美しい映像と音楽で綴られるボーイ・ミーツ・ガール短編映画。初期の新海誠を彷彿させる、ロケ地の細部の描写が光る。知名度こそ高くない作品ながら、作り手の気概が感じられる良作でした。
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3歳の息子と鑑賞。息子くんは初めての映画館で、画面に釘付けになって見入っていました。
本編シリーズの流れをくみつつ、SKARD隊員たちの見せ場もあり、楽しい。「地獄に帰る時間だよ…!」かっこいい台詞>>続きを読む
実話に基づく、ネグレクトされた少年の兄弟姉妹たちの物語。仲の良い家族に見える冒頭から、母の登場が少なるなるにつれて生活が崩壊していく様子がとてもリアル。
誰しもが幸せになる権利があるはずの世の中も、>>続きを読む
フランスあるある全開!声に出して笑いながら鑑賞。尺もちょうどよい。
日本アニメとは異なるスタイル、色彩、語り口で非常に新鮮な体験。アニメーションの自由さと可能性を感じさせる作品でした。
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A24製作「もしもあの時こっちの相手を選んでいたら…」という誰しもが一度は思う心のあやを見事に映像化した作品。ノラと世代が同じだからか、Facebookでつながって、Skypeでビデオ通話して…という>>続きを読む
IMAXで鑑賞。いわゆるアクションシーンは多くない本作だが、結論から言うとIMAXで見てよかった。テーマがテーマであり、人類が手に負えないほどの巨大な力というものを描くにあたり、ノーラン監督が本気で挑>>続きを読む
カンヌ国際映画祭グランプリ受賞作。『ビフォア・サンライズ』を思い出させるような長距離列車での出会い。最悪の出会い方だけれど、次第に心を通わせる男女。結果としてイリーナが言うところの「忘れられない旅」に>>続きを読む
事故死した夫が、実は偽名を使って生きていたことがわかり、妻が亡き夫の本当の素性と過去を知ろうとするミステリードラマ。
妻夫木聡演じる弁護士を通じて、現代日本に根強く残る人種差別にも触れられる。スティ>>続きを読む
『ザ・スクエア 思いやりの聖域』に続きカンヌ国際映画祭にてパルム・ドール賞を受賞したリューベン・オストルンド監督作。冒頭のオーディションのやりとりに始まり、すべてのダイアローグに現代社会を冷ややかに見>>続きを読む
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13歳の娘をレイプされた父親が家族のために立ち上がるドキュメンタリー作品。村社会と国家システムのズレが強調され、レイプ加害者側に有利な「村の慣習」に驚きと憤りを感じずにはいられない。
被害者側の家族た>>続きを読む
「怪獣とロボットでオモロイ映画を撮ってみて」と言われてこれより面白い映画作れます?
初回劇場を経て、3回目の配信鑑賞。面白さ、色褪せず。怪獣好きな3歳児も画面に釘付け!!マコさん、スコシオサエテ!
人間の心に宿る差別意識を抉り出す良作。大災害の混乱に乗じて流布するデマに乗せられる人々の描写が実にリアル。彼らを凶行に走らせたのはそれなりの理由があったのかもしれないが、ちょっとしたきっかけで、堰を切>>続きを読む
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ヴィルヌーヴ監督ということでIMAX鑑賞。画作りのセンス&音響は『ブレードランナー2049』を彷彿とさせるが、砂漠の星の色みがそうさせるのか、どうも単調な印象を持つ。場展してズォゥゥゥゥン!というパタ>>続きを読む
ジミヘン、ジャニス、ドアーズらの音楽で彩られる五月革命の青春。チャップリン、キートン、ゴダール等など引用もあり、映画愛に溢れている。
部屋にこもって理屈をこね、映画を見、セックスに浸っていた日常と決別>>続きを読む
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壮大な悪夢。David Lynch監督の『マルホランド・ドライブ』を思い出した。観客はボーの悪夢を追体験させられる。
序盤から中盤の不幸に次ぐ不幸、不条理の連続は息をつかせぬ展開で見ているこちらの心>>続きを読む
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単なるBLではない、愛とは何かを描いた力作。直線的なメロドラマでありつつも、鈴木亮平の演技がとにかく素晴らしく、心に響いた。
鈴木亮平の鏡越しのショットを随所で挟んでいたが、最後への伏線だったのかと>>続きを読む
SNSで話題になっていたので鑑賞。期待値高すぎたか、祓魔系ホラーの型通りの展開で意外性に欠けた。
エクソシストの過去の罪を掘り起こす、という着眼点はよかった気がしたが、その部分もよくあるトラウマとい>>続きを読む
心の何処かに寂しさを抱える男2人の一泊二日キャンプの旅。青々とした山々を映した道中の景色にヨ・ラ・テンゴの音楽が重なり美しい。今すぐ荷物をまとめて山に行きたくなる映画。
"Sorrow is not>>続きを読む
