nnnさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

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NOPE/ノープ(2022年製作の映画)

3.8

ゲットアウト、アスと比べてホラー少なめSF強めという感じ。
少し肩透かしを食らった感はあったものの、ジョーダン・ピールらしい見せ方で、やはり引き込まれてしまう。
作品に散りばめられたメッセージとその繋
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レディ・バード(2017年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

ラストの故郷を離れて親の愛情を知って、固執してたレディバードという名前を捨てるシーン。親に感謝し始めるこの辺りから大人になっていく感じあるなぁと共感。
初めて運転して見る故郷の風景は愛おしく感じた。っ
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mid90s ミッドナインティーズ(2018年製作の映画)

3.9

少年らの青春を飾らずリアルなまま切り取ってて、その独特な空気感がそのまま伝わってくる。ちょっと懐かしい感じ。
夕暮れの道路をスケボーで下る画が良いんだよなあ

オールド(2021年製作の映画)

3.7

発想は面白いし、老いの表現の無理な感じもなかった。
伏線は全部回収されるし、結末もハッピー寄りエンドなので見た後はスッキリした。

アンダー・ザ・シルバーレイク(2018年製作の映画)

3.9

オカルト、都市伝説とかサブカル詰め込みまくったおとぎ話みたいな映画。
すべての描写の意味を考える必要はないし、考える意味も無さそう。

砂の器(1974年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

社会的な問題を題材にしたサスペンス
と言いつつ、そこが一つの伏線になっているところも好みの構成だった。
真相が明らかになりつつ、心に訴えかけてくるラストの演出は見事
だいぶ前の映画だが全然見れた

ぼくのエリ 200歳の少女(2008年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

ホラーというよりはダークな恋愛映画。
描写こそあるがホラーな演出はない。
少年の純粋な愛、美ヴァンパイア、北欧の景色とか美しさの中に溶け込むダークさが自然で雰囲気が良い。
解説を見るといろいろ細かい描
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パーマネント野ばら(2010年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

途中まではとある田舎町の男運の悪い女達のコメディかと思いきや、結末はとても切ない。

パンズ・ラビリンス(2006年製作の映画)

3.8

ホビットのデル・トロ監督の初期の頃の作品。キャラデザが良くて、ファンタジー描写は流石という感じ。
現実の戦争にファンタジー要素を貼り付けたようなストーリーだが、それがかえって子供と大人、ファンタジーと
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アマデウス(1984年製作の映画)

4.1

モーツァルトの数少ない理解者サリエリからみたモーツァルトの一生を描いた作品。
才能、交友関係、地位、経済力など対照的な2人がラストシーンで交わる展開は圧巻。
ジャケットも良い。

バグダッド・カフェ<ニュー・ディレクターズ・カット版>(1987年製作の映画)

4.0

ゆっくりした時間の中で、バラバラだったものが徐々にまとまっていくのが見ていて気持ち良い。
最初のシュールなケンカシーンはよくわからんかったけど笑

ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

少し引きのあるあらすじを見たので、何か起こるのを期待しながら見ていたが、映画は大きな起伏もなく淡々と進む。
完成度の高さは感じるが、内容はなんとなく分かったようで実際は良く分かってない。

“自分自身
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コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

是非映画館で見てほしい映画。
歌のシーンは全部良いし、
完全な無音の空間が出来るあの時間があるからこそ聾唖者への理解、共感が生まれてより感動するのかもしれない。
好きなシーンが沢山ある良い映画。

ラストレター(2020年製作の映画)

3.6

行動やセリフが不自然に感じてしまった。 特に大人は変なやつしかいなかった気がする。

ドント・ルック・アップ(2021年製作の映画)

4.1

けっこう好き
人間の滑稽な部分が存分に描かれてて面白い。リアリティとコメディのバランスも調度良い。邦画にはあんまりない感じ。
人を馬鹿にする才能あるわこの監督。

浅草キッド(2021年製作の映画)

4.1

たけしの物語と言いつつ、師匠深見を描いてるシーンが多かった。それだけたけしのルーツを語る上で深見は欠かせない存在なんでしょうね。
賞金を届けに行って再会するシーンからがめちゃめちゃ良い。深見の全ての言
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バジュランギおじさんと、小さな迷子(2015年製作の映画)

4.2

なんとなく結末は予想出来るのだが、それでも感動してしまう。結末に向かって丁寧に描かれているからかと思う。
その丁寧さと暗さがないからからインド映画は長くても見れてしまう。この作品性は文化的なとこから来
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ディパーテッド(2006年製作の映画)

