人の感情は流動していくけど、揺るがない愛というものが確かにあるということ
間違いなく10年代を代表するガールズムービーなのに、甘ったるいラブロマンスは一切描かれず、青春期以降の女性が懸命に図太く生き延びて、空回りしながらも自分の力で自分の将来を切り開いていく姿に生きていく希>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
映像はひたすら美しいのだけど、なんだかずっとぼんやりしている映画だった "話せないんじゃなくて、話さないことで自分を守っている"と指摘されたあとに "言葉は必要なときにやってくる"というシーンがあった>>続きを読む
後半、ほとんどセリフがなく、ピアノの旋律と美しい映像だけで物語が進んでいく様が本当に素晴らしかった…
90年代台北に生きる若者たちの行き場のない感情が排水溝から逆流する下水のごとく漂っていく 暴力や盗みやセックスをしないと今日を生き延びれないけど、それじゃなんにも解決できないことを彼らは知ってるよね