ずいぶん昔に観たと思うが、冒頭の”トラウマ”シーンはバッチリ覚えていた。ワンコをサスペンス要素にしてるのが上手い(もちろん助かる)。
『ヒズ・ガール・フライデー』を反転させたドラマ部分も抜群に面白い。
奇人揃いのストーム・チェイサー集団はフィリップ・シーモア・ホフマンがいたり、『プライベート・ライアン』のアパムがいたり、『サクセッション』の長男がいたりと、今みると無駄に豪華。
新車のトラックは絶対に貸さない!→貸してる。叔母の家には絶対行かない!→行ってる。『丹下左膳余話』みたいなクラシカルな編集もハマってる。
故加藤幹朗氏のスクリューボールコメディとしての『ツイスター』論が読み返したくなった。『映画館と観客の文化史』所収。