大好きなヨルゴス監督の新作ということで、もう居ても立ってもいられません。
映像、衣装、構成、ディティール然りいつもながらに監督の拘りが詰まっている。
最初は、ああこの感じ…変態映画か…(いい意味で)と思いながらも、観終わる頃にはいい重さがちゃんと残っているところが凄い。
エマ・ストーンの演技力には脱帽ですね。
見た目は変わらずとも人間の成長過程がはっきりと伝わる。
私たちも皆も哀れなるものたちとして生まれ、あらゆるものを経験することで世界を知ることができる。今までのヨルゴス監督の作品の中でも哲学的で、気づきや学びの多い作品だった。