シネフィルFUKUHARAさんの映画レビュー・感想・評価 - 8ページ目

メトロポリス(1984年製作の映画)

3.8

『メトロポリス ジョルジオ・モロダー版』
1927年(昭和2年)公開の『メトロポリス』をジョルジオ・モロダーが世界各地のコレクターからフィルムを買って編集、パット・ベネターらの歌等(ジョルジオ・モロダ
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灰とダイヤモンド(1957年製作の映画)

3.6

『世代』『地下水道』とともに「抵抗三部作」と呼ばれるアンジェイ・ワイダ監督のポーランド映画。イェジ・アンジェイェフスキが1948年に発表した同名小説を映画化した物でアンジェイェフスキはワイダとともに脚>>続きを読む

バイオレント・ナイト(2022年製作の映画)

3.6

出だしでサンタクロースの設定に戸惑うダイ・ハードな映画。
『ブラック・ウィドウ』レッド・ガーディアン役のデビッド・ハーバーがサンタを演じてるのでチート級に強いのか?と思いきや!?
お星さまがキラキラ燃
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今夜、世界からこの恋が消えても(2022年製作の映画)

3.8

「二人で明日の君を騙そうよ!」
「僕は、とっくに破ってる」
なるほど、これは好きな人にはハマるだろう。
どんなストーリーか(相変わらず)全く知らずに観賞。映画の出だしで「あっ こんなストーリーなのね」
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PATHAAN/パターン(2023年製作の映画)

3.8

眼力(めじから)が強いインドの大アクション映画だが『RRR』とは全然違う。いろんな意味で。
「なんか、この展開観たことあるぞ!」の連続で『007 スカイフォール』(2012)、『M:I:III』(20
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私が、生きる肌(2011年製作の映画)

3.7

ペネロペ・クルスが出演を断ってエレナ・アナヤが引き受けたスペインの問題作。
全員の表情が良くて、セットや小道具が細部までいい感じで描かれれいる。

エレナ・アナヤは『ワンダーウーマン』(2017)でイ
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ナインイレヴン 運命を分けた日(2017年製作の映画)

3.4

アメリカ同時多発テロ下の実話から生まれた舞台『エレベーター』を映画化。
『ワールド・トレード・センター』(2006)や『ユナイテッド93』(2006)程の大金を掛けた映画では無いが、エレベーターに偶然
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11'09''01/セプテンバー11(2002年製作の映画)

3.5

こんなに視点が違うのか?
そりゃそうだ国家が違うからだ。
ただ単に内側からか、外側からかでは無い。
9.11アメリカ同時多発テロをテーマに、11か国、11人の著名映画監督たちが独自の文化・視点・手法を
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ワールド・トレード・センター(2006年製作の映画)

3.7

マイケル・シャノン演じるカーンズが「私はあそこに行きます」が印象的な実話の映画。
約 2750名が亡くなり
343名は消防士
湾岸局職員が84名
内37名が警察官
NY市警の警官が23名
そして救出者
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ユナイテッド93(2006年製作の映画)

3.7

9.11全米同時多発テロの混乱を、管制センターや米軍基地、そして、ハイジャックされた4機の内1機のユナイテッド93便の内側から描く問題作で、当時映画館で観賞。キャストはほとんど無名の俳優と、そして管制>>続きを読む

ダイアナの選択(2008年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

「良心とは、神と自然と人間の心の声」

エバン・レイチェル・ウッド一人に10代の高校生、30代の母親を演じさせる手もあっただろうが、あえて女優を分けた演出で観客(私の場合)はミスリードする。

コロニア(2015年製作の映画)

3.8

------- 入ったら出れない弱者の恐怖 -------
我々日本人はカルト宗教団体でテロ組織だった《オウム真理教》をどうしても連想するだろう。だが今作の事実に基づいた映画はコロニア・
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ミッドサマー ディレクターズカット版(2019年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

147分の方は何年か前に観たが、こちらはずっと観たかったのに 伸ばし伸ばしにしていた。
「ダニーをダンスで勝たせる為に、ジョウロで練習してる説」があるが、そう聞くとそう見える。
「ダニーを帰らせない様
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10 クローバーフィールド・レーン(2016年製作の映画)

3.8

観客の想像をたくみに刺激してくる!
『プレデター:ザ・プレイ』(2022年 原題:Prey)のダン・トラクテンバーグ監督の2016年の作品でセットや演技も良い。
設定が面白くてチープじゃ無い。脚本にデ
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ある愛の風景(2004年製作の映画)

3.8

人生の伴侶は《笑いのツボが同じ人》か《経済力のあるエリート》か? 正解は無いが、戦争の苦痛が人格を狂わせるのは事実なのかも知れない。
コニー・ニールセンとニコライ・リー・コスや全ての俳優が良くて、ふた
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母性(2022年製作の映画)

3.5

「そこに愛はあるんか?」というテーマで、まるで小説を読んでいる様に進む映画。

42〜世界を変えた男〜(2013年製作の映画)

3.7

背番号[42]と[1]が肩を組むシーンが感動的で、腹が立つシーン満載の実話人種差別野球物語。
ジム・クロウ法(1876年から1964年にかけて人種差別的内容を含むアメリカ合衆国南部諸州の州法の総称)の
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プリティ・リーグ(1992年製作の映画)

3.7

「野球には泣くなんてない」
( There's no crying in baseball)
「ハリウッドが選んだ映画の名セリフ100(Hollywood’
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ノック 終末の訪問者(2023年製作の映画)

3.6

『エアベンダー』『アフター・アース』の様な大金で作られた映画ではなくて、M・ナイト・シャマランには今作の様な作品を今後も造り続けて欲しい。
これからも あまりハードルを上げずに観賞していきます。
《シ
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がんばれ!ベアーズ(1976年製作の映画)

3.7

・数十年前に名シーンだとテレビで観てた数々の場面が、数十年ぶりに観賞しても名シーンだった。
・背番号12のちびっこタナーのキャラが良かった。(実際には番号は左胸だが)
・タバコ吸う不良バイク少年ケリー
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MEG ザ・モンスター(2018年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

1作目で2匹出て来る!

