排路さんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

排路

排路

映画(1394)
ドラマ(3)
アニメ(0)

(1963年製作の映画)

-

ずっと同じ話する母親、愛の鳥を手放さない娘もこわいぞ、やってる技法は、RRRと同じだと思う。インド人でなければ

ドーナツもり(2022年製作の映画)

-

こういう比喩にはうんざりするけど、主演の人はよかった。特に、常連客がまた新しいパートナー連れてきて、ドーナツ半分にしようって提案して返事待つとき、うんって言ってくれ〜って祈るショット。(相手が返事しな>>続きを読む

極北の怪異/極北のナヌーク(1922年製作の映画)

-

セイウチ狩りのシーンはこんにちの応援上映になりそう。カメラにむかって釣果を嬉しそうに見せるナヌークもいた。

ぬいぐるみとしゃべる人はやさしい(2023年製作の映画)

-

眠る虫で、時間が全く進まない悪夢をみたのを思い出した。いまならその理由がわかる気がする。作中人物みんなアイデンティティに悩んでばっかで、なかなか行動がないのがいちばん良くない。。演技のことはいわずもが>>続きを読む

Yenendi: les hommes qui font la pluie(原題)(1951年製作の映画)

-

フランス語、全くわかんないけど、粉が水の表面に溜まってる壺がいくつかのアングル・サイズで映ってること(形式主義的ヴィジュアル)、それが水路を伝っていって、鳥やヤギ?が生贄になって、雲が現れ雨が降る流れ>>続きを読む

チョビ髯大将(1926年製作の映画)

-

私有地につき立入禁止の標識を、あれはホームレス用だろとぬかして、芝生一面にゴミを散らかすシーンがよかった。

三文オペラ(1930年製作の映画)

-

Cタイプの衣裳を渡された時に寝始め、ギャングのボスが脱獄したときに起きた。悔しい…。

パンドラの箱(1929年製作の映画)

-

シネマヴェーラのパンフレットにラストシーンに本人は「彼女の幼いころからの夢が叶った」と書いたとあって、めちゃくちゃ長かったけど、頑張って最後までみれた。全くクリスマスに見えない濃霧のロンドンのストリー>>続きを読む

ミス・ヨーロッパ(1930年製作の映画)

-

ルルがタイピストで彼氏は新聞刷る仕事なので、カタカタガチャンガチャンと機械のけたたましいおとがずっと鳴ってる。トーキー移行期の作品としてはたぶん全然だめなんだろうけど、他にもカメラ、拡声器(Gaumo>>続きを読む

化石の森(1936年製作の映画)

-

会話劇も人物のあからさまにわかりやすすぎる知的労働者と肉体労働者の描き分けも面白いんだけど、映画としては全然面白くなかった。オフの処理が雑すぎるし、ときどき挿入される砂漠の道を転がる草木?のショットも>>続きを読む

港々に女あり(1928年製作の映画)

-

ずーっと見たかった初期ホークス…!
ルイーズブルックスがいつ登場するのか期待しながらみてた(わりと時間経ってからだった)けど彼女のスター性抜きにして、すっごいよかった。むしろ、ヴィクターマクラグレンが
>>続きを読む

(1928年製作の映画)

-

わたしの中で、ヴィスコンティの映画を観た後すごい疲労感を感じるのと同じような感じになって、その理由の糸口がつかめた気がする。
単に1人の人物の悲劇を見たいと思えないだけ。それにその悲劇が完全にコントロ
>>続きを読む

淪落の女の日記(1929年製作の映画)

-

ルイーズブルックスが感化院を抜け出すとき、仲間たちがみんなで指導員たちを抑えたり、日記を投げ合ったりするシーンの横移動がよかった。仲間のうちの1人が指導員のようにドラをたたいて指揮する姿の過激さとか、>>続きを読む

猫の食事/食事をする猫(1895年製作の映画)

-

ねこは犬のとは違い飼い主を主人と思っておらず、自分と同じねこだと思っている。そして、エサを持ってきてくれるねこだと。
明らかにフレームへのイン/アウトが演出されている。ねこのためのフレーミングであって
>>続きを読む

