Elijahさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

Elijah

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エターナルズ(2021年製作の映画)

3.8

「マーベル・シネマティック・ユニバース」を劇場で観るのはフェーズ1最終作『アベンジャーズ』以来となる実に9年ぶり。
今回、劇場鑑賞するきっかけとなった最大のお目当てはリチャード・マッデン(相変わらず声
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ジョゼと虎と魚たち(2020年製作の映画)

3.8

親友と劇場鑑賞。
韓国版は優しく温かい眼差しで観客に物語を伝えている。
妻夫木聡&池脇千鶴の日本版の方は生々しく突き刺さるものがあった。
どちらも良かったけれど、自分の好みは日本版(思い入れが強いせい
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パリのアメリカ人(2018年製作の映画)

5.0

「松竹ブロードウェイシネマ」にて念願の劇場鑑賞。
第69回トニー賞授賞式でパフォーマンスを見て以来、ずっと観たかった作品のウェストエンド公演版。
期待を軽く超えるものを与えてくれて心を豊潤にさせてくれ
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キャッシュトラック(2021年製作の映画)

4.0

劇場鑑賞。
アメリカ人が英国で暗躍する物語が『ジェントルメン』。
イギリス人が米国で暗躍する物語がこの『キャッシュトラック』。
どちらも良かったけれど、ガイ・リッチー監督味溢れる『ジェントルメン』の方
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燃ゆる女の肖像(2019年製作の映画)

5.0

劇場公開時に見逃してしまったのでWOWOWシネマにて後追い鑑賞。
余りにも絶賛されていたので反対に杞憂していたけれど、本当に素晴らしく完璧な物語だった。
一切の無駄がなく理路背然とした情感溢れる作品な
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サウンド・オブ・メタル ~聞こえるということ~(2019年製作の映画)

4.5

重低音が響くodessa vol+にて念願の劇場鑑賞。
愛らしいバンビな瞳が印象的なリズ・アーメッド(ルーベン役)の魅力を最大限に活かし切った作品で、何よりも彼の演技が素晴らしく(一ファンとして)誇ら
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007/ノー・タイム・トゥ・ダイ(2019年製作の映画)

4.5

IMAXデジタル版にて初日劇場鑑賞。
この日までの道程が長かったけれど、今はようやく鑑賞できた喜びで安堵の一言。
とにかく長年に渡りジェームズ・ボンドを演じ続けたダニエル・クレイグを見届けられた思いに
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恋の病 〜潔癖なふたりのビフォーアフター〜(2020年製作の映画)

5.0

劇場鑑賞。
日本版ポスターのイメージからPOPでカラフルかつ奇想天外な可愛らしい作品なのかと思いきや、良い意味で裏切られた感ある展開と締め括り方で大好きな一本となった。
正方形な“画角”の前半は同じ価
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アナザーラウンド(2020年製作の映画)

4.0

劇場鑑賞。
アルコールを媒介とする人生賛歌を描く人間ドラマ。
お目当ては好きな監督のひとりであるトマス・ヴィンターベア。
そのトマス・ヴィンターベア監督の卓越した演出と『偽りなき者』に次ぐタッグとなる
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スザンヌ、16歳(2020年製作の映画)

3.0

劇場鑑賞。
お目当ては大好きな『BPM ビート・パー・ミニット』のアルノー・ヴァロワ(ラファエル役で変わらず素敵だった♥)。
多くを語ることなく、ひとりの16歳の少女のある日常生活を切り取ったような作
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ブライズ・スピリット 夫をシェアしたくはありません!(2020年製作の映画)

3.8

劇場鑑賞。
ノエル・カワードの元の戯曲も知らず、予告編も見ず、ただただ時代物の中で生きるダン・スティーヴンスの演技を観たいがための鑑賞。
そういう訳で時代物のラブコメディかと思っていたらスクリューボー
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モンタナの目撃者(2021年製作の映画)

3.8

劇場鑑賞。
山火事を題材とした物語にはトラウマがある。
好きな映画ではあるけれど『オンリー・ザ・ブレイブ』の終盤の展開をもう一度見るにはかなりの気合いが要る。
人を救出する森林消防隊員は正しく命懸けの
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トゥルー・ヒストリー・オブ・ザ・ケリー・ギャング(2019年製作の映画)

4.5

満を持しての劇場鑑賞。
お目当ては大好きなジョージ・マッケイ(敢えての日本語表記)にニコラス・ホルトにチャーリー・ハナム♥♥♥
すべてにおいてパワフルで圧倒される作風だった。
スタッフ/キャストのクレ
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Summer of 85(2020年製作の映画)

5.0

初日劇場鑑賞。
好きにならずにはいられない一期一会なひと夏がそこに描かれていた。
今では世界で一番好きな映画監督となったフランソワ・オゾンの期待を裏切らない仕上がりに今回も嬉々となり唸らされる。
青春
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世紀の終わり(2019年製作の映画)

3.3

「第29回レインボー・リール東京 ~東京国際レズビアン&ゲイ映画祭~」にて劇場鑑賞。
Peccadillo PicturesにょるUK版予告編を見た時から気になっていたアルゼンチン映画。
『WEEKE
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プロミシング・ヤング・ウーマン(2020年製作の映画)

5.0

劇場鑑賞。
冒頭からぐいぐいと惹き込む斜め上を行く展開に始終心が揺さぶられた。
人は自分に不都合が生じると一瞬で態度を豹変させるところが何とも生々しく。
最終章の展開にカタルシスを感じながらもガッツポ
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シャイニー・シュリンプス!愉快で愛しい仲間たち(2019年製作の映画)

