三國さんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

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キャプテン・フィリップス(2013年製作の映画)

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題名:擬感想

コロナとかいうウイルスにめちゃくちゃにされた我が国土にあって、わけもわからない疑いをかけられ自宅謹慎を余儀なくされたおじさん。久々に昼ローを、ぬくぬくと見ました。いいですね。映画っての
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ギルバート・グレイプ(1993年製作の映画)

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昔、自分も写り込んだ家族写真を見て、ひどく不快に思ったことがある。こんなものがーーその、統一感のなさに辟易した。これが自分のいる家族だと、自分のある場所だと認めるわけにはいかなかった。たまらなく嫌だっ>>続きを読む

バニシング・ポイント(1971年製作の映画)

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やっぱりカリフォルニアか。笑
イージーライダー思い出した。

いけるところまでいくってこと。
いやあ。よかった? いいも悪いもない。なんで、そんなに急いでいるんだ? 約束したから。どうしてそんな無茶な
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96時間(2008年製作の映画)

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あっと驚く、どんでん返しは要らない映画。それで、いい。「この先、一方通行」がドラマだから。
仕事では超有能な人間関係不器用もの。一人。不器用、ですから?

パブリック 図書館の奇跡(2018年製作の映画)

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現場。
役人、官吏、御偉方ーー要するに、表層だけに巣喰う寄生虫。そんな放言が一定の歓声を勝ち得る以上、まだ僕たちは民衆なのであろう。進歩しろといわれるか、あるいはまだまともだなといわれるか。「現場がい
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ミッドサマー(2019年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

追記

SAN値チェックポイント×いっぱい

映画館じゃなくちゃ、切ってた。


ちょー強かった。
ひゃおわあー
なんと、いうか、この世は地獄だとすれば天国? ユートピアだ。
現在。
中央線の電車内に
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グッドフェローズ(1990年製作の映画)

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言いたいことは、だいたい『MAFIA』に尽くされる。
バランスーーバランスかあ。

時代の、人類史のシーソーゲームの渦中で、過渡期に起こる小競り合い。太陽の眼からすれば、見飽きたような絶望、愉悦、破顔
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デッド・ドント・ダイ(2019年製作の映画)

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いやー、ようやく見られました!
待望のジャームッシュ最新作。
期待した分、あれ?って、気がする。こんな、映画撮る人だっけ?

…そうか。
ついに武器を手にとったんだな。
ブロークンフラワーズよろしく花
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マッドマックス 怒りのデス・ロード(2015年製作の映画)

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初マッド・マックス!
何回笑わせられんだ、これ。笑
ミュージカルじゃない、たぶんオペラ。というか交響曲? とにかく主旋律が音楽としてまずあって、それに併せて死ぬ人は死ぬ。ぱーっと、ーーそれは幸せ❤️
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カサブランカ(1942年製作の映画)

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これは名作。俺にとって、忘れられない一作になってしまった。

恋は続かない。前の職場で主婦の姉さんから聞いた言葉を思い出す。ドキドキしてたら生活なんてしていけないと。そりゃそうだ。
そのうえで、彼、あ
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ローマの休日(1953年製作の映画)

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だいたいのところ、後半の展開っていうのは予想できるわけで、まあ、ここが大元なんでしょうけど、「私、帰らなくちゃいかないの」的なね、話になるのはわかっていた。
その分、前半のマリーが半日ご就寝なさるとこ
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フォレスト・ガンプ/一期一会(1994年製作の映画)

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それってあなたの主観でしょうーー?
その、主観に、どれだけの重みがあるか。

こんな凡庸な人間を撮っているだけで高評価をかっさらっていくなんて、誰かさんには許しがたい。
たしかにね、うまくいきすぎだし
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カリガリ博士(1920年製作の映画)

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Amazon primeで、1時間7分のものを。

こういうのを後世の眼からあーだこーだいっても始まらないというのはその通りとはいえ、
目が疲れた。笑

当時?の人は猫も杓子も映画といえばモンタージュ
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(2017年製作の映画)

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うーーーーん

創世記、ただ、光あれ。

俺が素直に見れなかった点は謝る。

しかし、どうなんだろう。

よかった。
おもしろかった。

言葉の正しい意味で批評。
(なんで小林秀雄は批評なんて言葉を使
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母なる証明(2009年製作の映画)

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ポンジュノなんでパラサイトが受けたし。
これ、これのが全然やべえ。
すごいっすよ。終盤ずっとやべえ言いながら見てた。
いや、序盤もやべえんだけど。
だから、一作で二作分おいしい?

