エコさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

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ボクたちはみんな大人になれなかった(2021年製作の映画)

3.7

おしゃれに日本の若者の人生20年強を語っている映画。森山未來が、若い頃から40代までを上手く演じている。映像処理の効果もあってか?とても、リアルな感じ。
お話は、あまり語りすぎず、浅く描いてるので、重
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すばらしき世界(2021年製作の映画)

3.8


すばらしき世界というタイトルについて、考えてしまった。

元ヤクザでさえ支えてくれる、人情深い人々がいる社会のことなのか。ただ単に刑務所でなく、自由がある娑婆の世界のことを評価して言っているのか。反
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無垢なる証人(2019年製作の映画)

3.5

自閉症の女の子の演技がとても良い。サスペンスっぽいけど、人としての生き方をテーマに描いたお話。弁護士という仕事の難しさもわかる。
「私の頭の中の消しゴム」以来、久しぶりに見たチョンウソンが、歳を重ねて
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グランド・ブダペスト・ホテル(2014年製作の映画)

3.6

紙芝居や絵本で語られるおとぎ話のよう。「アメリ」のような不思議感満載で美術もお洒落。ちょっと違う世界に浸れます。
そんな雰囲気の中、なぜか、主人公がお姫様や女の子でなく、おじさん。彼以外にもいい味だし
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ダンガル きっと、つよくなる(2016年製作の映画)

4.2

アーミル・カーンの主演映画「きっとうまくいく」的、インドの面白い映画の王道を行くお話。わかりやすいサクセスストーリーだけど、とても感動する。
映画「パッドマン」でもそうだったが、インドには、なぜ、こう
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SNS-少女たちの10日間-(2020年製作の映画)

3.5

うーん、酷い。こんなに酷いとは。
でも、これが匿名の世界の現実なのかも。

Facebookの元社員が、訴えたように、今後は、SNS側が、利益よりも弱者を守る姿勢を持たないといけない時代が来たというこ
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サウンド・オブ・メタル ~聞こえるということ~(2019年製作の映画)

3.6

聴こえないって、どんな状況なのかをとてもわかりやすく伝えてくれる。日常からの突然、しかも劇的変化、そしてそれに対する戸惑いも体感させてくれる。たとえ手術をしてインプラントをしたとしても、聴力としては限>>続きを読む

スウィング・キッズ(2018年製作の映画)

3.5

明るく楽しい音楽&ダンスのお話と思いきや、そういうところもあるけれど。やはり悲しい戦争下のお話でした。
100日郎君様のドギョンスが出ていて驚いたが良い演技だった。また、素晴らしいダンス、レトロ感満載
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白雪姫と鏡の女王(2012年製作の映画)

3.5

石岡暎子さんの展示会で衣装拝見したので、ずっと観たくてやっと視聴。
お話は、いつもの白雪姫ではなかったけれど、シンプルでわかりやすいストーリー。出演者もとても魅力的。しかしながら最も感動したのは美術と
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由宇子の天秤(2020年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

主人公は、真実を追いかけるドキュメンタリーディレクター。仕事柄、真実の重要さを誰よりも熟知しているはずなのに、自分自身が、当事者になった時に、それまで否定してきた側と同じ行動をとってしまう。なんとも皮>>続きを読む

いろとりどりの親子(2018年製作の映画)

4.1

秀作。
このドキュメンタリー映画は、本当に大切なことを教えてくれる。性的嗜好はもちろんのこと、障害も病気ではなくその人の個性であり、それ以上でもそれ以下でもない。パラリンピックでも、選手たちが同様なこ
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永遠に僕のもの(2018年製作の映画)

3.4

美青年の狂気的犯罪のお話と思っていたが、ちょっと違っていた。彼の子どものような幼い行動(の結果の犯罪)と、彼の恋を描いた映画だった。恋かどうかは車の事故まで確信はできなかったけどやはりそうだったんだと>>続きを読む

BLUE/ブルー(2021年製作の映画)

3.5

ボクシング映画。特にボクシング映画が好きということもないのだが、松山ケンイチ主演で評判も良かったので鑑賞してみた。
アンダードッグと少し似ている、ボクシングに生きる男達3人の話。でも、より地味で、より
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ミッドサマー(2019年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

上映当時、感想を聞いて、「どういう映画なのだろう?怖いのに、ファンタジー的な明るい映像ってどうして?」と興味をもったのだが、タイミングが合わず。最近、Netflixで鑑賞してみたら、こういうことだった>>続きを読む

孤狼の血 LEVEL2(2021年製作の映画)

3.6

前作は人間模様をより深く描いていたが、今作は流血とアクションシーンが多い劇画風。目を覆う残虐シーン多数。自分の好みとしては前作だが、俳優陣の演技は、素晴らしかった。松坂桃李、鈴木亮平、村上虹郎等々。松>>続きを読む

スペース・スウィーパーズ(2020年製作の映画)

3.3

韓国のSFもの、映像は迫力があり楽しめた。その時代背景などはおもしろいもののメインのストーリーはややひねりが足りず、物足りなさを感じた。
また、韓国人以外の人がたくさん出てくるシーンは、なぜかB級の雰
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楽園の夜(2019年製作の映画)

3.5

チョンヨビンが観たくて視聴。ドラマ、「ヴィンチェンツォ」とは全く異なる役柄。彼女が演技派女優であることがわかる。
ヤクザ映画は、そんなに好みではないが、わかりやすい脚本、実力のある俳優陣で、地味ではあ
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マーメイド・イン・パリ(2020年製作の映画)

