96CHANGさんの映画レビュー・感想・評価

96CHANG

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縞模様のパジャマの少年(2008年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

心抉られる内容
無慈悲…だが歴史、史実とは時にフィクションより残酷だ

本作がノンフィクションというわけではないが
その時これに近い現実はいくつもあったはずである

必要な表現や台詞はぼかさず
不必要
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ミッシング(2024年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

これを胸糞と言ってしまう世の中よ
言語化出来ない不快感を胸糞と安易に形容してしまうのは危険な気がしてならない
ちなみに私の胸糞の定義からしてこの作品は全く胸糞でない

劇場版 空の境界/第五章 矛盾螺旋(2008年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

再視聴

対比構造はそのままに
円環構造と執拗なまでのループ表現をする実験的作品
故に一瞬でも油断するとたちまち置いていかれる難解さがある

中でも偽物と本物の対比構造が見事
円は偽物だが本物のように
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劇場版 空の境界/第四章 伽藍の洞(2008年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

再視聴

がらんどう、伽藍堂を
伽藍の洞と書いちゃうセンスよな

どうやって能力を手に入れたかどういう能力なのかという説明、チュートリアル回に違い印象でそれ以上それ以下でもない

劇場版 空の境界/第三章 痛覚残留(2007年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

再視聴

能力者バトルが見れる章
いつも息しているだけで自覚なしに何故かモテる主人公
非常にラノベっぽい

内容がハードで
演出、作画がシリアスだからチープさは感じずに見れる

ただ、最後の謎の台詞と
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劇場版 空の境界/第一章 俯瞰風景(2007年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

「我々は背負った罪によって道を選ぶのではなく、選んだ道で罪を背負うべきだからだ」

10年ぶりくらいに再視聴
「厨二病だ!」の一言では片付けられない難解で奥深い哲学世界へ連れて行ってくれる作品
ただし
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うずまき(2000年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

はるか昔に一度観て再視聴
これがまたひでぇ!
伊藤潤二の原作の1/50の良さだと覚悟して観た方がよい
良いのはdo asのエンドロール曲くらい笑

映像に色味はわりと雰囲気ある
音楽と演技とカメラワー
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N号棟(2021年製作の映画)

2.9

このレビューはネタバレを含みます

最近こういうの多いなぁ…
みなさんの言うとおり和製ミッドサマー
ミッドサマーほど下品ではない
ミッドサマーは下品が売りなので
下品さを消したら薄味になってしまった感

死生観についての言及は面白かった
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FALL/フォール(2022年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

殺人無しのハラハラドキドキを求めていたので楽しめた
ニーガンはやっぱり頼れる男😂

凶悪(2013年製作の映画)

3.0

なんだろう…なんか低クオリティ…
テンポも悪い
これだけキャスト良いのに…

正欲(2023年製作の映画)

3.9

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特殊な性癖をもつ人々の普遍的、根源的な人間としての欲求についての物語
マイノリティの話だが、誰にでもある繋がり/承認/相互理解の難しさという
悪化する現代病がテーマだと思う

マジョリティ・普通・一般
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リズと青い鳥(2018年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

再視聴

ずっと一緒にいたいけどいられない
友達と別の道を選ばざるを得ない経験や別れをした事がある人にじんわり染みるような作品

心汚れし私には百合に写り
それがノイズとなり全身全霊で好きにはなれない
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エクソシスト/ディレクターズ・カット版(2000年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

あれ。こんな映画だったけ?
全然覚えていなかった

退屈なほど静かで落ち着いた雰囲気で冗長
ホラー要素のあるアートフィルムといった印象

フレンチコネクションなどと言った超名作と同監督と思えない笑

ルックバック(2024年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

無理!当事者性がありすぎて無理!
もう冒頭10くらいの学級新聞後ろの席に回してドヤってるところからずっと泣いていた
芝居、演出、作画全てが良かった
そして音楽haruka namuraだったのか。最高
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みなに幸あれ(2023年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

評価は判断が難しい
良いのか悪いのか分からない
新しいようで新しくもないような
サンプリングが目立つ
テーマである「誰かの不幸の上に、誰かの幸せは成り立っている」は興味深い

この恐怖の既視感はなんだ
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七人の侍(1954年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

再視聴(でも人生2回目くらい?)