4.0

シャイニング以外知らないけどジャックニコルソンいかつすぎてめちゃめちゃハマり役。スコセッシ映画のディカプリオは相変わらず良い。
終盤のどうなるのどうなるの感は好き。

tick, tick...BOOM!:チック、チック…ブーン!(2021年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

何の予備知識もなく鑑賞。
主人公のジョナサン・ラーソンは、ミュージカル作家としてブロードウェイを目指す。バイトをしながら気づけばもう30歳。焦りと苦悩を抱えながらも続けてこれたのは、応援してくれる親友
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スワロウテイル(1996年製作の映画)

3.8

架空の世界を作り上げてるのにチープさが無いのが良い。言語設定、風景などで作られた世界観に緻密な拘りがあるからか、配役も絶妙。岩井俊二監督の他の作品も見たくなった。

ボクたちはみんな大人になれなかった(2021年製作の映画)

3.9

ちょっと昔に聴いてた音楽とか、着てた服とか、見た風景とか思い出さずにはいられない。大人になる境い目みたいなものはなくて、生き方も考え方も人それぞれだけど、気づいたら年食ってて、若い頃の強烈な青さが懐か>>続きを読む

CUBE(1997年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

世間で最も生きづらいやつが活躍して生き残るのおもろい。

それでも夜は明ける(2013年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

アメリカ奴隷制度について徹底的に生生しく描いた作品。奴隷という立場の凄惨さを映像で上手く表現していると感じた。首を吊られたまましばらく映すシーンは忘れられない。
映像の中で12年の歳月を直接的に表現せ
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007/カジノ・ロワイヤル(2006年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

普段こういう映画は見ないからかもしれないが、序盤のアクションシーンから目が釘付けになった。流石ジェームズボンドと言わんばかりの紳士かっこいいを詰め込んだような作品。女に騙されるとこでさえもかっこいい。

9人の翻訳家 囚われたベストセラー(2019年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

久々のミステリー。
結末やトリックもまあ分からんなぁという感じ。
動機も納得できる。作品が作者の表現、意思と異なることなんて多々ありそう。日本の漫画がハリウッド映画化に失敗しているように言語の壁は高い
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TIME/タイム(2011年製作の映画)

3.6

タイムキーパーの人から親父の話聞けるかと思ったら補給し忘れで呆気なく逝ってしまった。スラム出身だしそういうのは気にしてるはず、、などなどストーリー展開がやや強引でいろいろもったいない映画。

リリーのすべて(2015年製作の映画)

4.1

エディレッドメインの変化を丁寧に描いてるから一層ゲルダに感情移入してしまう。当時は世間的に受け入れられなかったであろうトランスジェンダーの苦悩を持つ夫を、受け入れて前に進ませたその深い愛情がとても切な>>続きを読む

孤狼の血(2018年製作の映画)

4.0

役所広司がめちゃめちゃ良い。松坂桃李は若干爽やかすぎる気もするが、孤狼の血を受け継いでどんな感じになるのか次作も気になる。
あとなんで真珠を埋め込んでたの?金玉?

日本で一番悪い奴ら(2016年製作の映画)

3.9

フィクションでも可笑しくないような実話。組織全体が狂ってたから辿るべくして辿ったような結末だったが、事後処理含めて後味は悪い。
綾野剛よくヤクザとつるんでる気がするけどこういうアウトローな役が合う。
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THE GUILTY/ギルティ(2018年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

映像はほとんど主人公の電話シーン。なのに緊迫感も感じるからすごい。電話の声の情報だけで脳が映像を補間する感じ。
ストーリーはまぁまぁのハッピーエンド。

マンチェスター・バイ・ザ・シー(2016年製作の映画)

3.9

回想シーンを経るごとに主人公リーの境遇、表情の理由が理解出来てくる。大きな心の傷は簡単に癒えるものではなかったが、終盤ボートの上で見せた穏やかな表情は前を向き始めた兆しだと信じたい。

ミッドサマー ディレクターズカット版(2019年製作の映画)

3.9

多少細かいシーンは追加されてるけど劇的に変わるわけではないので通常版で良いかも

ザ・ピーナッツバター・ファルコン(2019年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

タイラーは成り行きでザックと旅をすることになったが、ザックとだったからこそ前を向くことが出来た。
"誕生日の願い事は全部君にあげるよ"
という純粋で優しい言葉に涙するタイラーとその景色が忘れられない。
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ブラック・クランズマン(2018年製作の映画)

3.7

人種差別の恐ろしさ、根深さがわかる作品。
エンターテイメントみたいな触れ込みだが、根底にある重さは常に感じる。