4.0

劇場鑑賞。
実在する団体からインスパイアされた物語だけれど、割と大味で賑やかにユルいテイストで展開していく。
ただ、クライマックスの描写が良い意味での反則で涙が溢れずにはいられなかった。
まるでこの場
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ライトハウス(2019年製作の映画)

3.8

劇場鑑賞。
作品そのものがアートで、観る者を選ぶ作家性の強い映画だ、と。
興味惹かれる物語の中、神話的なメタファーの描写が多用される印象。
良かったけれど、自分は100%は理解できなかったし、謎に思え
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幸せの答え合わせ(2019年製作の映画)

4.5

チラシを読まず予備知識がないままの劇場鑑賞。
登場人物が非常に限られた会話中心の物語なので、開放的な舞台劇を鑑賞している気分だった。
家族構成や息子が父と母の間に立つ関係性に今の自分自身を少し重ねなが
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ジェントルメン(2019年製作の映画)

4.8

劇場鑑賞。
すべてが程良い感じの塩梅で進んで行き、鑑賞後は思わず「ガイ・リッチー監督、(原点回帰)お帰りーーーっ!」と抱きしめたくなった。
好み過ぎる演者の誰もが適材適所で、彼らが登場するたびに思わず
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ラブ・セカンド・サイト はじまりは初恋のおわりから(2019年製作の映画)

4.8

劇場鑑賞再開。
そして日本公開延期1年を経てようやく。
とても魅力的で“愛する”とは何であるかを探究するファンタジックな物語で、大好きな恋愛映画が1本増えた悦び。
お目当てのフランソワ・シヴィルがほん
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21ブリッジ(2019年製作の映画)

3.8

追悼を兼ねて"Wakanda Forever"のUTを重ね着しての劇場鑑賞。
物語自体はこれまで観てきたような題材の焼き直しに思えてしまい、先の展開や黒幕が誰なのかなど読めてしまったけれど、何よりもそ
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アンモナイトの目覚め(2020年製作の映画)

4.5

初日劇場鑑賞。
嗚呼フランシス・リー監督が描く世界観が好きだ、と再確認。
台詞が抑えられた中、行間を読み取りながら自然が奏でる音色で紡がれていく映像と物語。
2人の演者の確固たる演技力を堪能し、その相
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カポネ(2020年製作の映画)

3.5

初日劇場鑑賞。
静かなる狂気を徐々に描いていく趣で、時にジョシュ・トランク監督の演出が仰々しくこってりな印象を受ける(東映の実録映画を観ているような感覚に)。
認知症を患っている人の頭の中を具現化した
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マーメイド・イン・パリ(2020年製作の映画)

4.0

2021年劇場鑑賞1本目。
物語は正統派のおとぎ話で、「映画」を観ているというよりかは劇中でも登場する「飛び出す絵本」を読んでいるかのような感覚だった。
確かにジャン=ピエール・ジュネ監督の世界観を彷
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ソング・トゥ・ソング(2017年製作の映画)

3.0

日本が買付した情報を得てから3年半。
満を持しての2020年最後となる劇場鑑賞をこの作品で締め括る。
物語は有るようで無いような、牧歌的とでも言うのか聖書の一章を現代劇として観たような感覚に(物語の実
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パリのどこかで、あなたと(2019年製作の映画)

4.0

劇場鑑賞。
セドリック・クラピッシュは好きな監督のひとり(特に「グザヴィエ」青春三部作がお気に入り)。
クラピッシュ監督作はどれも人間味があって好きだ。
今回は内面に想いを抱える男女2人がそれを克服す
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ザ・プロム(2020年製作の映画)

5.0

劇場鑑賞。
ものすごーーーく楽しかった!
鑑賞後の多幸感が半端なくて心の中でスタンディングオベーションしたくなる気分だった。
監督がライアン・マーフィーなだけに『Glee』に通じる空気感だったり(今に
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ナショナル・シアター・ライヴ 2020 「シラノ・ド・ベルジュラック」(2019年製作の映画)

4.8

劇場鑑賞。
喜怒哀楽の感情を縦横無尽に表現するジェームズ・マカヴォイの揺るぎない演技力にただただ圧倒され自分の心を幸福感で満たしてくれた。
格好良くて可愛くて…今までもこれからも世界で一番好きな俳優で
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100日間のシンプルライフ(2018年製作の映画)

4.5

初日劇場鑑賞。
お目当ては『ヴィンセントは海へ行きたい』で好きになった監督兼主演のフロリアン・ダーヴィト・フィッツ(パウル・コナスキー役)。
実話にインスパイアされた物語でちょっと浮世離れした描写もあ
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シカゴ7裁判(2020年製作の映画)

5.0

劇場鑑賞。
豪華俳優陣の共演による見事なアンサンブル(最大のお目当てはジョセフ・ゴードン=レヴィット)。
それだけでゾクゾクとさせられる。
頭脳が要るアーロン・ソーキン(監督兼脚本)作品なので畳み掛け
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マーティン・エデン(2019年製作の映画)

3.0

劇場鑑賞。
お目当ては主演のルカ・マリネッリ。
ジャック・ロンドンの自伝的要素ある映画と言うよりは抽象的に描かれた文学風味な作品だった。
まるで4時間あるTVミニシリーズの内、2時間を編集して凝縮した
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マティアス&マキシム(2019年製作の映画)

4.8

初日劇場鑑賞(入場者先着「ドラン監督のポートレート」ポストカード付き)。
グザヴィエ・ドラン監督の新境地、となるのか。
或いは『胸騒ぎの恋人』路線の復活、となるのか。
誰かに気に掛けてもらえることの大
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