pierさんの映画レビュー・感想・評価 - 65ページ目

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未来を乗り換えた男(2018年製作の映画)

3.3

まず移民問題の深刻さを実感。
そしてこの監督にはロマンがある。
最後まで信じてるというか、夢を見たいと願う幕の閉じ方。

ダークロード -闇夜の逃亡者-(2006年製作の映画)

3.3

また冤罪でまた罠に嵌められたかと思っていたら、マッツはやっぱりワケありだった。
部下役アレクサンダー・スカルスガルドとの共演が嬉しい。

TAXi ダイヤモンド・ミッション(2018年製作の映画)

3.0

ノリと勢いだけで突っ切った感じ。
下品な場面が多いのが嫌な点。
ボケにボケを重ねた登場人物たちを、何も考えずに観ればいい。

マイル22(2018年製作の映画)

3.7

ウォールバーグが珍しくイカれた男で、常に怒り常に喋っている。
戦闘シーンに銃撃シーン満載。
これはイコ・ウワイスの映画。

白鯨(1956年製作の映画)

3.7

モビー・ディックに取り憑かれたように、復讐だけに生きるエイハブ船長。
死んでなお手招きする場面がぞっとする。

潜行者(1947年製作の映画)

4.0

整形して真犯人を捜すため、前半は声のみでその後も顔面包帯姿のボギー。
バコールとは三度目の共演で息ぴったりな感じ。

夜歩く男(1948年製作の映画)

3.4

深夜、職務質問した警官が突然射殺される。
警官殺しの男を逮捕するまでを描いた実話で、全編ドキュメンタリータッチ。
地下道に逃げ込むあたりは、『第三の男』に影響を与えたと言える。

おしゃれ泥棒(1966年製作の映画)

4.3

ワイラー監督の職人技。
オードリーの衣装がシンプルなのにおしゃれ。
あたふたする美術館の警備員たちが面白い。

灼熱の魂(2010年製作の映画)

4.2

1+1=2ではない凄絶な人生。
激しい銃撃シーンと、音を排除したシーンの対比が絶妙。

ヒア アフター(2010年製作の映画)

3.6

別々の人生を歩む3人が来世という運命に導かれて出会う物語。
宗教的な内容というよりは、人と人との繋がりの大切さを見直せる映画になっていると思う。

チザム(1970年製作の映画)

3.8

要所々々で流れるチザムの音楽が良い。
若き日のビリーやギャレットも登場。
端役で出演しているロバート・ミッチャムの息子が目元そっくり。

脱出(1944年製作の映画)

4.1

ヘミングウェイの原作を良い意味で映画的にして面白い。
ボギーは相変わらずキザな奴。
バコールは大人びて美しい。
ブレナンは安定のアル中。

成功の甘き香り(1957年製作の映画)

3.5

絶大な権力を持つ男とその権力にしがみつく男。
話の内容は内輪のいざこざ。
可哀想なほどクズで孤独な男たちが夜のニューヨークに映える。

蜘蛛の巣を払う女(2018年製作の映画)

3.5

誰の助けも必要としない一匹狼。
悪を退治してはいるが、決して正義ではない。
そんなリスベットのイメージを引き継いでほしかった。
『ドラゴン・タトゥーの女』には及ばない。

男の闘い(1969年製作の映画)

3.1

1870年代、アイルランドの炭坑夫が秘密結社を組織し労働争議へと発展。
炭坑夫として潜入捜査を行うスパイ役にリチャード・ハリス。
彼には感情移入できず微妙。
全体的に真面目で硬派な作品。

大列車作戦(1964年製作の映画)

4.0

数々の名画とその隣に横たわる虫けら同然の死体が、戦時中の価値観を物語っている気がする。
仲間同士の連携プレーで別の路線を走る場面なんかは見てて爽快だった。

都会の牙(1949年製作の映画)

3.8

結婚前最後の楽しい一人旅のはすが、何者かに毒を盛られてしまう。
余命僅かと死期が迫る中、自ら犯人捜しをする男の話。
どうにもならないタイムリミットの中でもがく主人公が斬新。
良く言えば『深夜の告白』を
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コマンチェロ(1961年製作の映画)

3.5

マイケル・カーテイス監督の遺作。
テキサス警備隊 vs 武器密売組織。
リー・マーヴィンの無駄遣いが惜しい。

西部に賭ける女(1960年製作の映画)

