アルパカメタルさんの映画レビュー・感想・評価 - 39ページ目

グロリア(1980年製作の映画)

3.3

「レオン」の元ネタ?「レオン」は嫌いではないんだけど2人の関係性に少しばかりの気持ち悪さがあったよなあなんて印象なんだけどこれは距離感がちょうどよくて、どっちかというとサラッと見れてしまった。それがい>>続きを読む

長いお別れ(2019年製作の映画)

3.1

なんか綺麗な話だなという印象に尽きる。

中野量太監督らしく少し変なコメディセンスは健在なんだけど、やはり原作モノとなると賢くまとまってしまうよね。

ガンバレとかうるせぇ(2014年製作の映画)

3.5

すごい好きだわ佐藤快磨監督。

制作から6年経ってるので初々しくもこの頃から独特な佇まいを見せる堀春菜と制作は前後するけど「愛うつつ」の演技が本当に素晴らしかった細川岳。この2人だけでも充分見て価値あ
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#平成最後映画(2019年製作の映画)

3.3

「たとえば世界の終わり」「ワールズエンズファンクラブ」がダントツ。
次点で「視線不外交」。
公募組でこれからこの監督の他の作品を見てみたいと思ったのが「決まった?」「変遷」。

「たとえば世界の終わり
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歩けない僕らは(2018年製作の映画)

3.4

歩けない僕“ら”は。

主人公は理学療法士で、ビジュアルも医療モノ感満載だけどやっぱりそこじゃなくて安心した。

佐藤快磨監督、「壊れ始めてる、ヘイヘイヘイ」が衝撃的に好きでずっと他の作品を観たいって
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愛うつつ(2018年製作の映画)

3.8

好きだからやりたい女と、好きだからやれない男。わたしの説明が雑すぎてピンク映画の紹介文みたいになってしまったけど、すごく丁寧で繊細な映画でした。

愛欲と性欲は別物か、という主題。下手くそな描き方をし
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ファミリー☆ウォーズ(2018年製作の映画)

3.4

阪本裕吾の映画に「倫理」という言葉は存在しない。

暴力やグロに振り切れただけの作家ならいくらでもいるけど彼の映画はいつもスタイリッシュというか笑わせにかかってくるところもしっかり笑えるハイセンスさも
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やりたいふたり 寝取られの美学(2019年製作の映画)

3.6

ピンクだけでなく一般映画もこのトーン感で行った方が爆ハネするのでは?!という期待しかない一般映画を撮る監督の素晴らしきピンク映画だった。こんなの見せられたら文句ないよ。しっかりエロいし、しっかり話が面>>続きを読む

ミドリムシの夢(2019年製作の映画)

2.6

「駐車監視員」という目の付け所はユニークだけどその小さい世界がそのまま映画に、って感じ。

群像劇としての構成はうまかったけど、人物が記号的すぎる。会話が肝な作りなのにセリフが薄っぺらく感じてどうにも
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街の上で(2019年製作の映画)

4.0

この街も、この人たちも愛しさしかない。

「愛がなんだ」は別に今泉監督じゃなくても、このご時世ヒットしたんじゃないかとすら思ってて、やっぱり「サッドティー」と個人的には「パンバス」、というか自分今泉好
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最後の1本 ペニス博物館の珍コレクション(2012年製作の映画)

3.2

この映画を大絶賛してた某氏にお会いする前に...と焦って観た。

いやこれは男性にじゃないと熱さがわかんないんじゃないかなあ。笑
途中から「この人らは何にこんなに執着してんねん」というツッコミしか脳内
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フライド・グリーン・トマト(1991年製作の映画)

3.4

親友とか恋人とかそんな風になにかを定義するためだけの言葉は必要ないな〜と感じた。そこにある関係が他者からどう見えようと自分たちが繋がってられればそれでいい。

お米とおっぱい。(2011年製作の映画)

2.2

「12人の優しい日本人」がやりたいんだろうけど、本当にキツかった。これを100分観せられるのはただの拷問。以後の上田監督の作品のパイロット的な位置付けとして見るという楽しみ方もあるけど、それにしても長>>続きを読む

建築学概論(2012年製作の映画)

3.0

かなり評判がいいというか、周りにも好きな人が多いからいつかは観ないと!って思ってた映画なんだけども。

...なんかこういうの見過ぎてなんも響かんかった。

さよならテレビ(2019年製作の映画)

4.0

ハイ、ど傑作。

わたしテレビマンだったことあるんでもう観てる最中気が気でなかった。
まずテレビの人間がこんな作品を撮ったこと、それを許容してくれる東海テレビの懐の深さに拍手。

メタ構造である点につ
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男の優しさは全部下心なんですって(2019年製作の映画)

