むるむるさんの映画レビュー・感想・評価

むるむる

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バグズ・ライフ(1998年製作の映画)

3.0

アリとキリギリス。絶妙なデフォルメとリアリティ。虫苦手な人が観れるかどうか微妙なライン…
バーで酒を出すように蚊にブラッディメアリーo型(だったかな?)を出すシーンは笑った。虫サイズだから水滴がぽよぽ
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イン・ハー・シューズ(2005年製作の映画)

3.5

子供の頃に観た作品を再視聴。
男を寝取るシーンと犬の散歩と詩の朗読シーンだけが記憶に刻まれていたのだが、今見ても寝取りシーンに衝撃を受けるし詩のシーンは好き。

「見た目ばかりが美しくて学がない」と周
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ミラベルと魔法だらけの家(2021年製作の映画)

3.2

ギフトをもらった家族と魔法の家っていう設定にはワクワクしたけど、期待したほどは盛り上がらなかった。
ギフトを得た家族と唯一得られなかった主人公を見せる構図的に複数の人物が目立ってくるので、少ない人物の
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レオン 完全版(1994年製作の映画)

4.3

学生時代にオリジナル版を観たっきり、久々の再視聴というか完全版初視聴。
昔より構成のうまさを感じたし語り継がれるのにも納得。

ゲイリーオールドマンのヤバ演技は記憶に残っていたけど、何度見てもヤバい。
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生きろ 島田叡 戦中最後の沖縄県知事(2021年製作の映画)

-

沖縄戦のドキュメンタリーや実話をもとにした作品はいくつか観ていたが、知事に焦点を当てたものは今回が初めてだった。
民主主義を重んじる知事がいてくれたことは救いだなあと思いつつ、こういう方も犠牲になった
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ジョン・レノン,ニューヨーク(2010年製作の映画)

4.3

ジョンレノンのドキュメンタリー「イマジン」を先に観たのだが、イマジンの方ではヨーコとジョンの別居が始まる理由を明言してなかったので、本作を見て具体的なキッカケあるやんけ!!と思った。

他にもオノヨー
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イマジン/ジョン・レノン(1988年製作の映画)

4.0

子供の頃、父が観ていたのをよくわからずぼーっと観た記憶。
当時はビートルズ的にはオノヨーコの存在が疎ましいのかなとか、ジョンレノンが好き勝手やってるのかなとかそんな印象を受けていたのだが、大人になって
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そして、バトンは渡された(2021年製作の映画)

3.1

このレビューはネタバレを含みます

速攻でみぃたん=優子、優子の失踪した母=梨花と気づきうる作品ではあるが、時系列の並びである程度はそらせる工夫ができていた…かな?

しかし壮大なオチ系ってわけでもないので、早めに気づいてしまっても普通
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二ノ国(2019年製作の映画)

2.3

ジブリっぽい作画のアニメかなーと思い見始めたけど全然ジブリではなかった。
原作のゲームがちょいジブリ関係しているがゆえにジブリ風の絵柄なんだろうけど、ジブリ制作ではないので作画を期待すると肩透かしをく
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グリッドマン ユニバース(2023年製作の映画)

4.0

アニメシリーズを観てないと置いてけぼりくらう系。
グリッドマンもダイナゼノンも好きな人なら楽しめると思う。そうじゃない人には刺さらないと思う…

両方とも好きだったけど観たのがだいぶ前なのでうろ覚えで
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ハリー・ポッターと賢者の石(2001年製作の映画)

4.5

久しぶりに視聴。やっぱり普通の人間視点で魔法世界に飛び込む形になる1作目のワクワク感すごい。

しかし小説で言う「なろう勝ち上がり」的な面白さも、不憫なところから報われるシンデレラストーリー的な面白さ
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イエスタデイ(2019年製作の映画)

3.8

「世界からビートルズが消えてしまったら」という設定だけ知ってた作品。
自分だけが未来の大ヒットを知ってる状態で過去に戻れたら…みたいな妄想あるあるを実際にやっていくストーリー。

ビートルズの音楽は偉
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ラストマイル(2024年製作の映画)

4.8

アンナチュラル・MIU404のスタッフ制作の時点で期待値が高かったのだが、それを越えて面白かった。
過去作の人物が出てくる系って過去作の人気にあぐらをかいてちょいクオリティ落ちる可能性あるよな…という
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心が叫びたがってるんだ。(2015年製作の映画)

3.0

あの花が合わなかったクチなのでどうかなと思ったがやっぱり合わなかった。
感動する人がいるのも理解はできる。

主要人物〜モブまで、細かな人物の言動や判断、考え方が引っかかってしまうので、私の人間に対す
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GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊(1995年製作の映画)

4.2

攻殻機動隊とはよく聞くが難解と聞くし、何から観たらいいんだ?予習が必要なのか?と身構えすぎてずっと観れなかった作品。
子供の頃によく知らず好奇心でいきなりイノセンスを観てわけわからなくなった記憶の抵抗
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シザーハンズ(1990年製作の映画)

3.0

有名なハグシーンだけ知っていた作品。
観てみたら思ったよりコメディだったし、ハグシーンがラストだと思いこんでいたので終わり方にびっくりした。

しかしなぜアメリカ映画のヒロインは明らかにやめといた方が
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パンダコパンダ 雨ふりサーカス(1973年製作の映画)

-

前作でも思ったけど、ジブリ世界観の原型を感じる。トトロやポニョ、千と千尋の神隠しあたりの描写を思い出した。

大雨で辺り一面が沈む、家の中でプカプカする、という話は児童小説とかでも見るしロマンがあるよ
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パンダコパンダ(1972年製作の映画)

