シルバーアップルズに始まりスーサイドに終わる、中原昌也選曲みたいなサントラだった
『REVOLUTION+1』みたく、センセーショナリズムに立脚した「反日極左の売国映画」かと思ったら、丁寧に作られていて感動した。手先の器用さはそこで生きるのね。
選別主義・申請主義によるスティグマ>>続きを読む
ずいぶん昔に観たと思うが、冒頭の”トラウマ”シーンはバッチリ覚えていた。ワンコをサスペンス要素にしてるのが上手い(もちろん助かる)。
『ヒズ・ガール・フライデー』を反転させたドラマ部分も抜群に面白い>>続きを読む
驚く=モノを落とし大声をあげる、みたいにベタな演出のオンパレード。
悲しげな場面では荘厳な音楽が鳴って雨が降り、人物たちは心の内をそのまま台詞にする。
新人の女の子が憧れの先輩の凶行を知って突如発狂す>>続きを読む
イラン、チリ、中米諸国への悪逆非道からして、ハマーショルド殺害はほぼ確。
白人至上主義団体サイマー……
『ナイロビの蜂』ジョン・ル・カレは知っていたのだろうか。
反ワクを笑ってはいられなくなる。
このレビューはネタバレを含みます
フィルモグラフィ中、自分で脚本を書いていないのは『ネブラスカ』と本作のみ。
偏屈な中高年が他者との交流を経て変化し、果ては自己犠牲的な行いをすることで苦い勝利を得るという『供述によるとペレイラは……』>>続きを読む
「岡林、だめだだめだ、それじゃあ空間が裏返って時間が逆に流れることになる。これじゃあ世界中が無茶苦茶になるぞ。お前は神様じゃないんだ」
オリジナルで好きな台詞はなくなっていた。
チョークで路面に書かれ>>続きを読む
畳み方はやりすぎ感がなくもない。
死体を愛し、共に虚無に落ち込んでスクリーンから消えた男の存在が忘れらない。
中学生ヤンキーの描写は鼻白むし音楽はとんでもなくダサいが、役者は魅力的。
143のタトゥーにソケットから充電、「実は~だった」幻覚と、ツイスト&伏線回収のてんこ盛りで一瞬たりとも飽きさせないのはさすがアメリカ映画。動画を見返して不倫に気づくのは『フェイブルマンズ』を想起。
時間が経つにつれて評価がじわじわ上がる。
『アンダー・ザ・スキン』の捕食シーンもそうだが、ストーリーを損なわない程度の実験的意匠の差し込み具合が丁度いい。
「世界史上最悪の悪夢のひとつのすぐ傍で繰り広>>続きを読む