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『X』前日譚。第一次大戦なので、1920年代後半トーキー、並びにミュージカル全盛となる時代からは前のお話。映画スターに憧れる主人公の人生がいかに壊滅的に狂っていくかが描かれる。
夫を戦争にとられ、車>>続きを読む
バルザック原作の映像化。詩を志す青年ルシアンがパリの混沌とした世界に呑み込まれていく様を描く。
衣装・舞台芸術の素晴らしさに、各シーンでの演出が小気味よく綺麗にはまる。グザヴィエ・ドランによる語りも>>続きを読む
冒頭のアクションシーンが白眉。ラストのカーチェイスからの流れも素晴らしかった。
気になったのはドラマパートと編集。回想シーンが突然挟まれたり、ラブロマンスのようなシーンが中尺で織り込まれたり、凝った>>続きを読む
イタリアからフランスへ移り住んだ祖母の記憶との対話。タイトルのコミカルな感じとストップモーションのキャラの造形から家族で見られる軽い作品かと思ったら、いい意味で裏切られた。
3歳の息子が理解するには>>続きを読む
Screen Xで鑑賞。没入感のある3面スクリーンに高品質な音響で大迫力のゴジラを楽しめました。
VFXもよかったのですが、役者陣の演技も素晴らしかった。神木くんが少年でも青年でもない、覚悟を決めた>>続きを読む
インディーズ映画の撮り方のお手本のような、センスあふれる作品。モノローグとジャズの音楽で作られるリズム、計算された構図、自然な演技。
尺が80分弱というのもちょうどよい。監督自身、撮りたいことが明確>>続きを読む
『新しき世界』パク・フンジョン監督によるサイキックアクション。アクションシーンが良い。そして、主演のキム・ダミの演技がとても良い。『パラサイト』のチェ・ウシクも良い感じ。
ただ、アクションに至るまで>>続きを読む
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事故で亡くなった男が幽霊となり、妻と暮らした家に留まり、彼女を見守る。長回しでゆっくりと進む時間もあれば、カット変わりで時が飛んでいるシーンもあり、楽しい。そして、ダイアローグが少なく、絵で見せるスタ>>続きを読む
もしも超高性能AIが玩具になったら…というお話。古くからある人間の技術革新の中に潜む不安を題材にした王道ホラー映画の展開で楽しめました。
円盤の特典映像についてそうですが、撮影をどうやっていたか興味>>続きを読む
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実話を基に描かれる、ある修道女の話。ある日現れた聖痕をきっかけで修道院長まで出世した彼女が、同性愛を理由に断罪されるまでの姿を描く。
鑑賞したのがR15版でモザイクが大きすぎて各シーンの画の妨げにな>>続きを読む
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ラジ・リ監督『レ・ミゼラブル』に代表される「郊外の不良たち vs 警察」ジャンルの先駆けとも言うべき古典の名作。ヴァンサン・カッセルのチンピラ感がたまらない!
"C'est l'histoire d>>続きを読む
子どもの純粋なウソと、大人の汚いウソ。怪物は誰?
是枝監督の画作りのうまさ、坂元裕二による構成と展開、そして坂本龍一の音楽、ともう最高に満足しました。劇場で見たかった!
安藤サクラも瑛太も、子役の>>続きを読む
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The Whoの"My Generation"で始まる、音へのこだわりを感じさせる一品。
花火の描写の美しさ。顔についた☓印。石田は最後のシーンでついに心を開き、周りの人間から☓印が取れた。敵と思っ>>続きを読む
詐欺師vsクリプト勝負師の対立に加えて、コミカルな会話劇とアクションシーンに力を注いでいる作品。ワンカットで切れ目なく続くアクションが多く、製作陣のこだわりを感じる。
コメディ部分は下品なフランス映>>続きを読む
当方ストレート男ですが、ライアン・ゴズリング好きとして鑑賞。今なお残るジェンダー格差を土台にそれを皮肉を込めて軽やかに描き、笑い飛ばす快作。キャスト豪華!ウィル・フェレル出るだけで笑ってしまう。
ケ>>続きを読む
トイレ清掃員の日常を、詩情と懐かしい音楽の旋律をもって描き出すヴェンダース最新作。単調でありながら、日々の起伏がある美しく「完璧な」毎日。ジム・ジャームッシュの『パターソン』を思い出させた。
役所広>>続きを読む
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カウリスマキの映画だ。劇場を出たあたりからじわじわ来る。
店長が薬物取引で捕まった"California Pub"の壁にかけてあったカレンダーから見るに、本作の設定は2024年の夏。つまり、これは私>>続きを読む
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マーラーの5番は個人的にも愛着あり、終始楽しく鑑賞。ケイト・ブランシェットの一挙手一投足が緻密に計算され、役作りの本気度が伝わってくる力作。control freakのような、所謂「有害な男性性」を体>>続きを読む