BoobiiMovieさんの映画レビュー・感想・評価

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そこのみにて光輝く(2013年製作の映画)

4.0

負の連鎖。

家族は鎖のように堅く繋がれて、解けないことが幸せでもあり、抜けられない地獄でもある。

あと綾野剛は本当にテロンテロンな薄地Tシャツが似合う。

キャスト・アウェイ(2000年製作の映画)

3.5

桐野夏生の「東京島」という小説は、無人島が舞台。そこに「ここでは熱々のものは食べられるが、キンキンに冷えたものはない」という描写があって印象的だった。
この映画でも救出された後の主人公が、氷を愛おしそ
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ケープタウン(2013年製作の映画)

3.0

非情で野蛮で男臭い。

オーリー坊やにクズ役なんて無理!とか思ってたら、登場からクズ感垂れ流し。俳優ってすごい。

親友刑事の子どもたちのその後が心配。

オーリーはなにを噛みちぎってたの?昆布?

ザ・セル(2000年製作の映画)

3.5

何年経っても鮮烈に残っている映像の記憶がある。あれもこれもこの映画だったか。

思い出補正
+ 昨今のCG技術の発達凄すぎ脳
+ 今まで凄い映像見すぎて麻痺脳
= 私の脳内イメージの方がすごいことにな
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ぼくたちの家族(2013年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

すごくいい映画を観た。男3人と母。きっとバラバラになりそうな瞬間も、お母さんの可愛さ愛らしさがこの家族を繋ぎとめてきたんだろう。

借金まみれでも、目に見える範囲では贅沢をしていない。タガが外れた気配
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エンド・オブ・キングダム(2016年製作の映画)

4.0

このシリーズホント好き。たぶん私、この映画に関してはストーリー見てないんだと思う。「あ、ジェラルド・バトラー無双映像見よっと」って感じで再生してるもの。ストーリーが欲しければ、300観ればいいじゃない>>続きを読む

セブン(1995年製作の映画)

5.0

脳みそきゅうきゅうしちゃう。
ジョン・ドゥは明らかに異常者なのだけど、美学や使命感があるから、彼の頭の中の世界では筋が通っている。
それを「わけわかんねぇ、頭わいてんの?」と言えちゃうミルズの無垢さ。
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ちょっと今から仕事やめてくる(2017年製作の映画)

3.0

ブラック企業って、今までどうしてなくならないのかよくわからなかったんだけど、吉田鋼太郎の高圧上司っぷりを見たら、あぁこういう人には天職なのかも知れないと本気で思った。

結局そんなやり方でも、結果を残
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ターミナル(2004年製作の映画)

4.5

2004年の公開当時、映画館で観た。その時は「ステキな話だな〜」くらいにしか思わなかった。それが20歳頃のこと。
20代の後半で2回目の鑑賞。
今の私は33歳、観るのは3回目。
この映画は、大人になれ
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その夜の侍(2012年製作の映画)

5.0

自分が何を選択するか、自分の倫理観をどこに置くか、その違いだけ。主人公が狂っているとは思えない、変態的とも思えない。妻の着ていた服を掻き集めて、その匂いを肺いっぱいに溜め込む姿には胸が詰まる。

だか
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先生を流産させる会(2011年製作の映画)

1.0

すっごい良くできた卒業制作レベルの映画。

元の事件の犯行が男子生徒だったのに対し、映画では女子生徒の犯行に。
思春期特有の性別が持つ鬱積の違いって絶対あると思う。ダメだよ、それを変更しちゃ。意味が全
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3月のライオン 前編(2017年製作の映画)

4.0

駆け込みで観てきた。
連休中に後編も観よう。

…香子ちゃんは、有村架純ではなかった気がする。
香子ちゃんはもっとこう、存在してるだけで周りのメンタルを削ぐような、そういう不健康なクソオンナが良かった
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キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン(2002年製作の映画)

4.0

まずオープニングがカッコいい。「今から面白い映画が始まるぜ」感がすごい。
主人公は一足先にオトナになったようで、実は子どものまま。でもそれを見抜いたのが唯一、FBIの彼だけだったんだろう。「話し相手が
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エンド・オブ・ホワイトハウス(2013年製作の映画)

4.0

ジェラルド・バトラーが容赦なくて良い。寝返ったヤツ、バッチリ殺すのな。

ミート・ザ・ペアレンツ(2000年製作の映画)

1.5

ちょっと…なんというか、心がぞわぞわした映画。娘の親はそんなにも偉いのか。主人公はあんなにも必死で向き合おうとしているのに。
自分の息子が相手の父親に、あれだけ試されたり意地悪されたりしてると知ったら
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パパvs新しいパパ(2015年製作の映画)

5.0

マーク・ウォルバーグがステキで笑った。カリスマ性って、天性のものだからまともに闘ったって敵わない。でも良さって人それぞれだから、腐らずまっすぐ向き合っていけばいつかは…とかって、まともなこと考えちゃっ>>続きを読む

フィリップ、きみを愛してる!(2009年製作の映画)