3.6

キューカーにしたら少し落ちるが飽きない展開。
自由奔放な小悪魔ソフィア・ローレン。
珍しく誠実な座長アンソニー・クイン。

ワイルド・ストーム(2018年製作の映画)

3.5

超大型ハリケーンに便乗して6億ドルの強奪を企む話。
ロープ1本を頼りに天井を突き破って吹き飛ばされた時はさすがに無理があったが、意外と楽しめる内容。

オレゴン魂(1976年製作の映画)

3.7

『勇気ある追跡』から6年越しの続編。
共演にキャサリン・ヘプバーンを迎え、個性的な2人のやり取りだけでも一見の価値あり。

灰色の服を着た男(1956年製作の映画)

3.9

一見幸せそうなエリートサラリーマンが直面する苦悩。
戦争体験は人を変えてしまうけど、この主人公は常に正直に誠実に生きていこうとしている。
悲観的に描いていなくて希望があった。

赤い河(1948年製作の映画)

3.4

牛の大移動を成し遂げた壮大な西部劇。
ジョン・ウェインはさすがの貫禄。
モンゴメリー・クリフトも新人とは思えない堂々とした出立ち。

終身犯(1962年製作の映画)

3.9

終身犯が一羽の雀を拾い、後に鳥類学の権威となった奇跡の実話。
生きる権利ではなく、生きる義務があるという台詞が突き刺さる。

狼の挽歌(1970年製作の映画)

3.4

脂の乗り切った頃のブロンソンとカーチェイスが見所か。
全体的に台詞も少なく単調。
このDVDに収録されていた「マンダムCM集」の方が、何倍も価値がある。

荒野の七人(1960年製作の映画)

4.2

勝つのはいつも農民。
戦う理由が単純に復讐や金のためじゃない点がいい。
父親の事を卑怯だなんて二度と言うんじゃない。
男の子に言って聞かせるブロンソンに泣いた。

ナバロンの要塞(1961年製作の映画)

4.0

偽の情報でドイツ軍を海岸に誘き寄せ、難攻不落の要塞を爆破する作戦は見事。
グレゴリー・ペックは時に冷酷でも二枚目。
レジスタンスのアンソニー・クインもなかなか良い役。

ララミーから来た男(1955年製作の映画)

3.7

弟の復讐を果たすため、ララミーから遥々やって来たジェームズ・スチュアート。
馬に引きずられたり、手の平を撃ち抜かれたりと散々な目に遭いながらも立ち向かう。
敵がまたアーサー・ケネディとあって、『怒りの
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ハーヴェイ(1950年製作の映画)

4.4

莫大な遺産を相続した良家出身の中年男。
いつも巨大な白ウサギと一緒にいるのだが、その妖精は彼にしか見えておらず変人扱いされている。
世の中を生き抜くためには、常に親切であれ。
可愛さ溢れるジェームズ・
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コルドラへの道(1959年製作の映画)

3.2

勲章を与えるというのに、こんなにも憎まれるクーパーが観てて可哀想に。
勇敢ではなく無謀なだけの奴らに見える。
最後の最後だけちょっと良かった。

西部開拓史(1962年製作の映画)

4.5

シネラマ撮影による大西部。
中でも野牛の暴走シーンが圧巻。
『1.河』のジェームズ・スチュアート、『2.平原』のグレゴリー・ペックあたりまでは開拓者精神の物語に引き込まれた。
『3.南北戦争』『4.鉄
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レッド・ムーン(1968年製作の映画)

3.8

姿も見えず足音も聞こえないインディアンとの戦い。
途中から西部劇には珍しいハラハラドキドキ感が終盤まで続く。
グレゴリー・ペック、強くて優しくて包容力がある。

アリー/ スター誕生(2018年製作の映画)

4.0

迫力満点のライブシーン。
これは劇場で観るべき作品。
酒と薬にまみれたブラッドリー・クーパーがいつになくカッコよかった。

アゲイン 28年目の甲子園(2014年製作の映画)

3.9

勝つ事も負ける事もできなかった夏。
あの夏はまだ終わっていない。
久々に胸が熱くなる映画を観た。

雨の訪問者(1970年製作の映画)

4.3

胡桃を投げて硝子が割れれば恋をしているという。
チャールズ・ブロンソン史上一番ダンディかもしれない。
途中、現実か妄想か、完全犯罪は成立するのかと思わせるあたり巧い。

暗殺者(1995年製作の映画)

2.5

スタローン vs バンデラス。
プロの殺し屋なのに全然仕留めないし、むしろジュリアン・ムーアに助けられてる感が否めない。