3.8

本当に可愛らしいファンタジーのラブストーリー。フランスのおとなのおとぎ話。
始まりのアニメーションから、別世界に連れて行ってくれ、気持ちがワクワクしてくる。全ての映像が凝っていて、音楽のようなフランス
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恋は雨上がりのように(2018年製作の映画)

3.6

邦画はあまり映画館で見ないほうだが、
この頃観たいと思う映画がなかったので、行った記憶。期待以上に好きな映画だった。主人公2人がとっても魅力的で、お話も自然で共感できるストーリー。小松菜奈、本当にかっ
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しあわせな人生の選択(2015年製作の映画)

3.6

地味だけど、生きる意味、そして、誰にも訪れる死ということを本質的に考えさせてくれる映画。自分も主人公のように最期の準備ができたら良いかもと思った。
また、主人公とその親友の関係性にも羨ましさを感じた。
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花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

3.7

誰もがお話のどこかで共感してしまうであろう、現実味あふれるラブストーリー。どこかにいそうな2人のキャラクター、そしてその当時のサブカルチャーのエピソードが、よりリアリティを感じさせてくれる。
彼らの恋
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帰れない二人(2018年製作の映画)

3.4

男に尽くす女性のお話。
彼女がまだ幸せでブイブイ言わせていた頃の様子は、なぜか遠い中国の話なのに、日本の昭和を彷彿させる。コミカルにさえ感じられる。
その彼女が愛する男も、昭和の映画に出てきそうなチン
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新聞記者(2019年製作の映画)

3.6

全体的によくまとまっている映画。

でも、大好きなシムウンギョン がでているのに、台詞が不自然なほど少ない。やはり、韓国人で、日本の新聞記者役は厳しかったのでは?そして、この役を日本人の女優は断ったと
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ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語(2019年製作の映画)

3.8

子供の頃よく読んだ若草物語。知り合いが、この映画をおすすめしていたので、視聴。美しい映像に、期待を裏切らないストーリー。
心をスッキリさせてくれる清涼感あふれる映画。
ベスが私の本を読んだイメージには
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ミッドナイトスワン(2020年製作の映画)

3.7

草彅剛の変身ぶり、その従姪役の自然な演技、そしてストーリーを綴ってくれる音楽はとても良かった。しかし、最後のあまりに生々しく、辛いシーンがあったため、後味が少し悪い映画となった。
現実、これに近い状況
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めぐり逢わせのお弁当(2013年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

寂しさを胸にひめていた普通の人のちょっと変わった出会いとその恋物語。

ネットで知り合って結婚する人もいるので、手紙のやり取りだけで惹かれる合うこともあるのでは。最後ハッピーエンドで終わるのかと思えば
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チェンジリング(2008年製作の映画)

3.6

わかりやすい脚本と、衝撃的な実話からなる映画。母は強し。誰もがわかる子供の嘘を自分たちの保身のためにつきとおす警察に驚く。精神病院収容などの非人間的な行為も当たり前。約100年前のアメリカの警察や地方>>続きを読む

ブータン 山の教室(2019年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

ブータンの僻地に暮らす村民の素朴さ、優しさがこころに沁みる映画。
大自然と村人の歌声の美しさに癒されると共に厳しい暮らしの営みを知る。

同じブータンでも、都市と村部では、全く暮らしが異なる。しかし、
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異端の鳥(2019年製作の映画)

3.9

ナレーションもなく、会話自体も少なく、淡々と話が進んでいくモノトーンの映画。だからこその、リアリティと、登場人物の心情が浮かび上がってくる。人以外の動物、鳥たちも意味ある役割を担っている。
ほんの数十
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バーレスク(2010年製作の映画)

3.8

アギレラの歌唱力に心打たれる。よくある成功物語ではあるけれど、ショーの楽しさや歌、ダンスの素晴らしさが、より映画を魅力的にしている。あっという間の2時間。楽しい時間を持つことができる。こんなお店、是非>>続きを読む

父の祈りを(1993年製作の映画)

4.0

あまりにもやるせなく、悔しさのあまり涙が溢れる映画。こんなことがあって良いものかと、真実をより知りたく、当時、本作の原書を探したことを記憶している。
ダニエル・デイ=ルイス、素晴らしいに尽きる。
※過
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シェイプ・オブ・ウォーター(2017年製作の映画)

3.8

映像、世界観は、とても好み。おどろおどろしくて美しい。
ちょっと変わった恋のおとぎ話と考えれば納得がいくお話。
※過去鑑賞

きみの瞳(め)が問いかけている(2020年製作の映画)

3.3

やはり原作は韓国からなので、韓国ドラマっぽいお話。韓国版は、どんな感じなのか。
涙無しでは見れないけど、なんか作られたお話のように思えて、入りきれなかった。

ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー(2019年製作の映画)

3.5

優等生?な高校生の、高校生活最後の日に、はっちゃけるお話。笑えるし、なるほどとも思えるところはあるけど、皆さんの評価ほどは、楽しめなかった。

アバター(2009年製作の映画)

4.0

本当に自分が違う星に行って、そこで様々な生き物を見ている気にさせてくれた。今でも、ナヴィ族の娘が、幻想的な植物の中を歩いているシーンが思い出される。
私にとって、美しく、そして、ファンタジー満載の映画
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