3.8

ユアンマクレガーがカワイイ。もう図書室でイスに座ったシーンからカワイイ。お尻がプリッキュしておった。脱獄してでも会いたいよ。
元妻に幸あれ、本当に。

ケイト・レディが完璧な理由(2011年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

ストーリー終盤に雪が降ってきて「家族の幸せが私の幸せだから…」的展開を見せた時は、ぇええ〜と思って気持ちが引いた。
でもそのあとの「クビにするならどうぞ。でも自分から辞めるとは言わない。諦めたくないか
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コンテイジョン(2011年製作の映画)

3.0

事前知識ゼロでなんとな〜くで観た映画のキャストが豪華で驚いた。マット・デイモン好きなのに、途中までマーク・ウォールバーグだと思ってた(tedの人)。「役によってはこんなに素敵になるんだな」とか思ってた>>続きを読む

ビューティフル・マインド(2001年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

「考えれば必ず答えは出る」というのは、なんとも数学者らしい発想。それが本人を余計に苦しめていたのだと思う。だからドクターの「頭で考えても答えは出ない、頭が壊れているのだから」という言葉はとても納得した>>続きを読む

チェイサー(2008年製作の映画)

3.5

誰のためのなんのための警察じゃ。わーわー言ってるだけの長時間労働お疲れ様です。もっとちゃんと仕事したら、やりがいとか、欲しかった威厳が手に入ったり、安全な暮らしができたり、するよ!あと単独行動はダメ絶>>続きを読む

ゲット スマート(2008年製作の映画)

4.5

マックスは「40歳の童貞男」の人。ってことは「フォックスキャッチャー」の人ってこと。役者ってすごい仕事だなぁ。
アンハサウェイのトラップ潜るシーンを、もう10分くらい長くして欲しい。
ウヒャウヒャ笑っ
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ソラニン(2010年製作の映画)

4.0

「漫画を読んだなら、映画を観なくてもいい。映画を観たなら、漫画は読まなくていい。」と人に言われた。確かにその通りだった。でも、やっぱりライブシーンは映画で観てよかった。
宮崎あおいの細さがひたすらかわ
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バチェロレッテ あの子が結婚するなんて!(2012年製作の映画)

3.0

みんな情緒不安定で笑った。下品だし頭も悪い…でも憎めない女の友情。キルスティンのあの目付きで勝気なこと言われたら、もう従うしかないわぁ。

閉ざされた森(2003年製作の映画)

4.0

どんでん返しっていうけど、どんどんでんでん返しくらい盛り盛り。
ジョン・トラボルタの映画っていつも見始めは「こんなずんぐりした男がなぜステキぶってんだ…」って冷たい目で見ちゃうのに、ストーリーが終わる
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この世界の片隅に(2016年製作の映画)

5.0

とっても良かった。映画館で観て良かった。
辛く苦しいシーンが、緊張が、恐怖が、すずフィルターで表現されるのが、かえって恐ろしく感じられた。あぁ、脳内でどんなに変換しても、目の前に広がっているのは逃れら
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ブレックファスト・クラブ(1985年製作の映画)

3.0

みんな情緒不安定で、ハラハラしちゃうよ。でもそれが、ティーンなんだなぁ。
登場からブライアンは絵に描いたようなガリ勉。貧弱だしイケてない。でも軸がブレなかったのはブライアンだけ。終盤はもう「感情表現が
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10日間で男を上手にフル方法(2003年製作の映画)

4.5

面白かった〜!
海外のラブコメって、お国柄っていうのかな?そういうのが如実に出るな〜って思う。韓国映画は女性が過激で強気だったり、アメリカは下品で自己評価が尊大だったり…。だから最初から最後まで、素直
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50/50 フィフティ・フィフティ(2011年製作の映画)

3.5

患者本人だけじゃなく、その周りにいるすべての人が闘っている。認められるかどうかを抜きにして、元カノも彼女の中では闘っていたんだと思う。そんな中で、親友の接し方や捉え方には救われるし、お父さんの純粋さに>>続きを読む

ミッドナイト・イン・パリ(2011年製作の映画)

3.0

芸術って恐ろしく退屈な日常の産物なんじゃないかって思う。
芸術の原動力となる、怒りや悲しみは、脳が退屈だと引っ張り出してくる感情だと何かで読んだ。芸術家は人生が多感期。
「過ぎた時代が良かった」って言
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2012(2009年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

終末が来るぞ来るぞ来るぞ!
→終末来た〜!にっげろ〜飛行機飛ばしてアドベンチャーだ!
→最新鋭の方舟に乗り込むよ!
→最新鋭の方舟なのに、ワイヤーが歯車に巻き込んでドア閉まらん!
→パパ頑張るよ!閉め
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クヒオ大佐(2009年製作の映画)

3.5

守りたかった
守られたかった
強くいたかった
素敵でいたかった
特別でいたかった
夢の中で生きていたかった人たちのお話。

パージ:アナーキー(2014年製作の映画)

3.0

1は設定が衝撃的で、現実世界でパージという制度があったら、と想像を掻き立てられた。不安にもなったし、のめり込んだ。
でもアナーキーは、どうにも対岸の火事。スクリーンの中の悲劇。超他人事とてしか観られず
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パージ(2013年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

面白かったー。

日頃の恨みを晴らす人、思想に共感する人、安全圏(だとされているところ)に身を置く人、パージナイッパーリナイッ☆と楽しむ人、巻き込まれる人。

そこに、損得感情ゼロの純粋な子供が登場す
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