三國

リップヴァンウィンクルの花嫁の三國のレビュー・感想・評価

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実は、案外ヴィルヘルムの修行時代でしかなかったりして。

だとしたら人生は怖い。
怖いと、思ってしまう。

あんな風に、泣きたくないだけなんだな。黒木華みたいに、今、どこにいるのかわからないと素直に白状して、ぼろぼろに泣くのはみっともない。いや、そもそも素直ってなんだ?
わかんない。

泣けなかった自分がわからない。

嘘ばっかり。
終始、全部、コメディ。
騙されたくない。綾野剛に、COCCOに、黒木華に、岩井俊二に。
一人。

迷宮に入ってて、出られなくて、
もがくまでもなく諦めていて。
そんな時に、やっぱり縋るもんじゃないな。
自殺でも、いい。

太宰は許しがたい。

拾った命。

泣くこと。
誰かの前で、誰かのために泣くことができること。

お金が重たい。

覚悟はできない。

嫌い。
こんな映画。
三國

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