お母さんがどんどん
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アキラ AKIRA(1988年製作の映画)

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まじで?まじで?いやー…

とりあえず引き付けられた。それは間違いない、絶対。
なんじゃろじゃろじゃろエヴァっていったら怒られそうだけど、でもでもやっぱり、俺の尺度だとエヴァっていうのが武器であって、
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ブルーバレンタイン(2010年製作の映画)

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「許す」(アレント)とは。
忘れること?
うやむやにしてしまうことかもしれない。

記憶とは。
忘れられないこと。

歴史とは。
忘れないこと。
うやむやにしないこと。

※もちろん、人は忘れるから生
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永い言い訳(2016年製作の映画)

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ハンドルを手放せた奴はいい。
バカにしてるんじゃなくて、本気でそう思ってる。
羨ましいのだ。
それは才能であり、天命であり、命がけの跳躍である。
竹原ピストルのことをいっているのだ。
なんでかなあ。最
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リップヴァンウィンクルの花嫁(2016年製作の映画)

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実は、案外ヴィルヘルムの修行時代でしかなかったりして。

だとしたら人生は怖い。
怖いと、思ってしまう。

あんな風に、泣きたくないだけなんだな。黒木華みたいに、今、どこにいるのかわからないと素直に白
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キング・オブ・コメディ(1983年製作の映画)

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そだねーJOKERぽさはある。
しかしながら、この元気に満ちた終わり方はなんだろう。どんなに馬鹿にされて、貶されて、果ては刑務所にぶち込まれようと、自分が信じる自分を立てれば道理が通る、とでもいうよう
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戦場のピアニスト(2002年製作の映画)

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おそらく、すべてが歴史として意味がある。
歴史にならないと意味がついてこない。
救済とは、そのことだ。

今更ながら、世に名高い大作を見ました。
ドイツって国を本気で嫌いになりかけた。
ドイツ観念論の
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万引き家族(2018年製作の映画)

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あー
想定した通り、苦しい映画だった。
何で? リアルだから?
出口のない逼迫と呼吸困難を一切の誤魔化し無しに見せちゃったから?
嫌だ。ふざけるな。
そうやって駄々をこねることさえ、誰も愚かとは言って
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トゥルーマン・ショー(1998年製作の映画)

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締め方が神!

傲慢。傲慢。
肝心なのが観ている人の心性。
やっぱし男は、たった一人の女に振り回されて、支えられて、無駄な生涯を遂げる。
それでいいんだということ。
だから、ヘタな女に引っかかるなと。
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プリズナーズ(2013年製作の映画)

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レオンに続いて、昔ある先輩から勧められてた映画。

すっげー。
二時間半て、覚悟してたのに全然長くない。
サスペンスの展開力に改めて脱帽。

殺しの烙印(1967年製作の映画)

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晩酌のおともに…

と企図したら、何が何やら?!
ナンバーなんちゃらで大体の話はのみこめたけど、情緒とか、宿命とかになるとてんで解さない。
酔っ払いのおじさんには難しい。
それにしても、カットのおもし
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黄金のアデーレ 名画の帰還(2015年製作の映画)

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僕は美術なんか露ほども判らん素人です。美については門外漢だ。
でも、ぜんぶわかった。あの時代になにが奪われたか。奪ったのはナチじゃない。特定の誰がじゃないけれど、その、冷酷が何を絶滅したか。ユダヤ人じ
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ツィゴイネルワイゼン(1980年製作の映画)

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差し出された右手は、常に裏切られている。左手に。言わずもがな己自らに。それでも待ちわびる。それだけは勝手だ。かけ違えたボタンは、それより他に手がないのだから。

鈴木清順で、けんかエレジーに次いで一番
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教祖誕生(1993年製作の映画)

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たけしかっこいい。
脂の乗る直前のよさが!
オタクみたいな感想。笑

だって、特になにも。

ハンナ・アーレント(2012年製作の映画)

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マルティン、という響きにぞわっとした。"悪"い意味ではなく、その人の「名」を、口にすることの貴さ。そこにアレントの、民族をではなく友人をいう内実を汲める。正しさも間違いも選択の範疇にある、しかしながら>>続きを読む

劇場版 鋼の錬金術師 シャンバラを征く者(2005年製作の映画)

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二期は一話で見るのやめたけど、それも当然。物語の意味じゃなくて、描写の劣化がはげしい。一期の一話なんかすごいぜ。ボンズ全盛って感じ。キャストも安定しているし、なんだか擬似アウラ蔓延のなかで作られたんだ>>続きを読む

名犬ラッシー(1994年製作の映画)

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傷つきやすい臆病者だから、皮肉屋になる。

みんな犬、誰の犬?

この道は母へとつづく(2005年製作の映画)

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「後悔が遅すぎる」。
名言だ。

ロシアの男の子はかわいい。
ロシアの女の子はかわいい。
無垢を絵に描いたような、とはこのことだ。あれに比べたらイギリスも日本も赤子が汚れている。あんまり純で、白すぎる
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