ドラムボさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

ドラムボ

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ベイビーわるきゅーれ 2ベイビー(2023年製作の映画)

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浮かれたり、はしゃいだりすることなく、前作のあのテイストはブレてなくていい。田坂さん宮内さんらのサブキャラ立ちが日常・非日常を行き来させるスパイスになってた。惜しむらくはあの兄弟がも少し極端に振り切っ>>続きを読む

エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

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家族と向き合っていくその過程は、近作で云えば成層圏から月そして火星へと進む人類が未だ目にしてない圧巻のランドスケープの只中へ連れ出された先に展開する父と子2人の人間が向き合う小さな人間ドラマだったとい>>続きを読む

シン・仮面ライダー(2023年製作の映画)

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ああ、そうか。あれか!と合点する、まるで伏線回収なエンドロールの演者クレジットが1番の驚き。所々に垣間見る初期ライダーの持ってたホラーぽいテイストや過大な暴力衝動に苦悩し涙する孤高さにはおお?と思わせ>>続きを読む

バビロン(2021年製作の映画)

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IMAXだったからか前列4列目だったからかは分からんけど没入は出来た。映画黎明期の悲喜こもごもな群像劇でしたが感情をグラグラと揺さぶられることもなく終わってしまい満腹感には至らず。マフィアのアングラク>>続きを読む

悪女/AKUJO(2017年製作の映画)

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冒頭の殺生場面は一瞬オッと思うも、血塗れでも淡々と進むとこから盛り上がれず。ウェディングドレスとライフルとか、ニキータを越えられない。ニキータもそんなに面白くはないが…

春原さんのうた(2021年製作の映画)

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多くを語らず観客に自分なりの答え合わせを委ねる作品。たぶん人生で最初のかなりの痛みを伴う喪失感から、生きる為の糧として仕事して、日々の暮らしを廻していく為に生活雑務をこなし、そして食べて、笑って、話し>>続きを読む

RRR(2022年製作の映画)

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キメポーズと歌と躍動と正義と愛のフルコース。もう無理お腹いっぱいと思いつつも取っ替え引っ替え寝落ちする間もなく3時間があっという間。アクションはキメっ!が優先らしく血湧き肉躍る感より優美さが勝ってたの>>続きを読む

ゲット・クレイジー(1983年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

様々な愛を横糸に織り込んで不謹慎を満遍なく散りばめた毒気が隠し味の笑いとブルースの子供であるロックンロールを燃料に面白いようにジャンジャカ燃え上がる実写版8ビートギャグ。勢いとイージーなノリはビル&テ>>続きを読む

モービウス(2022年製作の映画)

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自らを蝕む難病は刻々と進行し残された時間に追い詰められ禁忌に手を染め悪路を進まざるを得ない医師、手にした偉大なる悪の力の前で良心の呵責とはあまりに脆く次第に闇に飲まれていく友人、そんな2人が交錯してい>>続きを読む

すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

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例えば、大切だった人との死別、大切な人を失った人に何も出来なかったこと、普段は忘れたフリしてる人生で受けた深い傷もしかしたら今も癒えていない傷、そんな思い出を引っ張り出されて突きつけられもしたけれど、>>続きを読む

ある男(2022年製作の映画)

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抗えない血、抗えない血に抗う脆く強い意志、その意志を嘲笑う根拠のない固定観念(差別・偏見)、そんなものが幾層も積み重なっていく社会、そう考える【ある男】にとって人生は踏み外す余地さえない敷かれたレール>>続きを読む

パラレル・マザーズ(2021年製作の映画)

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子供の取り違えに直面する2人の母とスペイン内戦に未だ苦しめられる人々てのがどう結びつく?と思ったが観れば合点のいく作品。既にいない母と子の絆、身勝手な振る舞いで子を捨てた母との絆、同じ日に子を産んだ母>>続きを読む

愛と青春の旅だち(1982年製作の映画)

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今日床屋に行った際に聞こえてきた隣の店員と客の会話が
店員『こないだ偶然みた映画良かったんですよ。ハチに出てたなんとかギアが出てる』
客『それってリチャード・ギア?最近の?』
店員『いやっちょー昔っす
>>続きを読む

アメリカン・ユートピア(2020年製作の映画)

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ラストで掛かるオリジナル・ヘッズ最後の名曲Road to Nowhereはアメリカまだまだ道半ば、くよくよするなよしょげずに行こうぜ。て分断て絶望を目の当たりにしてなお希望を持ってあっけらかんと進むさ>>続きを読む

