896さんの映画レビュー・感想・評価

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RUN/ラン(2020年製作の映画)

3.5

悪役である母親がシンプルにトチ狂ってるだけでキャラクター性に奥行きがなく、ただただ不条理を押し付けられてるだけって感じ
サスペンス・ホラーとしてはあまりに薄味

母親の振る舞いを不審に思った娘が、ハン
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グラディエーターII 英雄を呼ぶ声(2024年製作の映画)

4.0

ずっと前からポスターや予告編で見てたけど、やっぱりルシウスがマキシマスよろしく砂を手に擦り付ける仕草がアッチぃな
あれだけで「あぁ、観てよかったな」と思える。本作も前作も

ただ最初のほうはやっぱりマ
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レッド・ワン(2024年製作の映画)

3.9

クリスマスらしい多幸感に浸れるエンタメアクション!
だけど問題なのは、今別にまだクリスマスじゃないってこと
クリスマスの時期の劇場でこれを観れたなら、およそ3割増で気分が乗ったと思う
あと一ヶ月くらい
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対峙(2021年製作の映画)

4.0

話し合うトピックを最大限まで重苦しくして、一切のコメディ成分を取り除いた『おとなのけんか』って感じ

大人対大人の話し合いという体裁を保とうと必死に取り繕いながらも、一挙手一投足や言葉の端々からやり場
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イベリン 彼が生きた証(2024年製作の映画)

3.7

シンプルに、ゲーム内の再現VTRを作るのにどれだけのお金と時間がかかったのか気になる
まず再現VTRを作ろうと思える気概と熱意に拍手を送りたい
3次元パートだけでそれなりに泣けるドキュメンタリーを作れ
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ヒットマン(2023年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

主人公たちは、“殺人を委託した時点で有罪である”、という立場で動いている前提があることから、「殺人を依頼するに至った」ヒロインとの未来にはハッピーエンドは待っていないだろう、と推察されたが、その見立て>>続きを読む

2度目のはなればなれ(2023年製作の映画)

3.8

「もし、またどこかに行くところがあれば、私もいっしょに行くわ…。」
ポスターにて抜粋されている作中の台詞
これが最後の最後に回収された時、切ない感動に胸を貫かれた
戦争にも、長き月日にも決して引き裂か
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マルタのやさしい刺繍(2006年製作の映画)

3.7

可愛らしい風景が広がるスイスの片田舎の
可愛らしいおばあさまたちの物語だけども
新奇性のある物事の一切が疎まれ拒絶される閉鎖的な村の様相があまりにも可愛らしくない
ホッコリと腹立たしいが交互にやってき
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グラディエーター(2000年製作の映画)

3.9

観たい観たいとは思いつつも観られていなかった名作
グラディエーター2の封切りが間近とのことなので、この機会にと鑑賞

男臭いパワーの漲る150分
あっという間に過ぎていきました
明日をも知れぬ奴隷たち
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ソウX(2023年製作の映画)

3.8

「舐めてた◯◯が実は◯◯でした」のフォーマットを採用している映画に外れはほとんどない、、という印象がある
その系譜を踏襲した本作もまた同様にある程度の面白さが保証されている
ソウは大好きなシリーズなの
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花嫁はどこへ?(2024年製作の映画)

4.0

大味さが売りであり欠点でもあるボリウッドにしては非常にコンパクトにまとまっていて、オチの綺麗さにも100点満点をつけてあげたい

まず観進めていて戸惑うのは、インドにおける結婚の様式や慣習、それに対す
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ベルリン・天使の詩 4K レストア版(1987年製作の映画)

3.9

原題は「ベルリンの空」
英題は「欲望の翼」
どちらもテーマを捉えており簡潔で美しいタイトルだけど
邦題もなかなか悪くない
全編を彩る天使やベルリンの人々のモノローグはまさに詩的というか、ほとんど詩と呼
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憐れみの3章(2024年製作の映画)

4.0

ランティモスの中編作品を一気も3本も見れるとは、なんて贅沢な160分
それに長編作品並の濃度のランティモス・イズムがそれぞれの章に100%詰まってるから、いつもより濃厚な味わいが楽しめる
まさにファン
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レジェンド・オブ・フォール/果てしなき想い(1994年製作の映画)

4.0

ブラピが最もセクシーだったころの出演作の一つ
だけどやっぱり憧れちゃうのはアンソニー・ホプキンス
あんな教養があって、威厳があって、品があって、少し頑固だけど最後には人を尊重できるようなお父さんになり
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モンキーマン(2024年製作の映画)

3.8

中盤まではそれなりにありがちな復讐譚。
ただ同ジャンルの諸作と比較すると、主人公が因縁の仇敵と邂逅するまでかなり“巻き”で、そのターニングポイントから徐々に本作の個性となる要素──「ハヌマーンの伝承を
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初恋(2020年製作の映画)

3.8

登場人物たちの迂闊さ加減にとにかく笑える映画
ハードボイルド・バイオレンスを気取っているだけでやってることはコメディと言っていい
たけしのヤクザ映画みたいな乾いたブラックな笑いにも挑戦している様だった
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インサイド・ヘッド2(2024年製作の映画)

