esさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

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バービー(2023年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

マルティン・ルターの宗教改革と同様に強大な権力を持つ者達に対する問題提起や構造改革の提案は、あらゆる思惑を持つもの達を一つの旗印に集わせる。
同じ目的を持っていても穏健派や過激派に分かれたり、別の目的
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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

5.0

万人に分かりやすい物語を作り成功してきた人間が晩年期に作る、全ての外殻を取り払って自分の哲学をぶつけてくる作品からしか得られないものがある。
万人向けの作品を作り名を轟かせる為には明確な哲学や核が無け
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クワイエット・フレンド 見えない、ともだち/ゼット 見えない友達(2019年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます


極力クリーチャーの姿を直接描かず婉曲的に表現し、ゴア表現が少ないホラーが好きなのでアプローチ的に好きな部類。
もう少し磨けば光りそうな可能性を秘めている不完全さがあるが、今後の監督作も見てみたいと思
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復讐は私にまかせて(2021年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

Eka Kurniawanの “Seperti Dendam, Rindu Harus Dibayar Tuntas” が原作小説。

有害な男らしさに塗れた世界で、男らしさの弊害を目撃しその象徴を失
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あいつの声(2007年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

朝鮮戦争、四・一九学生革命、五・一六軍事クーデター、軍事政権維持のための経済開発による急速な工業化、戒厳令、急速な経済発展による格差、朴正熙大統領射殺事件、民主化運動、光州事件、ラングーン事件、大韓航>>続きを読む

ラースと、その彼女(2007年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

ラブドールの恋人、というよりもクリストファー・ロビンにとってのプーのような。
ラースにとってのビアンカは、作中で成人の儀式の話が出てきたように彼が大人になるための通過儀礼として存在している。
ラースが
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AIR/エア(2023年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

アメリカ人が好む物語の要素を研究し最大限に意識して作ったようなソニーのジョーダンへのプレゼンのような作品。

観客達が役者達に求めるある程度定着した安心できるイメージを有効活用した、役者自身の魅力が引
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BLUE GIANT(2023年製作の映画)

4.4

このレビューはネタバレを含みます

原作は描写力が凄過ぎてもはや紙から音が出ている上に、読者各々の想像力により素晴らしい演奏が脳内で展開されているので映画化と聞いた時不安もあったが、結果的にスクリーンで観ることができて良かった。


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