ハラハラした。
自閉症の弟がいることで、勝手にどこかへ行ってしまったり言うこと聞いてくれなかったりと、ただ逃げるだけでなく、そんな弟を守りながらの展開に、とてもハラハラした。
あの先輩後輩関係?師弟関係?ああいう関係に憧れる。
菜食主義になる気持ちもチョット分かるような。
今度から食事の時は、ここに至るまでをもっと考えなくては。
ラストサマーの時よりも、さすがに歳を重ねた感はあるけれど、それでも凄く綺麗。
早く大人になりたいと思っていたあの頃に、今は戻りたいと思っている。
死んだ方がマシだと思えるような絶望の中で、何年もの間自由を待ち続ける姿や、いくら打ちのめされても誇りを持ち続ける姿に、胸を打たれた。
こんなんでも自分は恵まれてるんだな。
次作への期待をせずにはいられない終わり方に、とてもワクワクした。
誰も彼もが怪しくみえる、主人公でさえも。
相変わらずリーアムさん強すぎる。さすがにあの空間で多勢で来られると厳しいみたいですが。
当初の予想とは違った展開で、物語が進むにつれ面白かった。
“副作用”もそうだけど、女性はもっと怖い。
これが監督の最後の映画だと聞いて、もったいなく思った。
ジョントラボルタは悪役も、こういった優しい役も、どっちもいけるんだ。
ポルトガル語を教えるシーン、あんな風に二人の仲立ちが出来たらかっこいいだろうな。