1958年、若かりし頃のトリュフォー短編。少年たちの原体験、みずみずしくてきゅっとなる。
U-NEXTありがとうーーー!のトリュフォー祭。いつもより早く起きたり、夜更かししたりしてでも全部観たいな◯>>続きを読む
オープニングの浮かれ様(?)からの、翻弄っぷりが終始楽しい。コミカルに映し出される敗北の様子、ラストも見どころ。
“今、我々は歴史を生きている”
「最近、知人が立て続けにルーブルへ行っていて…」と話す父が突然流し始めた本作。先週実家にて。
テンプル騎士団/シオン修道会など宗教に疎くなっていて序盤、ついていけるか>>続きを読む
あまりの裸の多さに “結局そういう映画かっ!”と一刀両断されそうなところ、なかなか魅力に富んでいると私は思いました(基本前情報無しで飛びこむのでびっくりはしたけれど!)
性的マイノリティも含めて嫌味な>>続きを読む
ヴァルダのドキュメンタリーは全部最高ね!彼女の好奇心と柔軟性、人への愛着のようなものが傑作へと押し上げる。ハンディ撮影。
ヴァルダの作品はどれも、映画とは、本当に魅力的で美しいツールだな〜〜と思えるの>>続きを読む
“誰かにしか手に入らないものは幸せって言わない。しょうもない。誰にでも手に入るものを幸せというの。”
生きる事が、こんなにも難しいなんて!若干、他者視点の演出(羅生門スタイル!)に無理はあるものの、>>続きを読む
エテックス初のカラー作品!ベッドドライブのシーン夢すぎる!彼の作品はシンプルな笑い・かわいさの中にも、シニカル要素をスパイスとして散りばめていて、ショットも美しいし本当に肌に合う。ジャックタチのような>>続きを読む
かわいいの大渋滞。エテックスの車アクシデントシリーズだ!!!とワクワクみてました◎
説明的な言葉を極力排し、映像と音のみで表現する映画らしい映画だ、と感心してしまう。なんて豊かなのだろう。
もはや視点自体が、映画になってしまうのかカウリスマキ。労働者三部作(中でも工場のショット)が好きなので、とっても濃厚な5分間でした◎
ポルトガルの地図も載っていない小さな村、ビコを撮影した作品。糸を紡ぐ婦人の様子、アコーディオンの音色、ずっと見ていられる〜
5分という時間、題材自体に興味を持たせるには十分な時間なんだ!と新たな発見。
『Here』鑑賞後に勉強してみて、移民問題・経済格差・人種差別などをより体感出来るかなと思ったけど、そうじゃない。本作はそういった不安要素を排除し、真夜中のブリュッセルを彷徨うカディジャを通して、人々>>続きを読む
ザ・フレンチ!深く読みとれば世の中の縮図のようで、今後も人生は劇的な変化もなく淡々と続いてゆくのかもしれないな〜と鑑賞していた。
“あなたは幸せ者よ” って他人に定義付けられるのシーンなんか嫌だ、悪>>続きを読む
OLD JOYを鑑賞した友人と、OLD JOYのような温もりのある本作を。映画=人生の等式があまりにもしっくり来る映画◎
“映画の主人公” らしからぬ、植物学者と移民労働者なふたりを優しく照らすバス・>>続きを読む
YOYO以来、一年振りのエテックス!
映画館の章『シネマトグラフ』とても好い。
オムニバスで見易く、チグハグで、それでいてキュートすぎるなんてもう涙出る!人生は喜劇よ。
自分の人生を自分のものにする。あとはオムレツ!
(鑑賞後しばらく空いてしまい、若干うる覚え。というより咀嚼しきれてないのかも…?)
女子同士くっついていても『仲良し』なだけなのに、男性同士だと同性愛だと言われる。集団の中で自分(たち)を知らされる、狭く恐ろしい子供の世界。ヒリヒリするセンシティブなカットの数々に感動、、かつての自分>>続きを読む
“密入国業者に人生を支配される 僕はまったく無力だった”
故郷は冷戦時代のアフガニスタン。ソ連崩壊後のロシアを経てデンマークへと亡命した、アミンのドキュメンタリーアニメ。本人の匿名性を高める事、回想>>続きを読む
“身体は生きたがっている”
パリ・オペラ座バレエ団の現役プルミエ・ダンスールであるマリオン・バルボー主演、本業ダンサーの皆様、そして振付師のホフェッシュ・シェクターが本人役を演じるなど(音楽も担当!>>続きを読む
アキ・カウリスマキの美学を詰めたとびきりチャーミングな“愛の物語”!今、観るべきマスターピースすぎる!北欧スタイルを築いた彼のファンだし、戦争を目の当たりにする昨今、引退を撤回してまで撮影したという本>>続きを読む
新年一発目。ヴィムの新作を映画館で観れる日が来るとは!昔の作品を観ていると不思議な感覚。
公衆トイレの清掃に従事する平山。ミニマリズム的生活を積極的に選択し、木々を慈しみ、人を助けられる彼はもう、禅>>続きを読む
昨年レビュー漏れしていた作品②
『グッドモーニング・バビロン!』で惹かれたタヴィアーニ兄弟が、兄の死後、弟が初めて単独で監督したという本作!
遺灰はローマからシチリアへ、不自由でちょっと可笑しな旅。>>続きを読む
昨年レビュー漏れしていた作品①
ブルジョワ一家のメイドとして働くジャンヌ・モローの日記。というよりブニュエル視点で、相変わらずのブルジョワへの皮肉(毒気少なめ!)ブニュエルは人間観察の天才だと思う。
ハラスメントの海へ共に溺れそうになる体験型の今作。アシスタント時代と重なりグサグサと刺されてしまう業界系の人も多いのでは。私もかなりヒリヒリしたな、圧倒的リアリティ。トンマナタイプ〜!
サイレント期の代表作。ようやく!
ジャンヌ・ダルクの最期を力無く見届けるような97分、正直かなり苦しい。
それにしても声の有無なんて重要ではない、と言わんばかりの圧倒的な映像。観れて良かった。
50年以上愛されているという、フランスの国民的絵本『プチ・ニコラ』実写化作品。
テンポ良くおちゃめでかわいい、賑やか!
“ママが将来なりたかったのは僕のママ。そうじゃなきゃ嫌だ”
“善意”
信仰を重んじる純粋無垢なベスが、最愛の夫に人生を狂わされる話。かなり悪趣味なラブストーリーで、監督を調べるとニンフォマニアックの(!)ラース・フォン・トリアーで納得。愛と信仰、そして救済。>>続きを読む
舞台は密室。ワンシーンで完結する会話劇。
支配、抑圧、崩壊。終始重苦しく破裂しそうな空気にストレスを感じるも、絵画性を追求する舞台のような映画は、映画らしくてとても好き。恋に身を滅ぼしてゆく姿は、痛々>>続きを読む
墓地のセールスマンであるシャオカン、不動産エージェントのメイ、路上販売のアーロン。とあるマンションの一室で、漂い続ける3人。コメディやサスペンスにも転がせそうな際どい設定が秀逸。
ラストシーンのような>>続きを読む