三國

ミッドサマーの三國のネタバレレビュー・内容・結末

ミッドサマー(2019年製作の映画)
-

このレビューはネタバレを含みます

追記

SAN値チェックポイント×いっぱい

映画館じゃなくちゃ、切ってた。


ちょー強かった。
ひゃおわあー
なんと、いうか、この世は地獄だとすれば天国? ユートピアだ。
現在。
中央線の電車内に、蝉が侵入した。いたく驚いた僕と、車中の方々と、ティッシュに包んで捨てたおばさん。
さいきん、緑が怖い。
蝉を握ったら、潰されてぐしゃぐしゃになった遺骸がこわい。踏み潰されたいも虫が靴の底に張り付いているのがこわい。たぶん、人に触って、同じことを感じる。もちろん、壊れるのは僕ですが。

最後の方さ、主役の子が情事を目にして、喘ぐところ、みんなで一緒になってやるところ、あれがすごくよかった。

啓蒙。ちょうどカントを読んでいまして。狂気というのが傲慢。郷に入っては郷に従え。生命のサイクル説。彼らがそこで生きていること、それをスクリーン越しに見ている私たち、だから、批評を免れない。
言葉は要らない。その、幸せ。言葉=不幸? 距離。判断。抵抗。やっぱり、おかしいじゃないかと思うけれども(!)、それが正しいことなのかどうかは判然としない。冒頭は現代で、未開人とおそらく啓蒙家諸氏が見たような連中から、進歩したようでなんにもかわっちゃいない。少なくとも、時は既に、今ここにのみあるから、前に進むんでもない、後に戻れることも、絶対にない。
バタイユは、どんな覚悟だったのだろう。
大衆病理から、アレが出てくることを僕は予想しない。アレはもっとエネルギッシュだし、ーーあ、でも、教祖誕生か。それにしても、最後は悲鳴をあげる。ーーそういう見方が既に偏っていて、嫌だ。
外の者ですから、僕は、あんな風にして殺されるのは嫌だ。
アメ公が、慈善事業と称して中東に爆弾落としまくったのも、なーんか肯ける…? いやいや、でも、あそこまで宗教心の高い奴らもいなくて、あ。
うん。どーでもいい。

まだまだ人生に期待してんのな。というか、こんなにかたちが崩れることに怯えていたっけ? 顔を覆ってみたり。ピントをずらして見たり。いやはや、気づかぬ間に保守的になっていようとは。よくも? 悪くも?? あはは。
三國

三國