ネックOフレックスさんの映画レビュー・感想・評価 - 21ページ目

ネックOフレックス

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一度も撃ってません(2020年製作の映画)

1.0

沢山の良いキャストが集結して豪華だけど、ストーリーの中身はかなりきびしかった。身内感がすごすぎて自分なんかが見ていいんだろうかという気分になってしまった。仲間はずれにされてしまったような気分であまり楽>>続きを読む

ウトヤ島、7月22日(2018年製作の映画)

1.0

長回しで臨場感はあるが、サバイバル的な話なのにリアル感に乏しく、フィクションの世界に吸い込まれすぎていて途中で飽きてきてしまいました。実際の事件を扱っているのであれば、こんなに脚色してエンタメにしちゃ>>続きを読む

その手に触れるまで(2019年製作の映画)

3.3

すごくいい映画だった。のに何かが残らない。そんな映画だった。

ストーリーも描写も絶対的に好みなはずなのにいまいち印象に残っていない。

見てて面白かったのにただ見てる感覚になってしまって入り込めなか
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ル・アーヴルの靴みがき(2011年製作の映画)

5.0

未鑑賞だった作品、やはりカウリスマキはハズレがない。

淡々としたストーリー展開にシュールすぎず、ユーモアに溢れた作品。

社会問題を根底にしつつも押し付けない感じが最高にいいです。

初期の頃から良
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ミッドナイト・スカイ(2020年製作の映画)

4.0

スリル満点のSFとは違い、静かに叙情的に訴えるような文学的なSFでした。

もちろん物語で起伏がある部分もありますが、異なるシチュエーションから徐々につながっていく感じは映像の壮大さとは裏腹に良い意味
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ジェイコブス・ラダー(1990年製作の映画)

5.0

どんでん返しというわけではないがラスト10分くらいでここまでうまくまとめるとは…という驚嘆の一作。

オカルトなのか、宗教ドラマなのか、ミステリーなのか、最後の最後まで予期出来ないようなバラバラの映像
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天使の涙(1995年製作の映画)

4.8

ウォンカーウァイ作品は雰囲気が被りがちですが、ハマればとんでもなくハマるとおもいます。

自分はとんでもなく好みのつぼにハマったのでこの作品も勿論好きでした。

詩的なナレーションを挟む感じ、編集の切
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ミスティック・リバー(2003年製作の映画)

3.7

完成度の高い作品ではあるものの、三人の過去の事件と現在との結びつきや細かい関係性などがどうしてももっと深いところの繋がりがあったほうが個人的に好きだった。

中盤はくどいくらいに心情に寄り添った描写
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ブルーノート・レコード ジャズを超えて(2018年製作の映画)

5.0

これでブルーノートのアーティストにはまり、ジャズにはまり、セロニアスモンクを知りました。
もともと大好きだったロバートグラスパーも沢山出てて世代超えて楽しめるドキュメンタリーだった。

ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー(2019年製作の映画)

5.0

青春映画とかティーンの映画はどうしても合わなくて…毎回嫌煙してましたが、この作品はそんな先入観を塗り替える自分的には今年公開の中のダントツ1番で面白い作品でした。

笑いあり、感動あり、なんとなくわか
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山の焚火(1985年製作の映画)

4.2

傑作でした。かなり、スローな展開でしたが後半怒涛でした。描写の美しさに陰鬱なストーリーが乗っかる感じが好みだし、人間らしさを感じました。考えさせられる作品だったので、誰かしらと一緒に見たほうが後々感想>>続きを読む

ポーラX(1999年製作の映画)

3.9

好きな感じだが、ストーリーはあまり腑に落ちなかったです…

バンドのところが印象に残るが強すぎてストーリーが消えてしまったような気がしました。

カラックスはこないだ見たボーイミーツガール のほうが
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愛の悪魔/フランシス・ベイコンの歪んだ肖像(1998年製作の映画)

4.8

革新的な描き方のラブストーリーに胸が熱くなった。

幻想のような現実のような曖昧な感じをハッキリさせずに進んでいく展開は他の映画でもあるが、これはもっと錯乱させるための演出じゃなくて芸術的な面での揺れ
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君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)

5.0

セクシャリティを超えたロマンス映画でした。

相手が異性だろうと同性だろうとそういうのを超えて人間としての恋愛を自然に描いているのが、本当にナチュラルでフラットだと私は思いました。

美しい風景も、エ
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コンクリートナイト(2013年製作の映画)

2.9

ストーリーはあまり好みではなかった。

ストーリー自体はロシア映画を見ているような感覚でした。
心情の移り変わりが自分には分かりにくくてモヤっとしてしまいました。

けれでも、白黒の感じと水や鏡、ガラ
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仮面/ペルソナ(1967年製作の映画)

5.0

実験映画の要素も含みつつ、人間の内面に踏み込んだ面白すぎるストーリーが好みすぎました。

もちろん分かりづらさはありますが、分かりづらさを超える感覚に身を委ねる感じが引き込まれます。
他のいわゆる難
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書を捨てよ町へ出よう(1971年製作の映画)

4.9

今の日本だとこんな映画は色々と問題がありすぎて撮れない映像のオンパレード

寺山修司の作品は何本か見ましたが、これが一番熱気が伝わってくるザ青春映画でした。

かなり長いけれど、アンニュイな色彩と前衛
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鵞鳥湖の夜(2019年製作の映画)

4.4

映像も美しいし編集のセンスも音の乗せ方もすべてが好みでした。

ウォンカーウァイ作品も大好きなので雰囲気が少し似ててさらにストーリーがサスペンスなのが好みすぎました。

千年女優(2001年製作の映画)

2.9

アニメ映画にあまり慣れていませんが、とても楽しむことができた作品でした。

ハッピーエンド、バッドエンドに捉われない表現や自分がイメージするアニメ自体を超える発想に目が釘付けになりました。

一途すぎ
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ベティ・ブルー/インテグラル 完全版(1992年製作の映画)

4.6

メンタルコントロールが難しい女と献身的な男…全く共感できないけど、見終わった後にずっしりと心が重くなった映画でした。

3時間耐えられないと思っていたら全く眠くならず余裕で鑑賞できた。

赤い闇 スターリンの冷たい大地で(2019年製作の映画)

3.1

淡々として展開はあるが一見すると少し地味に感じる映画でした。

悪い部分がなさすぎて逆に不安になりました。

とても安定していて見応えある作品でした。

大学の授業で教材として流してそうな作品かな…と
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