4.0

やっぱり、のむらなお。

彼女は本当に聡明なんですよ。それでいてこんな作品を作れる。

前半は存分に笑いどころを作って終盤ダウナーな主題に持っていく。あれ?これって「からっぽ」と一緒じゃん。

いいん
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たまつきの夢(2019年製作の映画)

3.0

語りきれてない感が否めなかったんだけど実は長尺ver.があるパターン?!
もっと観たいです。観せてください。

うるう年の少女(2014年製作の映画)

3.1

どん詰まり感ある29歳女の話。

天野監督は「放課後ロスト」内の短編しかしらなかったからこういう話を撮る人なのかという驚き。

どん詰まりすぎて最後まで上手くいくな!!と願ってしまう自分がいた。なんで
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言えない気持ちに蓋をして(2019年製作の映画)

3.3

川上さんやっぱ演技上手だよな。セリフが良い。やはり脚本。

この主演×監督×脚本の3人の組み合わせはOPの至宝。

追い風(2019年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

今まで自分自身を撮り続けてきた安楽涼監督が他人を撮る。それだけで彼らのこれからのターニングポイントのような作品。と言いつつも自分は自分だし結局他人は他人だよなぁ、と少し冷静な目で観てしまった。

「1
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魔法少年☆ワイルドバージン(2018年製作の映画)

3.3

宇賀那監督の映画は、やりたい放題やっても最後「いいもの見たな〜」って気にさせてくれる優しさが好き。これも終始下ネタで終始笑えるんだけど例に漏れず。

死んだほうがマシーン(2019年製作の映画)

2.8

タイトル、すごすぎない?!と見る前に期待してしまったけど内容に対しての裏切られ方は少し悪い方に転んでしまったかも。

“死んだほうがまし”感がそこまで感じられなかった。

Afterimage(2019年製作の映画)

2.5

何も語れてなくないか...??尺が短いからとかそういうことではないよね...??

デッド寿司(2012年製作の映画)

3.1

井口昇監督のおバカ映画は本当に愛せる。愛してる。息抜きにちょうどいい。

たまご寿司ちゃん...!!

眠る虫(2019年製作の映画)

4.2

金子由里奈には世界がこう見えてるのか。

一見掴み所がないように見えるこの監督の今までの作品までもがこれを見ることによって少しだけ近くなった気がした。

そっと胸の中に大事にしまっておきたい作品と出会
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ゆうなぎ(2019年製作の映画)

3.2

サトウヒロキ良いなあ。いい役者さん発見。

撮影はすこぶる良い。エモーショナルな絵。(カメラマン、「左様なら」「真っ赤な星」の撮影してる人だった)
話は”死”を扱ってるのに扱いきれてない印象。惜しい。
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海辺の途中(2019年製作の映画)

3.2

兎丸愛美!!!!!!!!!!!となった。
本当に良い女優さん。「シスターフッド」「三つの朝」ときて確信。

殺さない彼と死なない彼女(2019年製作の映画)

4.3

「ももいろそらを」「ぼんとリンちゃん」という傑作を世に送り出した小林啓一監督のド商業映画ってことで楽しみにしてました。

序盤から「ぼんリン」さながらの基本ワンシーンワンカット、カメラは手持ち、被写界
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ロング・ウェイ・ノース 地球のてっぺん(2015年製作の映画)

3.1

シンプルイズベスト。絵も物語も。最近の日本のアニメとか、凝り過ぎたものを見続けていたからこそ感じるのかなあ。

GEEK BEEF BEAT(2019年製作の映画)

3.1

シンプルにいい話だった。
脚本が上手なんだよな、さすが鳥皮ささみ。
ちゃんとラストで感情が乗せられるってそういうことなんだと思います。

蒼波純の使い方よ。笑ったわ。

眉村ちあきのすべて(仮)(2019年製作の映画)

3.6

眉村ちあきってなんとなくしか知らんかったけど、めちゃくちゃ歌上手いのね。

一筋縄ではいかない"飛び道具枠"として楽しませていただきました(見てる最中は13回くらい「何を見せられてるんだ」という気持ち
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蝸牛(2019年製作の映画)

3.9

性、セックス。思春期につきものな題材を生々しくポップに。
生々しさとポップさの塩梅が絶妙。いい塩梅。
そしてドアノブロックの曲が最高。とりあえずサブスク開いて聴く「こっそり殺す」。

主人公の女の子は
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さよならくちびる(2019年製作の映画)

3.7

退廃的な空気の中の希望。
人物描写が足りてないとか、必要なくない?映ってるものが全てだろ。

そりゃあもう当たり前に嫌いたくないけど、本気で歩んできたからこそ道を違えることだってある。終わってほしくな
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ソウル・ミュージック(2019年製作の映画)

3.1

昔のムーラボ短編ってこういう一風変わったつくりのものばっかだったよなあ、って。