ぼぼし記録用さんの映画レビュー・感想・評価

ぼぼし記録用

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終わらない週末(2023年製作の映画)

3.3

あえての90年代の豪華キャスト。思わせぶりな役者の表情、不穏な音楽とカメラワーク。ネット社会への警鐘。面白そうな雰囲気だが長いわりに薄味な印象。シビルウォーを観た後では物足りないと感じるのは仕方がない>>続きを読む

アシュラ(2016年製作の映画)

3.7

お尻丸出しで叱責する市長とガラスの破片を笑いながら食う刑事。イカれた奴しか出てこない振り切った映画。
変なホラーよりよっぽど怖い。
韓国映画は後半エスカレートし過ぎるするパターン多いけど、それ込みでも
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ソウルの春(2023年製作の映画)

4.2

ややキャラ描写に恣意的な印象も受けるが、アレックスガーランドのシビルウォーと合わせて観るべき映画。
なにも知らずに観れば、かなり醜悪に描かれる人物が後の大統領になるのからかなりのバッドエンドです。この
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ノーウェア:漂流(2023年製作の映画)

3.6

密室の中、限られたアイテムを組み合わせて活路を見出す流れはゲームのようで面白い。絶望的な状況で必死に生きる姿は生々しくて終始恐怖を感じるが、背景にある付け足し程度のディストピア設定で現実感が薄れてしま>>続きを読む

ザ・ウォッチャーズ(2024年製作の映画)

3.7

息子だと父親と全く違う道か映像に携わっても違うジャンルを撮りたがるが、そこは娘だからなのかお父さんと同ジャンルで勝負しているのが素直に嬉しい。
美的センスはお父さんより上じゃない?と感じる映像美。
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アビゲイル(2024年製作の映画)

3.6

主演はスクリームのメリッサバレラ。終始かっこよかったがこの性格でなぜ犯罪に加わったのか少し説得力が足りなかったかも。どうせなら全員クズでもよかった。

後半の心変わりも少し唐突に感じるし、鉄格子ドアを
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ザ・リング(2002年製作の映画)

3.3

冒頭から船上での馬のエピソードくらいまでは頑張っているが後半にかけて失速。

心理に訴えてこない貞子のビジュアルがつくづく残念。

ジェームズワンにリメイクさせたら最高に面白くなりそう。

ロイヤル・ナイト 英国王女の秘密の外出(2015年製作の映画)

3.7

ザ・クラウン視聴後に。
こちらの映画ではマーガレットの方がノリノリで面白い。2人とも違う魅力があって微笑ましく鑑賞。
スピーディかつコミカルなので楽しく観れたが一点だけ残念。最後のシーン、決定的なあの
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グラディエーターII 英雄を呼ぶ声(2024年製作の映画)

4.4

想像以上に前作との強い繋がりがある続編。素晴らしいオープニング映像。当初はもっと王子様顔の俳優がピックアップされていたそうだがサプライズの意味も込めてポールメスカルで良かった。

2作を紡ぐ女性ルッシ
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ジグソウ:ソウ・レガシー(2017年製作の映画)

3.6

グロさが抑えてマイルドになったぶん物足りなさが。
ジグソウマニアなのに目の前の後継者を見抜けないエレノアはインパクト薄めの登場人物のなかでキャラ的にユニークなのにあまり活かせず残念。

ジョン登場でア
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スパイラル:ソウ オールリセット(2021年製作の映画)

3.3

ゲームではなく殺戮マシーンでの単なる復讐劇で、ソウをソウたらしめる美学や哲学が感じられず残念。これジグソウ生きてたら模倣犯シメられるはず。
これはソウシリーズにカウントされるのか...次作がXなのでさ
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セキュリティ・チェック(2024年製作の映画)

3.7

落ち込むとトイレに駆け込む主人公かわいい。いざ戦うとなればそりゃ地の利がある方が有利よな。
サクッと見れて良。

ステイ(2005年製作の映画)

3.3

このお話はこういうことでした、と最後に割と明確に見せるので難解なのかというとそうでもない。
夢と現実、生と死、ナオミワッツ出演ということでどうしても比べてしまうのが、本作より数倍難解なはずなのにエンタ
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ソウ4(2007年製作の映画)

3.7

ジョン・クレイマー、52歳だったんかオマエ

ソウ ザ・ファイナル 3D(2010年製作の映画)

3.7

ソウシリーズのゲーム参加者は基本死んでもいい奴なので「助かってー」という気持ちにはならない。ではどこに共感できるかというと主催者であるジグソウの哲学や美意識で、それがソウシリーズの魅力でもありました。>>続きを読む

チャイルド・プレイ(2019年製作の映画)

3.2

歩くはずのない人形が歩くから怖い。
喋るはずのない人形が喋るから怖い。
かわいい人形が突然殺人鬼に豹変するから怖い。
中身はおっさんなので下品である。
このチャイルドプレイ独特の要素が今作にはないので
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キング・コング(2005年製作の映画)

3.5

監督のコングへの愛はわかるが188分て...長い、長いけど...映像は素晴らしいので見てしまう。コングの気持ちもよくわかるほど、ナオミワッツも美しい。

髑髏島の原住民の演出には、前時代的な描き方で今
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マルホランド・ドライブ 4Kレストア版(2001年製作の映画)

4.5

2024年にまさかの再上映で劇場鑑賞。
鑑賞前に監督からのヒントを配るなど、一応謎ときを前提とした映画なので構造の複雑さは否めない。当然一回観たくらいでは理解できる映画ではないのに抜群に面白い。

