Kさんの映画レビュー・感想・評価

K

K

映画(549)
ドラマ(4)
アニメ(0)

哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.8


大好きなヨルゴス監督の新作ということで、もう居ても立ってもいられません。

映像、衣装、構成、ディティール然りいつもながらに監督の拘りが詰まっている。
最初は、ああこの感じ…変態映画か…(いい意味で
>>続きを読む

ファイブ・ナイツ・アット・フレディーズ(2023年製作の映画)

3.3

ゲーム実況で見てファンになったFNaF。
そこまでホラー要素はなかったが、原作に忠実で割と楽しめた。

ジョン・ウィック:コンセクエンス(2023年製作の映画)

4.8


ドルビーシネマで観た。あまりにもかっこいい以外の言葉が見つからなくて、文章が書けなかった。

222段の階段から落ちるシーン、一際存在感を放つ3人のアクション、誰でもない人のキャラクター性、カーアク
>>続きを読む

CLOSE/クロース(2022年製作の映画)

3.8


強くなることは我慢することじゃない。
二人だけが分かっていればそれでいいと思うのに、みんな人を放っておけないところは現代社会にも通ずるところがあると感じた。

悲しみよさようなら(1990年製作の映画)

3.5


ウィノナ・ライダーが可愛い。
この時代のファッションとピンクの相性抜群!

キングス・オブ・サマー(2013年製作の映画)

3.3


夏の終わりに

子供は早く大人になりたいけれど、大人はまだ大人になりきれなかったりする

ビアジオの印象が強く残る

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

3.5


どこからどう見てもちゃんと宮崎駿の作品だった

わたしはまだこれしか言えない

ガール・ピクチャー(2022年製作の映画)

3.5


女の子って本当に可愛い!
繊細で、可愛くなるために忙しくて、
みんな大人っぽいのに少女らしさはまだ抜けなくて、、

フィンランドのガールズムービー最高でした

恋人はアンバー(2020年製作の映画)

3.3

なれないものになろうと踠いてる時ほど苦しいことはない。監督はその痛みをできるだけコミカルに描くことで暗くならないようにしていたけれど、内容はシリアスだった。

周囲から求められる理想像と自分を比べて落
>>続きを読む

Pearl パール(2022年製作の映画)

3.6


ミア・ゴスによるミア・ゴスのためのシリアルキラー。

個人的には思ったよりグロくなくて、むしろファッションテイストの割合が大きく、大ぶりなリボンや70年代の赤いドレス、デニムのオーバーオールが新たな
>>続きを読む

バービー(2023年製作の映画)

4.6

グレタ・ガーウィグ監督の作品が大好きで、いつだってどんな自分でも肯定してくれる。

20センチュリーウーマンを観た時もそんな気持ちにさせられた。この映画は「カップルで観たら気まずくなる」と聞いていたの
>>続きを読む

怪物(2023年製作の映画)

4.7


わたしはどれだけ最初に多角的な視点からこのストーリーを想像できただろうか。
どれだけ登場人物の背景を考えられただろうか。

観てから数分は動けなかった。別に怖いものを観たわけでもないのに、動悸が止ま
>>続きを読む

ボーンズ アンド オール(2022年製作の映画)

3.8


血だらけでも美しいティモシー、この映画でしか観られないんじゃない?
個人的には、テイラーの優しい眼差しの中にある強い意志を感じる瞳と控えめな話し方が好きなので、この作品とマッチしていて魅力的だった。
>>続きを読む

aftersun/アフターサン(2022年製作の映画)

4.3


衝撃的だった。
夏ってどうしてあんなに記憶に残るんだろう。
子どもの時に父親や母親と過ごした思い出はどうして断片的だとしても強く思い起こすんだろう。

そう思ったら、わたしも子どもと関わった時にその
>>続きを読む

Never Goin' Back ネバー・ゴーイン・バック(2018年製作の映画)

3.5


ティーンエイジャーっていつでも最強なの。
いつだって2人ならどんな困難にぶち当たっても何とかなっちゃう!表向きはそんな感じ。
フロリダプロジェクトに近いような境遇だったり、ドラッグが常にある状況は違
>>続きを読む

ファイト・クラブ(1999年製作の映画)

4.0


イカれてる。イカれてるけどちゃんとイカしてる。
「生きている実感」をどこで感じるかは人それぞれ。生死を彷徨うシーンが何度かあったけど、のらりくらり生かされてるくらいなら自分で死を実感するくらい生の有
>>続きを読む

水の中のつぼみ(2007年製作の映画)

4.6

セリーヌ・シアマ監督の作品は沈黙や静寂の中に儚さや危うさがあり、それが変化する重要なときに音楽が流れる。
移り変わる表情や視線から戸惑いや躊躇い、痛みが感じられて、水の中でもがいているような彼女たちの
>>続きを読む