4.0

思春期の子どもの成長のプロセスを解像度高く分析する
整理して、言語化する
そのプロセスに沿ったストーリーを組み立てる
感情を擬人化し、その他精神的な営みの全てを何かに喩えて世界観を構築する
アドベンチ
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密輸 1970(2023年製作の映画)

3.8

複数勢力がそれぞれに思惑を持ってわちゃわちゃとバトルロワイヤルを繰り広げるこういう映画、大好き

序盤から中盤にかけてテンポが少しダレるのが気になったけど、そこからは予想を裏切る怒涛の展開で、見どころ
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ツイスターズ(2024年製作の映画)

3.9

どの程度の範囲のエリアで起こってることなのかいまいち分からないんだけど、見た感じ結構狭いエリアの中の話っぽいよね
意外とこんなもんなのかもしれないけど、一定のエリアの中で何故これほど竜巻が乱発するのか
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ポライト・ソサエティ(2023年製作の映画)

3.7

本作において見どころであるアクションシーンについてだけども
アクションの過激さにストーリーが全くついていけてないのが笑える
喧嘩とか小競り合いみたいな、“争いの初期段階”みたいな概念が全くなくて、すぐ
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バスターのバラード(2018年製作の映画)

3.9

6篇のショートストーリーからなるオムニバス作品。
それぞれ別の個性を持ちながらも時代設定や“死”を軸に据えているのは同じで、どこか常に一本筋が入っている印象。オムニバスの好例と言える作品だったと感じた
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フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン(2024年製作の映画)

3.9

コメディ・ロマンス・感動という、良質な王道エンタメを構成する3本の柱が絶妙なバランスで並び立っていて、頭から爪先まで安心して鑑賞を楽しめる作りになっている

そもそも、土台となる実話がスペクタクルすぎ
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エルカミーノ: ブレイキング・バッド THE MOVIE(2019年製作の映画)

3.9

ブレイキング・バッド、ベター・コール・ソウル見て、最後ここに辿り着いた
この一作を単体として評価するには、あまりに背負う歴史が重すぎる
安心したのは、総集編みたいな作りにせず、「シリーズを見ていない人
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フェラーリ(2023年製作の映画)

3.5

メインビジュアルに“魂が、高鳴る。”とあるけど、その通りに魂が高鳴る展開に至るまでかなり長く、そこまでは一貫して華も見せ場もない映画(車に対する興味が薄い自分からしたら)だった
ポジティブな言い方をす
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チャーリー(2022年製作の映画)

3.8

予告3回見て3回泣いてたんで
まあ泣くだろうなと思って観て、普通に泣きましたね

もちろんちゃんと泣かせるだけじゃなくて、悪徳ブリーダーの存在に対する目配せもしっかりしてるし、「保護犬を飼おう」という
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秘密の森の、その向こう(2021年製作の映画)

3.7

子ども向け絵本の題材にもできそうな、優しくて愛おしい寓話だった

親子って、“血”によって強く結び付けられた絶対的な関係だけれども、決して踏み入れられない領域ってものはある
友達と家族になれないのと同
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ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ(2023年製作の映画)

4.6

絶妙なバランス感が心地よい
おセンチではないけど、心が震える
バカバカしくはないけど、笑顔になれる
押し付けがましくはないけど、学びがある

何かの要素に偏らせることなく、一つの軸を中心にしながら色ん
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キスから始まるものがたり2(2020年製作の映画)

3.6

忘れ去られ二度と戻ることのない青春のときめきをありがとう
2も楽しませていただきました

皆良い子なんだけど、皆面白いくらいに少しずつやらかしてる
10代のガキが色恋において正解の選択肢を選び続けるな
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ライド・オン(2023年製作の映画)

4.3

ジャッキー・チェンほどのキャリアを持つスターの主演作に対して
「人生の集大成」と銘打つなんて、相応の覚悟の覚悟があるんだろうな?
なんか『プロジェクトV』の時とかも同じような触れ込みを見たぞ?
本当に
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ストレンジ・ウェイ・オブ・ライフ(2023年製作の映画)

3.6

めっちゃ興味深い題材!
でも30分?短っ! 長編でやれよ!

っていうのが、視聴前の自分
視聴後の自分は

30分???? 短っ!!! 長編でやれよ!!!!!

って感じ
いやね、これは別にマイナスな
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マッドマックス:フュリオサ(2024年製作の映画)

4.0

あの線の細い淑女は一体どこへ……
完全に戦士の顔になったな、アニャ様
彼女以外いないだろ、と思わせるレベルでフュリオサを演じきったシャーリーズ・セロン先輩の影を突き放すという至難の業を見事に成し遂げた
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ブラック・フォン(2022年製作の映画)

3.7

フィニーを泳がせすぎやねんな、イーサン・ホーク
もう少し早く殺したほうがええで、と思わざるを得なかった
そもそもグラバーの目的とかパーソナリティがいまいち不明瞭なままで終わっちゃうから、消化不良なんだ
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