど、明日からの日々
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エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

5.0

なんかこの映画に全部があった気がする。
訳わかんないしすごいし、なんだこれ宇宙じゃんってなった。

虚実入り乱れる世界観(そもそも何が現実なのか追いつけなかった)けど、一貫してあったのがエヴリンの家族
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ぬいぐるみとしゃべる人はやさしい(2023年製作の映画)

5.0

色んなやさしさがあって、でもやさしさの形は人それぞれ違うからひょんなことで傷ついたり衝突したりするのかなって思った。
色んなやさしさがあってどれも答えがないから難しい。

感じ取ったことを上手く言葉に
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謝罪の王様(2013年製作の映画)

3.0

今の金曜ドラマが面白いので宮藤官九郎×阿部サダヲの作品が見たくなって見た。
期待通り面白かった〜!
謝罪するときの惨めな感じとか滑稽な感じ全てをコメディに振り切ってて気軽に楽しく見れてよかった。
平成
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コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

4.0

1番身近である家族とどうしても分かり合えない、全てを理解出来ないということがあるのは胸が苦しかった。

両親が最初ルビーの夢を反対したのも、自分たちがろう者だからルビーの悩みに寄り添いにくい、挫折して
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バッファロー’66(1998年製作の映画)

3.5

序盤、主人公がレイラをむりやり誘拐して、怒鳴り声を上げて命令を下す場面とか正直見ててストレス溜まるというか良い気持ちでは無かった。
けどその行動の裏には家庭環境に少し問題があったり、恋愛面含めた人間関
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オーシャンズ11(2001年製作の映画)

4.0

お金よりも愛する人を取り戻すために行動を起こすダニエルかっこいい。
ちゃんとお金も愛する人の心も奪えてんのすごい。

細かい伏線とか11人の専門分野とか理解出来ずに見続けたので正直よく分かんなかったけ
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TATTOO「刺青」あり(1982年製作の映画)

4.5

苦しい〜

刺青に始まり交際している女性を虐げたり弱みを握る人間に対して大声を張り上げたり…
見た目など目に見える強さだけを振りかざしていた彼はどこまでも淋しい人間。

唯一の味方である母からの愛と信
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トゥルーマン・ショー(1998年製作の映画)

4.0

友人や家族、自分の選択さえも自分自身によるものじゃないと思うとゾッとする。

トゥルーマンが全世界で人気だったのは極貧でも富豪でもなくあくまで「普通」であり、本人は自分の生活が24時間放映されているな
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ニュー・シネマ・パラダイス(1989年製作の映画)

4.5

序盤〜映画というものを介して歳の差離れたトトとアルフレードが友情を築き上げていくのが素敵。
アルフレードはトトに自分の若い頃を重ねつつ忠告したり見守ったり時には叱ったり、本当にトトを愛していたんだな。
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恋する惑星 4Kレストア版(1994年製作の映画)

4.5

雰囲気、世界観が大好きだった。

失恋をして期限が同じパイン缶を買い集めたり全力疾走したり部屋の物に話しかけたりする登場人物達、痛みの忘れるための行動でもそれは結局過去に縋り付いた結果の行動であって、
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スターリングラード(1993年製作の映画)

4.0

スターリングラード攻防戦についての描写がある本を読んで、この作品を見ようと思った。

愛や希望も無くただ淡々と戦争の残酷さが描かれていた。

愛する妻が自分と離れている間不倫している事を手紙で知る者も
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回廊とデコイ(2023年製作の映画)

4.0

一つ一つの話がが独立していて異彩を放っていて面白かった。
こんなにも雰囲気の違う作品なのにまとまった途端妙な安心感というか一体感があったのが良かった。

コントにも演劇にもドラマにも映画にもぴったり当
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理由なき反抗(1955年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

この映画の第二の主人公はプラトーだと思う。
孤独なプラトーにとってジムは自分だけのヒーロー的存在だったに違いない。
それなのにジムとジュディが親しげな様子を見せたり、自分を(一時的にではあるけど)一人
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ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

二人とも自分の夢を実現するにはお互いの力が必要だったし大切な存在だったと思う。

それでも自分の夢をようやく叶える段階になったら周りなんて見てられないよなー。
ようやく来た流れに乗って、チャンスを逃す
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シカゴ(2002年製作の映画)

4.5

芸人のゆめちゃんのイメージでしかなかったけど全然イメージ覆された。

自分の犯した罪までも人生の演出に変えて野望に突き進んでいく姿が痛快。強すぎる。
けど女囚人達が人を殺めた理由が大体恋愛に結びついて
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地獄の花園(2021年製作の映画)

3.0

あっさり見れるし面白い。
当たり前の日常にフィクション的要素が一つ入るだけでこんなに面白くなるんだって思った。
ヤンキー漫画あるある楽しい。

ノッティングヒルの恋人(1999年製作の映画)

4.0

とりまく環境が違うからこそ惹かれあって視野が広がるけど、そのことが障害になったりもするのがもどかしくもあった。
とにかく幸せな結末でよかった。
登場人物みんな良い奴、ハッピーな気持ちになる。

さらば青春の光(1979年製作の映画)

5.0

普通やみんなと同じが嫌だと言いつつ、仲間と同じモッズコートを着込んで遊びに明け暮れる日々。
薬や遊びを繰り返しても心は満たされずさらに言動をエスカレートしていく…。
それでも心は空虚なままだし、結局仲
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ゴッド・ヘルプ・ザ・ガール(2014年製作の映画)

4.0

孤独だったイヴが自分の好きなものを通して友情を築いていくのが素敵。
仲間と出会ったことでもっと広い世界を見たくなったからあの将来の選択をしたのかなと思った。
キャプテン可愛いねなんていい子( ; ;
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シェルブールの雨傘(1963年製作の映画)

5.0

んーー切ない。
時の流れや自分達ではどうしようも出来ないことで離れてしまった二人。
幸せで活気に溢れる恋でもお互いの環境が変わってしまうと難しい、二人とも若くて未来があるから尚更。
誰が悪いって訳じゃ
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ロシュフォールの恋人たち(1966年製作の映画)

4.5

なんかずっとみんな歌って踊って恋しててたのしい。街ゆく人達ですらなんかずっと踊ってて超おもろい。
って感じなのに中盤の兵士の行進や物騒な事件でちょっぴり不穏な空気が流れて物語が締まってた気がする。
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プラダを着た悪魔(2006年製作の映画)

4.0

どんどん難しい仕事をこなしていく姿が爽快。

いじわるなエミリーも冷酷非情なミランダも一人の人間だから失敗や悩みもある、登場人物達の一人の女性としての葛藤も仕事への向き合い方もちゃんと描かれていてグッ
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