秘密の森の、その向こう(2021年製作の映画)

4.3


愛と喪失のお話だった。
テーマは軽くないのに、詩的な森と可愛い双子で御伽噺のようで微睡んでしまいそうになった。
大人も子供だったことを忘れてはいけないね。

セリーヌシアマ監督は必要なところで、必要
>>続きを読む

セイント・フランシス(2019年製作の映画)

4.5


間違いなく今年ベスト3に入る映画だった。

女性を取り巻くデリケートな問題を軽いタッチで描いている。ありのままを映されているけれど、深入りしていないから割とサラッと見れた。
何だろう、女性だから共感
>>続きを読む

リコリス・ピザ(2021年製作の映画)

3.3



ブラッドリークーパーに結局全部持っていかれたな〜(笑)

でも、音楽がとてもよかったな。映像も70年代が舞台でありながら作り込みすぎてない現実味のある色合いが良い。
ただ同い年でもあるアラナとゲイ
>>続きを読む

母へ捧げる僕たちのアリア(2021年製作の映画)

3.3


重い題材でありながら、ざらついたフィルムを通して観る描写の美しさに引き込まれる。

母を思って出会ったオペラ。それはいつしか少年の自分を表現できるものへ変化していく。真っ直ぐな瞳で、芯のある歌声でオ
>>続きを読む

カモン カモン(2021年製作の映画)

4.8


本当に優しくて温かくて素直で、それでいて現実的で厳しくて、いい意味で裏切られた。

こんなにも感情を揺さぶらせてくる映画だと思っていなかった。子供と大人の会話の掛け合いが楽しめるような可愛い映画だと
>>続きを読む

ベルファスト(2021年製作の映画)

3.8


なんだか子供の頃の純粋な心を忘れていたような気がして、温かい気持ちになったなあ。

故郷と家族が大きいテーマだと思うんだけど、それより好きな女の子を思う少年の純粋さにやられた。席が隣になりたいから算
>>続きを読む

ハッチング―孵化―(2022年製作の映画)

3.5


想像していたより、ホラーから離れた作品だった。ダークファンタジーSFファニーゲームへレディタリーエイリアンという感じでした…

とにかくアッリの存在感がすごい。多分フォルムなんだろうなあ…アッリがテ
>>続きを読む

街の上で(2019年製作の映画)

3.5


邦画のぎこちない演技感が苦手だ。
でも、この映画はそのぎこちなさを逆手にとって、リアルな空気感と会話の噛み合わなさをできるとこまで留めて見せつけているところがとても良かった。

違和感を心地よさに変
>>続きを読む

TITANE/チタン(2021年製作の映画)

4.8


好きです…とにかく私の好きな要素が詰まってる。

RAWと同等、世界観は維持されたままヴァイオレンスアクション、ジェンダー、依存性、女性のあらゆる痛みを描き、愛と狂気を絡ませている何もかも未知数な映
>>続きを読む

WAVES/ウェイブス(2019年製作の映画)

3.3

想像していたよりも、痛みや喪失がリアルで全体的に重苦しかった。

タイラーの内に秘めていた負の感情が徐々に外に押し出されていくのに観ている者はそれを止めることができないのが苦しかった。

事情を知りな
>>続きを読む

ドント・ルック・アップ(2021年製作の映画)

3.7


社会風刺とブラックコメディ。
豪華なキャストを豪華に扱わないところがまたこの映画の魅力で、台詞の皮肉っぷりが至る所で笑えた。

人間は愚かだ…最終的には神に祈ることしかできないなんて、昔から変わって
>>続きを読む

ミスター・ガラス(2019年製作の映画)

3.7


まさか涙を誘うシーンがあるなんて…
マカヴォイの演技が本当にすごい…あんなにすぐ人格が変化する様を表現できることって並大抵ではないなと思う…

言いたいことはたくさんあるけど、語彙力が追いつかないの
>>続きを読む

アンブレイカブル(2000年製作の映画)

3.0

ミスターガラスが観たくて鑑賞。

ダークな雰囲気ながらも、自分の存在意義を探しながらヒーロー誕生までを描いているお話。

ストーリーは好きなんだけど、ラストに持ってくるまでが少し重たく感じた。
全体的
>>続きを読む

スパイダーマン:ホームカミング(2017年製作の映画)

3.5

スパイダーマンシリーズは、サム・ライミ版しか観てなかったが、最新版映画公開を機に鑑賞。

どうしてもサム・ライミ版ピーターが忘れられないが…これはこれで青春にもスポットを当てていて可愛かった。

>|