-

ずっと作品名とキャラクターだけを知っていた作品。まさかネトフリで観れるとは知らなかった…

トトロの原型がここにあるなって感じ。
さつきばりにしっかりしてる上ものすごくポジティブポテンシャルにあふれた
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マトリックス レボリューションズ(2003年製作の映画)

3.5

三部作楽しめたが、個人的には1作目のインパクトが一番大きくて最後までそれを越えられなかった。
しかしこういう続きものとしてはちゃんとまとまっていたし、それぞれのカタルシスもあって良作だったと思う。
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マトリックス リローデッド(2003年製作の映画)

3.5

前作のラストで主人公チートみたいになっちゃったけど、こっからどうするんだ…?と思っていたら三國無双の趙雲みたいな大量モブ散らしアクション多めでちょっと笑ってしまった。「三國無双で見たことある動きだー!>>続きを読む

マトリックス(1999年製作の映画)

3.8

子供の頃に見て記憶ほぼ無くなってたので改めて視聴。
インパクトのあった、現実を知るシーンははっきり覚えてて「これこれ〜!」とテンション上がった。

今となっては近しい設定や世界観…もはや当たり前のよう
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ファーゴ(1996年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

何の前情報もなく見始め、「実話をもとにしている」というキャプションを受け止めて鑑賞。「うわーこれ実話なんか〜」と思いながら観る。

終盤、殺した相方を粉砕機にかけているシーンで「うわー、極悪非道な奴描
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ハッピー・デス・デイ 2U(2019年製作の映画)

3.2

数年前、ホラーは苦手なんだけどおすすめされて1作目を鑑賞し、「ホラーだけど、脅威に対して積極的に戦えるタイプだから怖くないやつだ!」とあまり怯えずに楽しんだ。
その感じで今回2作目を観たが、よりいっそ
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あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。(2023年製作の映画)

2.7

SNSでやけに批判されていたので、何事かと思って観てみた。
作品の題材や傾向的にストーリーの筋が予想できてしまうのは仕方ないとして、そこまでボコボコに批判されるほどの作品ではないのでは…と思った。
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砂の器(1974年製作の映画)

3.5

いつか見ようと思い続けていた作品。
松本清張氏の担当編集を務めていたという方の記事を読んだことをキッカケにようやく視聴。

読んだ記事には、
【(松本清張氏は)作品世界をよく理解した上で脚本家や演出家
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カラオケ行こ!(2024年製作の映画)

3.1

原作読了済み。和山やま先生の絵柄と笑いの空気感が好きで、映像化への期待感は薄かった。
映像化する時点でどんな作品も同一ではなくなるのも仕方ないと思ってはいたので、思い切って別物の新しいものを見る気持ち
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ガタカ(1997年製作の映画)

5.0

人生で一番好きな作品。

大学生の時に初めて観て胸を打たれて、年月を経て学生時代とは物の見方も考え方も変わった今、また観てどうだろう…?と心配だったのだが、やっぱり大好きだった。
いろんな映画作品を観
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金の国 水の国(2023年製作の映画)

3.2

原作未読。でも友人の評判がよく期待していた。
太めの女の子がヒロインな時点でちょっと甘くなってしまう自分もいた。コンプレックスなもんで…

国を跨ぐ恋愛物語のようで、争いを避けるべく奮闘する人々の物語
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十二人の怒れる男(1957年製作の映画)

3.8

大学の心理学の講義で見せてもらって大変面白かった記憶があり、久々に観た。
やっぱり面白い。

登場人物がおじさんだらけで白黒映画で、それぞれの人物が他人同士で名前も出てこない作りで、私のような相貌失認
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愛にイナズマ(2023年製作の映画)

3.5

徹夜疲弊中に流し見してしまったことを後悔しつつ、シラフで真正面から観るのはきつかったかもとも思う。

他の作品でも感じていたが、松岡茉優の生きづらさを抱えた人間演技がうますぎてダメージを喰らう。喋り方
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かがみの孤城(2022年製作の映画)

3.5

子供向け作品だと思った。
子供向けと言うと子供騙しという意味でとられそうだけど、本作は「今」を生きるのがしんどい子供達に向けられた作品だと思った。

大人やある程度作品に触れてきた人が観ると展開が予想
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あゝひめゆりの塔(1968年製作の映画)

-

吉永小百合の若い頃の演技を初めて見たかもしれない。モノクロの戦争映画に出演していたことにびっくりした。いつまでも若々しく見えるので、もっと後の方かと…

映画自体は戦争の悲惨さを伝えるという意味では良
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ドキュメンタリー沖縄戦 知られざる悲しみの記憶(2019年製作の映画)

-

戦争の悲惨さを知るのに「個人」の実体験を見ないとピンとこない…という人は意外と多く、自分もまた実在した個人の存在を知るのと知らないのとでは重みが変わる感覚もあるので、こういうドキュメンタリーは多くの人>>続きを読む

アルキメデスの大戦(2019年製作の映画)

3.1

時系列の構成がいいなと思った。初っ端沈む大和の悲惨な映像を見せて、「こんな泥舟を作らせてはいけない」「しかし阻止しようと動いているのに、結果的に作られてしまうのはなぜか」という動機を持って物語を追う形>>続きを読む

ゴールデンカムイ(2024年製作の映画)

3.0

原作をそこそこ読み込んだ作品の実写版はどうしてもハードルが上がってしまうので、どうかな…と思っていましたが、公開後SNSでの評判が意外とよく、観てみたら確かに思ったより良かった。

個人的にキャスティ
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シン・ゴジラ(2016年製作の映画)

3.8

公開当初映画館で鑑賞。ゴジラマイナスワンを観たので久々に再鑑賞。
王道のゴジラではない真新しさ、予想外の楽しさはやはりこちらの方が上だなと思った(しかし王道ゴジラには王道のロマンがあるので、そういう意
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