クリエイション・ストーリーズ 世界の音楽シーンを塗り替えた男(2021年製作の映画)

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山あり谷あり悲喜こもごもアラン・マッギーのクリエイション繁盛記。ラフィング・アップル〜ビフバンパウ、TVパーソナリティーズ、ジザメリ、プライマルが好きでボビー・ギレスピーの自伝も読んだ人なら、そこに記>>続きを読む

リトル・ミス・サンシャイン(2006年製作の映画)

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オリーブ可愛い。悪ノリなじいちゃんとはしゃぐさまもまた可愛い。子供ってホントこんな下世話なノリ好きだからなあ

秘密の森の、その向こう(2021年製作の映画)

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終始息づかいが聞こえて来るようにもの凄く静かで劇的な起伏もなく淡白でも観終わってもしばし余韻でじんわりとくる。主人公ネリーのこの歳の女の子にありがちな色んな感情を大人のようにはオモテに出さない分かりに>>続きを読む

バビロン(1980年製作の映画)

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故郷がイギリスというジャマイカ系移民2世の目線で見えるありふれた日常が徐々に差別や悪意が幅をきかせて怒りの袋小路へと追い込まれていくやるせないストーリーにはエンターテイメントとしてのけれん味だとかは皆>>続きを読む

ペイン・アンド・グローリー(2019年製作の映画)

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云●年前に映画館でアタメ以来!のアルモドバル&バンデラス。サルバドルを追うように上も下も白髪混じりになったこともあり放蕩の末にあの時のあの人の痛みと自らの後悔と回顧が少しだけ増えていくさまは今の自分に>>続きを読む

C・C・ライダー(1970年製作の映画)

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スーパーに入って商品棚から食パンやハム、チーズなどを抜いてサンドイッチをこしらえてパクつくサマは40数年経ってるのに思い出してしまうこんな雑で大らかさがアメリカなのか!と畦道の先の雑貨屋スーパー、駄菓>>続きを読む

NOPE/ノープ(2022年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

レイシズムとか米国事情を示唆するモチーフを折り込みつつ退屈せずに130分を観終わってみれば

これって潜らないト0マーズじゃん!!
とは云ってもディスりでもなく、家族の不幸から不穏な場面を挟みつつ煽っ
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ボイリング・ポイント/沸騰(2021年製作の映画)

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家族の為という大義名分で家族を軽んじて仕事以外を失いつつある凄腕シェフの或る晩を切り取ったワンショットムービー。仕事のヘマとか生活の中のヤラカシとか酸いも甘いもムダ遣いしてるからまあ共感しかないし、T>>続きを読む

進め!ジャガーズ 敵前上陸(1968年製作の映画)

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名画座のGS映画特集で観た記憶。所謂ガレージパンク耳でGSを聴いてたのでジャガーズはなんとなく…だったがこの映画に限っては、ヘルプシンドロームの中でも中々面白かった。

ラスト・ムービースター(2017年製作の映画)

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子供の時分にトランザムナンチャラとかキャノンボールに出てた胸毛とヒゲがメチャ濃い顔のオジサン程度にバート・レイノルズ知ってるクチだったので、挿入される作品は既視感ほぼゼロ。ここらに想い出があれば更に没>>続きを読む

ガール・ネクスト・ドア(2004年製作の映画)

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思ってたほどコメディ要素はなかったしストーリーがギクシャクしてたけど、ぼーっとしながらお色直しガンガンしまくりのエリシャ・カスバートショーケースを眺めてお気楽に観られて後味すっきり軽くて余韻が全く残ら>>続きを読む

未知との遭遇(1977年製作の映画)

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小学生の時分に従姉妹の姉さんに連れられて観て、踏切の接近遭遇からローカルな州道を滑走するように低空飛行して料金所をすり抜けガードレールの先の空をスッ飛んでいくUFOのリアルが所謂初SFX。当然この場面>>続きを読む

マイ・シークレット・ワールド(2014年製作の映画)

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個人的な備忘録として記してます。

ファンが直接話せた稀有な存在だったらしいアラームのオラが街のヒーロー的な身近さ(サラ誕生前夜クレアの証言)から始まり、不愉快極まりないサッチャーの新自由主義流れの悪
>>続きを読む

GSワンダーランド(2008年製作の映画)

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キラ星、それを追う衝動、無鉄砲、徒花、群がる山師、欲と金、ここでは咲かない次代の原石などなどが取り巻く稀代のムーブメントであったグループサウンズを今の価値観で余すところなく描き切った力作。ネオGSがな>>続きを読む