回路(2000年製作の映画)

3.3

ちょっと鳥肌が立つ程度で、それほど怖くは無かった。
多分、私の感覚がおかしいのだろう。
『ミンナノウタ』に期待。

#ミトヤマネ(2023年製作の映画)

3.5

そこまで怖くは無い。ポスターから連想する程には。ホラー映画とは違う視点で観る 玉城ティナが山根ミト役で主演を務めたインフルエンサーの女性を主人公に、ネット社会の光と闇を描いたティナ好きが観るべき映画だ>>続きを読む

スウェーデンイェルム家(1935年製作の映画)

3.4

科学者で発明家のロルフ・スウェーデンイェルムは、3人の成人した子供と女性家政婦と暮らす名家のうるさい5人の家族。次男ボーの上流階級婚約者をイングリッド・バーグマンが演じてる 小ぢんまりとした ほぼワン>>続きを読む

バービー(2023年製作の映画)

3.8

グレタ・ガーウィグ版
『君たちはどう生きるか』

後半で現実世界から来た母親が演説するところがGood!

レディ・バード(2017年製作の映画)

3.8

脚本、監督が女性ならではの作品だと勝手に感じた好きな映画。自分に正直過ぎる高校生と、その娘に正直に対応する母親だが、「自分に正直」と勘違いしてるだけなのかも知れない。しかも「自分の可能性は無限大」と皆>>続きを読む

ゾンビ/ディレクターズカット完全版(1978年製作の映画)

4.6

TSUTAYAで発見、日本語吹き替えが入った『ゾンビ』(『ドーン・オブ・ザ・デッド)』)のDVD。ダリオ・アルジェント監修版(119分)も含めて何回も観賞したが、好きなのは139分のこの「ディレクター>>続きを読む

クエンティン・タランティーノ 映画に愛された男(2019年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

タランティーノ好きなら楽しめるエピソード満載のあっという間の100分間。
実は過去の作品に様々な「遊び」が散りばめてある。
『ジャンゴ』に名前だけ出てきた賞金首のクレイジー・C・クーンツは『パルプ・フ
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SAND LAND(2023年製作の映画)

3.9

大人でも楽しめる しっかりしたストーリー展開。主要キャラクターが全部良くて、声優も良くて、相変わらず鳥山明デザインのメカがいい。
映画館でもらった来場者特典のカードは素晴らしい。額に入れて飾ろうか?
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メランコリア(2011年製作の映画)

3.6

メランコリアな主人公に共感不可能な カタストロフィ的で 悟りを開く ウエディング映画。
妹思いのしっかりした姉でいる事に義務感があって、失うものが多いクレアの「時々あなたがたまらなく憎い」のセリフに共
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イノセンツ(2021年製作の映画)

3.8

子どもは邪悪で、無垢なのは幼児の頃。無邪気な悪ガキに与えてはいけない能力が、イタズラの域を超えるノルウェーの「夏休み サイキック・バトルスリラー」。
4人の子役達は表情の演技が凄くてベンとアイシャ役の
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ダークグラス(2021年製作の映画)

3.6

アルジェントが『ダリオ・アルジェントのドラキュラ』(2012)以来10年ぶりに手がけた監督作で、舞台は現代なのにクラシカルな感じがする盲目サスペンス。
主人公ディアナを、『皆はこう呼んだ、鋼鉄ジーグ』
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ゼイリブ(1988年製作の映画)

3.5

異星人のルックスがキモくて良い。
『ハロウィン』(1978)、『遊星からの物体X』(1982)の鬼才ジョン・カーペンターが1988年に手がけ、異星人による姿なき侵略を描いたカルト的人気を誇るSFサスペ
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デーヴ(1993年製作の映画)

4.0

凄くベタな脚本で、良く出来たベタな映画。
悪い意味でも、いい意味でも無くて観てる観客を感動させる様に作られた感が強い。その演出にまんまと感動してしまう自分はベタな映画好きなのだろう。
いい人側のキャス
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地獄の花園(2021年製作の映画)

3.5

「OLとしての生き様」を問う真面目な映画
では無い。
孫悟空 vs 天津飯、ピッコロ大魔王、ベジータ、ギニュー特戦隊、フリーザの様に強い相手にワクワクすっぞ。

スパルタンX(1984年製作の映画)

3.9

昔10代の頃映画館で観て『プロジェクトA』に続きジャッキー・チェンが監督・主演の痛快傑作アクションコメディ第2弾と思い込んでたら監督はサモ・ハン・キンポーだった思い出の1本。
ベニー・ユキーデとの戦い
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