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2012(2009年製作の映画)

3.3

危機的状況下に変なコメディ要素も入るので主人公家族に感情移入が難しい。映像は迫力があるのに、ご都合主義な脚本とジョンキューザックの気の抜けた表情のおかげでバランスの悪い作品になっている。

ロシアの富
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クワイエット・プレイス:DAY 1(2024年製作の映画)

3.9

思っていた内容と全然違かったが逆にそれが良かった。ラスアスの3話のような雰囲気。じんわり感動してしまった。

怖いと認めつつサミラに寄り添うエリック。彼のように人に優しくありたいものだ。

そしてニョ
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エイリアン:ロムルス(2024年製作の映画)

3.9

シリーズ未見で本作を見たら相当面白いだろうと思う。ただこれまでシリーズを見てきた層にはやや新鮮味にかけるのではと感じた。

ラスボスデザインは人型になればなるほど怖くないというか、やはりゼノモーフの方
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宇宙戦争(2005年製作の映画)

4.2

スピルバーグがゴジラを撮ったらこうなるんだろうなと脳内変換できる映画。 そして2000年代の監督の演出のキレキレ感が満喫できる映画。絶望感と疾走感がとにかく凄い。

ダコタファニングの演技は当然素晴ら
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ブレイド(1998年製作の映画)

3.6

デトプウルヴァリンでの登場にイマイチ乗り切れなかったので悔しくて初鑑賞。
覚醒後のバトルはスピーディかつコンパクト。そしてこの満足。肉体アクションに勝るもの無し。普遍の魅力。
スティーブンドーフの90
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2010年(1984年製作の映画)

3.6

人間側が気を使わなくてはいけないなんて、なんて使いずらいAIだろうと思う反面、それってすでに力関係が逆転している訳なので地味に怖い。

本作の80年代の独特の合成技術が、キューブリック作品の特撮より古
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ジオストーム(2017年製作の映画)

3.6

ジェラルドバトラーが人類の未曾有の危機を救った科学者? 真実味無いなぁと思って見始めたが、最終的に腕力で解決するキャラで納得。
ジャックバウアー並みのシークレットサービス、サラも良いキャラ。24のリブ
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レッド・スパロー(2017年製作の映画)

3.8

ジェニファーローレンスの抑えた演技と美しさが薄暗いトーンの映像に映える。人に勧めたいのに拷問シーンがハードすぎて勧められない。
傑作「女神の見えざる手」のようなラストの展開も良い。

マティアス・スー
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ツイスター(1996年製作の映画)

3.8

冒頭からの能天気なノリや、ジュラシックパーク的なキャラ配置が気になるものの、なんだかんだ後半に向けてすっかり入り込めるのはさすが。そこはヤンデポンと脚本マイケルクライトン、スピルバーグ制作総指揮の納得>>続きを読む

ホラーマニアvs5人のシリアルキラー(2020年製作の映画)

3.4

ホラー映画の小ネタでピンチを潜り抜けるマニアックなストーリーかと思いきやそうでもなかった。主人公はとぼけたナード感が好感持てて癖になる。80年代サウンドはそれだけで楽しそうだからずるい。
後半の警察署
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ゴーストバスターズ/フローズン・サマー(2024年製作の映画)

3.3

前作は楽しめたんだがなぁ。
テンポも悪いし盛り上がりに欠ける。キャラクターも生かされていない。練られていない脚本。ラストでバスターズ以外の人間が活躍しちゃダメでしょ。なんとなくジュラシック2作目のロス
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落下の解剖学(2023年製作の映画)

4.3

迫真の演技、そんな言葉では足りないほどの迫力。サンドラの内面は描かれず観客は外からの情報しか得られないので彼女がどんな人間かは誰もわからない。たわいもない日頃の行動が裁判の中では人の印象に大きく影響す>>続きを読む

ミッドサマー(2019年製作の映画)

3.0

「事前に話さなくてすまなかった」レベルじゃない件。
村人の心底楽しそうな笑顔が怖い。
恐怖と笑いは紙一重だなと思う映画。

ハンガー・ゲーム FINAL:レジスタンス(2014年製作の映画)

3.4

もうこれ違う映画。
俳優陣は割と豪華。

前半でこれでもかと焦らされて、
後半爆発的に盛り上がってくれるんだろな、と期待しつつ後半へ。

ハンガー・ゲーム2(2013年製作の映画)

3.5

前作の緊張感とシリアス度、若干増し。

凱旋ツアーという名の罰ゲームキツすぎる。ヘイミッチとエフィーとの間に明確にファミリー感出てきたのだけはよかった。

今回は対人間ではなく対闘技場の仕掛けになって
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ハンガー・ゲーム(2012年製作の映画)

3.3

もっと面白くできそうなのに勿体無い。
世界観とキャラクターの掘り下げが足りないし、肝心のアクションは変なカメラワークで全体的に緊迫感がない。
ジェニファーローレンスじゃなかったら、かなり厳しい。

オーメン:ザ・ファースト(2024年製作の映画)

4.0

前日譚ということでうーんと思っていたが期待以上に面白かった。劇場で見ればよかった。主演俳優がよかったし、教会の権力構造と絡ませたストーリーは純粋に面白く説得力があった。
一作目に綺麗に繋ぎつつ、ここか
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デッドプール(2016年製作の映画)

3.8

MCU、X-MENと全て見てきたが、本作は食わず嫌いで未見のままだった。意を決して見てみるも冒頭から自分には合わないかな、と思いつつ...はい、最終的には楽しめました。うん、人気の理由がわかります。