アメリカ消防夫の生活(1903年製作の映画)

5.0

時間的空間的に重複するアクションは、通常の語り方からみたらネガティブな引っかかりがあるけど、当時は異なる角度からもう一度みせることで主題であるレスキューのシーンを引き立ててたのではなかいかと思う。
>>続きを読む

イルマ・ヴェップ(1996年製作の映画)

-

二項対立の片方が誇張されて過ぎているし、マギーチャンが窓から出るのを後ろから安定したカメラで撮るのは見せ過ぎだけど、、
マギーチャンの身体の軽さはそういうところを感じさせないくらいよかった。
本来感じ
>>続きを読む

レ・ヴァンピール -吸血ギャング団-(1915年製作の映画)

-

3日間かけてひとつの映画みたの初めてだった。10部のFINが出た時の気持ちは忘れないようにしたい。

二羽の鳩(1949年製作の映画)

5.0

ギトリの映画はやっぱり室内劇の方が好き。
目線と同じ高さに頭像があり、アンティークの家具が展示されてるようにあって、演劇の小道具として用意されたような椅子と机とドアがある。度重なるあり得ない偶然、怒涛
>>続きを読む

新しい遺言(1936年製作の映画)

-

サッシャ・ギトリ特集@シネマヴェーラ最終日(わたしのなかでは)

召使はさっきここにいたからこっち側のドアから出てくると考えるまでもないくらい極めて自然なことすら、ギトリは主人たちが見ている方とは別の
>>続きを読む

夢を見ましょう(1936年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

相手の返事の隙を作らないでずっと愛を伝え続けるギトリ。
愛人が自分の家に来るまでの道のりを、めちゃくちゃ詳細に妄想するギトリ。
寝取った人妻との結婚の都合を合わせるためフル回転でその(同じく外泊してい
>>続きを読む

祖国の人々(1915年製作の映画)

-

芸の実写というキーワードがすごく良いなと思った。ギトリが王冠の真珠や彼らは9人の独身男だったで、真面目に順接で語る構成より優先したものについての説明がつく気がする。

役者(1948年製作の映画)

5.0

父と自身1人2役を演じるようになる、電話を隔ててタバコに火をつける仕草が重なる…感動した

デジレ(1937年製作の映画)

5.0

ギトリがシネマトグラフと濱口竜介に通じる、ジャンルノワールの少年時代を目撃できる祖国の人々と父を演じた役者と合わせて素晴らしい体験だった。

会入り口からは想像できない出口に辿り着く会話、交わらない召
>>続きを読む

チョコレートな人々(2022年製作の映画)

5.0

昨日今日と聞いていた坂口恭平+千葉雅也のトークで、経済の発生の話をしていたのと繋がった。パン屋さんからより儲かるチョコレート屋さんにあっさり転身したところとか、仕事内容よりシステムとか外側のことを考え>>続きを読む

あなたの微笑み(2022年製作の映画)

-

180°の切り返しがシークエンスを跨いで繰り返されていて、エンドロールには最後に映画館の座席で館主たちと渡辺紘文が2人並んで話す後ろ姿があった。目指すことがテーマのようだった。

ドラブル(1974年製作の映画)

-

イギリスの映画だ〜と感じたことしか思い出せない

真昼の死闘(1970年製作の映画)

-

後半の3つは相互不信が観客の方にも広がってるようだった。

幸運を!(1935年製作の映画)

-

洗練されたセリフそのものというより、個人的には会話の中で、いつソレを口にするんだという期待と煽りを持って楽しんでいると思った。もちろん2人でいれば楽しいねみたいなところに着地することでお互いの性欲が逆>>続きを読む

カドリーユ(1937年製作の映画)

-

警備員を振り払って着陸したハリウッドの俳優の方へ向かうファンたち(Hello, Parisのみじかいひとこと)、俳優がシャワーを浴びるまでの一連のシーン(靴が放り投げられるショットもあった)はサイレン>>続きを読む