ネックOフレックスさんの映画レビュー・感想・評価 - 22ページ目

ネックOフレックス

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ヘンリー(1986年製作の映画)

4.3

サイコパスキラーの映画は何本か見ましたが、今までの中で一番でした。

アングストもとても素晴らしかったですが、個人的にはそれを上回る作品でした。

アングストがゲームのプレイヤーのように、主人公をひた
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ハイ・ライフ(2018年製作の映画)

4.9

設定がなかなかなくて気になっていた作品ですごく面白かったです。

展開もかなりテンポよく進むので見てて飽きないのも良かったです。

こういう映画にしては尺いっぱいに結構ダイナミックな動きを詰め込んだ
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魂のゆくえ(2017年製作の映画)

4.5

一昨年劇場で観て、おもしろかったけどラストに向かってどんどん宗教色が強くなってどう解釈していいのかわからなくてかなり戸惑った作品だった。

ところが、知らず知らずのうちに自分の心の底に強烈なインパクト
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ゲーム(1997年製作の映画)

3.9

衝撃のデカさはセブンだが、こちらはじわじわとくる感じがまた面白かったです。

あおりすぎない演出がフィンチャーっぽくて感情移入しやすかったです。

ハラハラ感よりも緻密さや正確さが出ててあまりないよう
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野火(2014年製作の映画)

5.0

去年に続き8/15にみました。
戦争を題材にする映画でも感動させたり哀れんだりするシーンを一切入れない地獄のような作品。

8/15に戦争映画をやって自分自身もっと知りたい思いが強いが、少ないのが現実
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ある船頭の話(2019年製作の映画)

3.6

オダギリジョーがこんな話をあたためていたんだな…というのが少し自分的には意外でしたが、本当に良い作品でした。

かなり地味で淡々としていますが、ラストまで結構どうなるか分からない展開で面白かったです。
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恋する惑星(1994年製作の映画)

4.3

三本目の鑑賞になったウォンカーウァイ監督の作品

ブエノスアイレス、欲望の翼と観てきて、ストーリーや描き方だったりには良い意味でも悪い意味でも似ていますが、そこが個人的には気持ちよく安心して観れて良か
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12モンキーズ(1995年製作の映画)

2.9

ラ・ジュテをこの間スクリーンで観て衝撃を受けてたまらずこの作品も鑑賞。

ラ・ジュテが短尺で白黒の静止画を基本としていたスタイルとはうってかわって、こちらはしっかりと長尺でカラーでエンターテイメント性
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破壊の日(2020年製作の映画)

3.4

あまり最近の邦画は自分的には好きな作品がなく、、豊田監督のは何本かDVDでだいぶ前に鑑賞済みでしたがすごく良かったのでとても期待して初めて豊田監督作品をスクリーンで鑑賞。

たしかにストーリー的にはも
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ラ・ジュテ(1962年製作の映画)

5.0

とんでもない傑作

フィルムの質感を感じながら大きいスクリーンで観れた事は絶対に忘れられない貴重な体験でした。

短編でとても変わった映画ですが、ものすごいです。

DVDの購入も検討中です。

アングスト/不安(1983年製作の映画)

3.7

かなり覚悟をしてやっと鑑賞。
あまりグロテスクなのは得意ではないですが、見れました。が、リアルさも相まって後味は悪いです。笑

前にフリッツホンカは鑑賞済みですが、フリッツは割とブラックユーモアを脚色
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ざくろの色(1971年製作の映画)

3.7

なんだこれはと思うような宗教的なカットの連続、繰り返される文言や鐘の音に終始圧倒される。

ストーリーは章に分かれていてリズミカルに進んでいく。
最初のカットからこれはやばいと思わざるを得ないような息
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誰がハマーショルドを殺したか(2019年製作の映画)

3.3

主観が入り乱れるドキュメンタリー

さも事実のように突きつけている部分も結局は事実なのかどうかは分からない

もやっとする部分も多いがどんどん引き込まれる

人物名や色んな話題がポンポン出てきて複雑で
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真夜中の虹(1988年製作の映画)

5.0

カウリスマキに凝りだしてまだ日は浅いものの、これで7本のカウリスマキ作品を鑑賞した。

どれも素晴らしかったけれども、その中でも特にこれはじんわりと余韻を残し、深い感動を与えてくれた作品。

カウリス
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タイムリミット 見知らぬ影(2018年製作の映画)

4.0

実はあまり期待はしていませんでしたが、
いい意味でくつがえされました。

最近多いような、細かい伏線を張って、終盤に回収して意味深な終わり方をして考えを委ねる感じとは一線を引いたかなり直球なスリラー作
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欲望の翼(1990年製作の映画)

5.0

美しいの一言です。

ブエノスアイレスも好みでしたが、
こちらもまたすごく好みでした。

ストーリーにものすごい起伏があるわけでもないのですが、美しい映像をだらだら見せるところとナレーションで短く区切
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エル・トポ(1970年製作の映画)

3.9

ホーリーマウンテンのみDVDで鑑賞済。
面白くて好みだったので映画館にてエル・トポもついに鑑賞してきました。

この人たちは何をやっているんだろう…笑というやっぱり終始ハテナが頭をうずめくような宗教的
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羊たちの沈黙(1990年製作の映画)

