akkさんの映画レビュー・感想・評価

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すばらしき世界(2021年製作の映画)

4.0

前科者とか障害者とか偏見をもたれることの多いレッテルを貼られて社会で生きることの葛藤を伝えながら、
悪いレッテルが貼られていない人が悪気もなく生きにくい社会を作り出している能天気さに嫌気を感じつつ、
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エゴイスト(2023年製作の映画)

3.9

エゴイスト、利己主義者、自己中心的な人。
鈴木亮平が演じる主人公は、ある角度から見ると自分を犠牲にすることも厭わないものすごく良い人に見えるけど、
ある角度からみると、究極のエゴイストに見える。
エゴ
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いまを生きる(1989年製作の映画)

4.2

教育の本質について考えるきっかけになる。気づくきっかけになる。
人生において、社会において、本当に身につけるべきものは何なのか。
昔の映画だけれど、どの時代においても共通して言えるということは、人間社
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花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

3.0

特別ファンというわけではないけれど、突然、有村架純が見たくなってアマプラで鑑賞。
結婚前にものすごく好きだった大手広告代理店のバツイチ子持ちの彼が、当時の私たちの関係を、こんな感じになるのかもな〜と呟
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バービー(2023年製作の映画)

2.8

性差による社会課題をポップに?コミカルに?表現したのかもしれないが、すごく浅い感じに受け取れてしまって少し残念だった。

ラストレター(2020年製作の映画)

3.1

少し難ありな設定なのでストーリーには入り込みにくい感じだったた。あえて全体をぼやかしているのかもしれないと思いつつ、もうすこし何かにフォーカスが当たっていたらよかったなと感じた。
フォーカスされていた
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タルサ 俺の天使(2020年製作の映画)

3.0

実話に基づいているという前提で見たので、こんなことがあるんだなと心動かされたものの、実話前提でなければ入り込みにく感じだった。
それはさておき、これが実話だとするとタルサは本当に天使かもと真剣に思って
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リリーのすべて(2015年製作の映画)

4.0

まだ性同一性障害という診断名もつかない時代、リリーとアイナー、ゲルダのような勇気を持った人たちによって、今の時代に繋がる1歩がつくられていったのかもなあと。
想像を絶するであろうそれぞれの葛藤に胸が苦
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君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)

3.4

近しい人に同性愛者がいて、少しでも彼らの感覚は世界を知りたいという気持ちでみた映画。
同性愛だから特別なことは何もなく、同性愛も異性愛もまるで変わりないと思った。問題は世間だけだ。

余命10年(2022年製作の映画)

3.2

10年は短くもあり、長くもある。
運がいい事に病気ではない私は10年なんて短くて、辛く悲しく切なく。
余命1年宣告を受けている友人は、10年生きれるなんて羨ましいと言った。

グッバイ、リチャード!(2018年製作の映画)

3.2

やけになってお酒や薬に手をだすリチャードはとても人間らしく、表面的な悪い態度の後ろには彼の愛がたくさんあった。
死を目前にして気づいた、自分の思うことをすること、行動すること、大切な人に(大切な人に限
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レディ・バード(2017年製作の映画)

3.4

高校生ならではのモヤモヤとか葛藤とか、何でもない自分への苛立ちとか、何かへの憧れとか、家族の愛に気づけない時とか、自分もかつて感じたことがあるような感情がたくさんあって、何かいい映画。
そして自分の高
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あなたの名前を呼べたなら(2018年製作の映画)

3.5

インドらしくない?インド映画。
身分制度の重さを分かりやすく伝えてくれる。インド社会の当たり前なのかもしれないけど、インドで生活している人でも誰でもが当たり前を受け入れているわけではなく。
声に出した
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ファーザー(2020年製作の映画)

3.4

何が現実なのか混乱してしまう世界に引きずり込まれる映画。
認知症はなった本人も周りの家族も苦しめられる病気の1つだ。
これまでの人生で築いてきた様々な経験や感情、思い出を忘れるって辛い。
大切な人や自
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ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

4.3

静かではない物事たちが、ものすごく静かに粛々と進んでいく映画。
静かな描写、展開に反して、心が大きく動かされて、引き込まれて、あっという間に終わった。
恥ずかしながら原作は読んでいないけれど、ドライブ
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月の満ち欠け(2022年製作の映画)

3.8

原作は知らず、シンプルに映画のみ。
生まれ変わりはさておき、人を想う気持ちの強さ、怖さ、温かさ、悲しさを感じた。
ありえないかもしれないけど、ありえるかもしれない。
小説だけど、ほんの少しそんな気持ち
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天外者(2020年製作の映画)

2.4

三浦春馬観たさに観賞したものの、ストーリーと配役に少し違和感。

きみの瞳(め)が問いかけている(2020年製作の映画)

