AONIさんの映画レビュー・感想・評価 - 8ページ目

AONI

AONI

映画(3188)
ドラマ(38)
アニメ(0)
  • List view
  • Grid view

太陽の季節(1956年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

頭でっかちで無理矢理感の否めない青春映画。こいつらのリッチな学生生活が半端じゃない!変に醒めた南田&長門カップルが、倦怠期を迎えたであろう実際の夫婦生活を想起させて笑える。

ヨットあるわ、別荘あるわ
>>続きを読む

われらの時代(1959年製作の映画)

3.0

外国人に対する敵意が凄い。
これが当時(1950年代)の若者の「リアル」だったんだろう。

孤独の人(1957年製作の映画)

3.5

皇太子との学友生活の日々。 色々と障壁ありそうだが、よく映画化できたな、と思う。

お忍びで街に出かけるエピソードは、なんか素敵だ。

怪猫岡崎騒動(1954年製作の映画)

3.0

3本目となると本人の迷いも無くなったのだろうか、入江たか子の化け猫メイクが迫力を増してきたような・・・。
守り札ともいうべき“観音菩薩像”といった小道具が登場するなど、ストーリー展開にも工夫がある。

怪猫有馬御殿(1953年製作の映画)

3.0

ラストの有名な首飛びシーンは必見。 化け猫なんかよりも、嫉妬して呪い殺そうとする女の執念の方が怖い。

道場破り(1964年製作の映画)

3.0

丹波が目立ちすぎ。どちらが主役なんだか・・・。

続・道場破り 問答無用(1964年製作の映画)

3.0

タイトルに偽りあり。「道場破り」ではなく「道場相続」を巡るお話。
丹波哲郎は、相変わらず目立ちすぎの大活躍。

淑女と髭(1931年製作の映画)

3.0

就活するに当たっては、学生時代に無造作に生やしてきた髪や髯を切って身綺麗にする。いつの世も同じだね。

戦前の小津監督がアメリカの風俗喜劇に心酔していたのは有名だが、こういうシニカルかつ漫画チックな作
>>続きを読む

赤西蠣太(1936年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

なんじゃこりゃ!シーンによってコロコロ変わる作風。予想を裏切る展開。ラストは何故かほのぼのしたホームドラマ風に!伊丹万作の変化球演出に初めて球を受けた私は戸惑うばかり。

「口封じ」といった隠密のハー
>>続きを読む

細雪(1950年製作の映画)

3.0

四姉妹と言いながら、主役はやはり高峰秀子はん。一人だけ洋服を着こなし、煙草を吹かす自由奔放なモダン・ガールぶり。関西弁も見事なもんだっせ。 後年の「タヌキ親父」でしか知らない田崎潤の二枚目ぶりも新鮮で>>続きを読む

沓掛時次郎(1929年製作の映画)

3.0

タイミング良い字幕画面の挿入がドラマを盛り上げる。かなり高度なモンタージュ技術を駆使する辻吉郎演出。

長谷川伸の戯曲の中でも、この物語はあまり好きになれない。殺した男の残した妻子が、簡単に仇相手を慕
>>続きを読む

家族会議(1936年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

西欧文化や洋画の影響を色濃く感じる作りだが、男女の恋愛描写に関しては控え目すぎて現代人の私にはもどかしく感じる。当時の邦画ではこれが限界なのであろうか。

恋愛には奥手な主人公。周囲の女性たちの方が積
>>続きを読む

ヒマラヤ杉に降る雪(1999年製作の映画)

3.0

工藤夕貴よりも、少女時代の鈴木杏の仕草にドキッとした。
スコット・ヒックス監督は罪な奴。

世界拳闘王(1933年製作の映画)

3.0

本物のボクサーが主役を演じる珍しい映画。
ウィリアム・パウエルとのおしどり夫婦探偵「影なき男」シリーズなどで、良妻賢母なイメージのあるマーナ・ロイも、本作ではまだお転婆な感じ。

「はじめの一歩」でも
>>続きを読む

継承盃(1992年製作の映画)

2.0

いわゆるノウハウ映画。伊丹十三が監督なら、もっと面白い作品になったかも。 「書上げ」ネタを引っ張る割に盛り上がらないし、馬鹿丁寧に再現される継承式も面白みがない。

続組織暴力(1967年製作の映画)

4.0

あくなき野望実現の為に既成の犯罪組織を食い荒らすヌーヴェルバーグやくざ=渡辺文雄に、思い通りにいかないとすぐ辞職を申し入れる直情型タフガイ=丹波刑事もタジタジ。

前作で試みられた実録路線への転換が、
>>続きを読む

昭和最大の顔役(1966年製作の映画)

2.5

現代やくざの勢力抗争を、着流しの任侠映画スタイルで描くものだから無理が出てくる。現世離れした鶴田や丹波の行動が浮きまくり。 伊藤雄之助がいくら非道なワル親分を演じたって、どこか愛嬌があり憎めない。

組織暴力(1967年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

実録やくざ路線の息吹。残酷で非情な犯罪組織の世界を描いた社会派ハードボイルド映画と思いきや、熱血チンピラ千葉ちゃんの青春残酷物語。

小派のやくざ組織同士の小競合いから、やがて代理戦争に発展し、最終的
>>続きを読む

日本暴力団 殺しの盃(1972年製作の映画)

2.0

丹波に叱られると、シュンと首をすくめるケダモノ山本麟一。まるで出来の悪いペット。 「あんたぁ~!!」終盤における工藤明子の暴走ぶりは爆笑モノ。

妖しい女声スキャットの入ったテーマ音楽が相当ダサい。ス
>>続きを読む

暴力団(1963年製作の映画)

3.0

『酔いどれ天使』で演じた熱血医師そのままの志村喬を登場させ、ストーリー展開は『汚れた顔の天使』という、過去の名画を堂々と頂いちゃう東映ヤクザムービー。クライマックスの鶴田浩二の大芝居は嫌いじゃない。

火垂るの墓(1988年製作の映画)

4.0

なぜこの作品をアニメに?いや、アニメだからこそ。
主役二人が下手な子役だったら、こんなにも感情移入できまい。

ごんぎつね(1985年製作の映画)

4.0

“SIMPLE IS BEST”の見本のような話。
ごんが実に愛らしい。だから余計に・・・。

風の歌を聴け(1981年製作の映画)

3.0

親友が自主製作した映画フィルムが、いい味を出していて、むしろ本編よりも見入ってしまった。

ロビイストの陰謀(2010年製作の映画)

3.0

詐取して儲けた大金を使ってか、『レッド・スコルピオン』なんてB級ハリウッド映画を製作しちゃうんだよね、この主人公のオジさん。
そういうところが、一映画ファンとしては憎めないところではある。

ロング・キス・グッドナイト(1996年製作の映画)

2.0

この脚本が当時破格の金額で競われた事実が信じられない。

(1960年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

ここは天国じゃないんだ かと言って地獄でもない いい奴ばかりじゃないけど 悪い奴ばかりでもない

彼等を見ていて、ザ・ブルーハーツの曲「Train Train」の歌詞の一節がふと頭に浮かんだ。

もし
>>続きを読む