5.0

精神を研ぎ澄ます一作

色んな意味でアンソニーホプキンスに自分の精神を試されます。

クラリスと一対一で話すシーンは見ものです。

展開も練りこまれてて圧巻です

こんな陰湿で不気味な作品を有力候補を
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ミッドサマー(2019年製作の映画)

2.0

設定がユニークで面白いだけに期待値をあまりにも上げすぎていたかもしれません。

意味のある伏線もテーマもなんとなく、、な描き方だったのでもっと踏み込んだほうが好みでした。

残酷シーンやレイティング必
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パンドラの匣(2009年製作の映画)

4.6

キャストの素晴らしさと映画のアート的な要素が組み合わさった美しい一本です

文学的な表現を残しつつ映画に昇華して衣装や演出などは攻め込んでいた印象でした

笑える要素と現実を突きつけられるところが自然
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雪子さんの足音(2019年製作の映画)

3.7

ナチュラルなスリラー

古くさい感じが混ざり合ったあまりない邦画だった

最近公開の邦画は個人的に好みじゃない作品が多かったですが…
この作品はとても好みでした

おしゃれぶっているわけでもないが感性
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ブンミおじさんの森(2010年製作の映画)

4.4

キャッチーなタイトルだが内容は全然キャッチーじゃない 笑

非常に内容は難解で一回で掴むのは困難

正直今もストーリーは分からない

輪廻転生? 俗世と俗世から離れた神聖な場所?なのか…

特にラスト
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バグダッド・カフェ<ニュー・ディレクターズ・カット版>(1987年製作の映画)

4.9

「おしゃれ映画」にされがちで内容はあまりフォーカスされないことが多いような…

暖かくて素晴らしい作品です。物語もシンプルですがすごく面白いです。

ゆったりしているが、コメディ要素も感動的な要素もド
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夏至(2000年製作の映画)

3.6

ストーリー自体はあまりひねってあるわけではないが、映像の美しさが心に残る作品

話はシンプルだが日常をうまく切り取っていずっと眺めていられるような展開。

ミステリアスで耽美な雰囲気が漂っていて個人的
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千と千尋の神隠し(2001年製作の映画)

5.0

もう何回も見てる作品ですが、大きいスクリーンで見るのは初でした。

年齢を重ねた今見るとまた違ったふうに見れて良かったです。

感想ももはや必要ない名作です
スクリーンで見れて良かったです

胸騒ぎの恋人(2010年製作の映画)

5.0

ドラン作品は最新のジョンFドノヴァン以外全て鑑賞済みですが、自分的にはこれがダントツで好きでした

音楽の合わせ方がうまい

映像も美しく、出てくるファッションや色づかいもセンスを感じる

おしゃれ映
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サタンタンゴ(1994年製作の映画)

4.0

オールナイトで鑑賞

夜だったこともあり、なんだか悪夢を見ているようなそんな不思議な映画体験

映像黙示録という宣伝がどこかであったような気がするがまさにその言葉の通り

執拗な長回しはその村のドキュ
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フルスタリョフ、車を!(1998年製作の映画)

4.2


ネタバレ見てストーリーの概要は分かったものの今もなおイマイチ映像とリンクはしていない

セリフも関係のないセリフが多く登場する人も多い
主人公を見つけるのも一苦労

ここまで難解な映画は初めてだった
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セブン(1995年製作の映画)

5.0

言わずと知れたサスペンスの名作

スタイリッシュな映像と無駄のない音楽があって無機質な感じが際立ってます

後半一気にギアが入る感じがたまらなくハラハラする

DVDで監督などの解説付きのほうも見まし
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ソウ(2004年製作の映画)

5.0

これこそスリラー/サスペンスの大傑作

あまりに有名ですが、これは凄まじい衝撃でした

グロいが先行しがちなイメージのSAW作品ですが、このSAWとSAW II は非常にロジックの効いた素晴らしい映画
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THE GUILTY/ギルティ(2018年製作の映画)

3.8

声だけでも充分に頭の中で状況の画が出てきました

ワンシチュエーションのスリラーはこじつけっぽいものもあるような印象でしたが、これはかなり自然でした。
まったく現場は出てこないのに、、間違っている可能
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メモリーズ・オブ・サマー(2016年製作の映画)

4.9

去年見た映画で素晴らしかった作品の一つ

微妙な母と子の関係性にフォーカスしつつ、小説を一本読みきったような物語性と少年の心情の揺れを感じる事ができる名作。

冒頭のシーンからサスペンスフルでただの親
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レ・ミゼラブル(2019年製作の映画)

5.0

このジョージフロイドさんのショッキングな事件が起こる前(自粛になる前)に鑑賞した作品

公開期間の途中、残念なことに自粛期間でばたついている時期に差し掛かりなかなかフューチャーされず、非常にもったいな
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希望のかなた(2017年製作の映画)

4.7

自粛明け久しぶりの映画館で見た作品

自粛中にカウリスマキ作品は何本かDVDレンタルで見てすっかり心奪われていたのでスクリーンでカウリスマキが見れる!とワクワクして行った

結論から言うとこの映画、素
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