3.8

終わり方が何となく想像できてしまったけど、普通に泣いちゃう。
どんな人が分からないけど、心が通っていく感じが好きだ。
でも裏社会系の下りはやはり苦手で怖い。
韓国リメイクとは知らなかった。

コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

4.4

障害のあるなしで区別されたり、除け者にされたり、選択肢や可能性を奪われたりするのが今の世の中で、理不尽なことで溢れている世界だけど、
障害の有無や置かれた環境に関わらず、何かに挑戦したり、決断したり、
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素晴らしき哉、人生!(1946年製作の映画)

4.7

1950年代の映画だけれど、時代を問わず心を動かされる名画の1つ。
時代の変化によって、世界はものすごく変わったようにも思うけど、人生の価値観は昔も今も全く変わらないんだと思った。
すごく好きだ。

インターステラー(2014年製作の映画)

3.6

SF映画だけど、想像ができるくらい現実に寄っている感じがした。序盤のシーンが後半繋がっていく感じがワクワクした。グラビディとタイムいう英語がしばらく頭に残った。
特に時間については分かっていないことが
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(2020年製作の映画)

3.0

あの名曲の映画ということで鑑賞。
自分がイメージしている「糸」とは結構違ったけど、名曲「糸」には数えきれないほどのストーリーがあるんだろうなと思った。音楽ってすごいな。
榮倉奈々ちゃんの演技に引き込ま
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ハスラーズ(2019年製作の映画)

3.0

クライム映画はあまり見ないのですが、実話に基づいた映画が好きなので鑑賞。その当時、当たり前にあった世界なんだろうなと思いつつ、行きすぎては行けない、超えてはいけない線が何事もにもある。もちろん犯罪はダ>>続きを読む

恐竜が教えてくれたこと(2019年製作の映画)

3.7

「地球最後の恐竜は、自分が最後の恐竜だと知っていたのかな?」 と聞く11歳のサムがとても好き。答えはないけれど、地球最後の恐竜は、自分が最後の恐竜だとは知らなかったんじゃないかなと思った。
どの役も主
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MIRRORLIAR FILMS Season2(2022年製作の映画)

3.0

普段ショートフィルムを見ることがないので、10分そこらの時間でストーリーを作ることに単純にすごいなと思いつつ。
すごく好きな作品があったわけでも、飛ばしたい作品があったわけでもないのだけれど、所々にふ
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ずっと独身でいるつもり?(2021年製作の映画)

3.3

結婚してるか、してないか。子供がいるか、いないか。仕事ができるか、できないか。何かを持ってるか、持ってないか。
これまでも、これからも、いつもそんな目で人に見られて傷ついたり、もしかしたら傷つけていた
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ディア・エヴァン・ハンセン(2021年製作の映画)

3.3

孤独に苦しめられている子供や、自ら命を絶つ子供も多いと感じる昨今、孤独や貧困という社会問題がもたらした小さな嘘から始まる物語。

感動できる物語ではない。
共感できる物語でもない。
終わり方に納得もで
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ロング・ショット 僕と彼女のありえない恋(2019年製作の映画)

3.5

予想通りの結末だけど、ラブコメのお決まりなハッピーエンド感が好き。
フレッドが自分本位だったことに気付くところとか、シャーロットが人生の大切なものに気付いたところとか、誰でも共感できる人間的な部分が分
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さよならくちびる(2019年製作の映画)

3.2

単純でわかりやすい感情、わかっている感情を複雑にしてしまう女性のもどかしくも繊細な感じの描き方がよかった。
上手くいかないことが多いけど、素直で、不安定で、わがままで、自分勝手で、思いやりがあって、不
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天使のくれた時間(2000年製作の映画)

4.0

人生とは何か。幸せとは何か。
きっと皆それぞれ違うのだろうと思うし、
ただ生きていることだけでも意味のあることだと思うけれど、
人生の本質みたいなものに気付かせてくれるような映画かもしれない。
すごく
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第9地区(2009年製作の映画)

3.3

滅多にSFを見ることがないので、ドキドキしながら鑑賞。非現実的なのにだんだん、現実にありそうな感じに見えてくるから不思議。
自分達と違うものを排除する人間。
人間もエイリアンも関係なく自分たちの欲しい
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愛がなんだ(2018年製作の映画)

2.7

この映画みたいに露骨に表れてなくても、割と良くある男女のアレコレな気がした。微妙な表情や空気感がすごく良く伝わる。
誰の感情にも共感はできなかったけど、日本人独特の文化も垣間見える気がして、ほんの少し
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空に住む(2020年製作の映画)

2.7

多部未華子が見たくて、鑑賞。
一般的に重たい出来事も、一般的に軽い出来事も、どちらも同じような重みで描かれていて、感情をゆすぶられたりする何かはないけれど、そんなものだと言われているように感じた。

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