貧しさとは
豊かさとは
美しさとは
醜さとは
そういった事を熟考させられる対立構造が素晴らしい

相変わらずマンガ、アニメのような痛快さがあるが
群を抜いた深みと人
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用心棒(1961年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

再視聴
適当な名前を自身に付ける件
着物家紋も一緒にみえる
あばよ
肩を回す癖などから椿三十郎と同じ世界線なんだろう

こちらはもはや漫画とかアニメみたい
特にキャラクターとしての役割において
だが二
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椿三十郎(1962年製作の映画)

4.6

このレビューはネタバレを含みます

再視聴。何気に500本記念🎉

かっこいいとはこういう事だ
痛快極まりない
満足感がエグい

横スクロールな構図での一騎打ち
左斜め上に血ブシャーは
あらゆる領域でオマージュされている

仲代達矢の眼
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中村屋酒店の兄弟(2019年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

作り手と好きなものが一緒な気がした
「ゆれる」感

弟の目が謎にパキっててどういう事かと思ってたらそういう事か
ヒューマンドラマからいきなりのクライム要素ぶち込みは失敗しがちだけど
この作品は良かった
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機動警察パトレイバー THE MOVIE(1989年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

めちゃくちゃおもろい!
けどロボット属性が無い私はイマイチアツくなりきれず…
SF要素や謎解きはしっかり練られている
しかしまだ1990年にもなっていないのか…
でもやっぱり攻殻機動隊が好き

宗教的
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天使のたまご(1985年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

想像を絶するレベルでアートフィルムだった
昔の私は好きそう
今は私にはなかなかにしんどい
けど悪くないむしろ良い
故に人を選ぶ作品
映像で表現場面が多く台詞も最小限
天野喜孝の絵を見事にアニメーション
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富江replay(2000年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

宝生舞と窪塚洋介が私得だったけど
演出と脚本が酷い…

仄暗い水の底から(2001年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

視聴5回目くらい
母の不在という悲しみの連鎖というテーマが見事
Jホラー全盛期の流儀はしっかり守られていてずっと何も起きない
湿度120%な陰鬱さがずっと続く
ちなみに普通クソ怖い
クライマックスの入
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ルパン三世 カリオストロの城(1979年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

やっぱ面白かった
ハードボイルディーなかっこよさがある
コナンにも頻繁にあるけどふざけた声色からシリアスな声色に変わる芝居すげぇ
ジブリ作品と同じように絵に古さが全く無い…なんで?笑

動く絵として目
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そばかす(2022年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

孤独と向き合う覚悟が期待を違かった感
各登場人物の"個性"の前に根本的なディタッチメントがある気配がするが描かれない
私はこうゆう特性なんです
で片付けてしまうのはテーマとして勿体無い気がする

主人
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⻤太郎誕生 ゲゲゲの謎(2023年製作の映画)

3.0

思ったより頑張ってた
墓場鬼太郎の芸術性でやってくれれば最高だったな〜

エルカミーノ: ブレイキング・バッド THE MOVIE(2019年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

良くも悪くも2019年向けにチューニングされてしまった

まぁジェシーくらい少し良い事あってもよいよね?
でも実際ハッピーエンドになったら
普通…と思ってしまうのがこのシリーズの怖さ

邪願霊(1988年製作の映画)

2.4

このレビューはネタバレを含みます

Jホラーのオリジンだとか
その後時代の作品への影響は映り込み方具合くらいだろうか
重要な位置付けの作品らしいがまぁ〜退屈
そしてあまり怖くはない

現代から観ると今の日本人と話し方が、違いすぎてドキュ
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