ガロンさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

ガロン

ガロン

映画(127)
ドラマ(0)
アニメ(0)

タクシードライバー(1976年製作の映画)

3.8

夜のタクシーと夜景がおしゃれ。
デニーロが狂気的でセクシー。
アイリスは子どもながら大人の表情を見せていて美しい。

何かをやりたいと言葉を詰まらせながら語っていたトラヴィスが、最終的にタクシードライ
>>続きを読む

バグダッド・カフェ 完全版(1987年製作の映画)

3.8

カットの繋がりに違和感があったり、画の構図が珍しかったり、少し独特な映画。それよりもジャスミンとブレンダ一家が最初は対立しながらも家族になっていく姿がよい。笑いもありほっこりする。

アメリカン・グラフィティ(1973年製作の映画)

3.9

リコリスピザがアメリカングラフィティをオマージュしていると聞いて観てみたが、、
車、音楽、照明、フィルム感、最高すぎた。
1970年代の作品なのに現代でも色褪せないおしゃれさ。
ローリーとキャロル、2
>>続きを読む

Mommy/マミー(2014年製作の映画)

4.0

斬新で美しい映像表現と深いテーマのストーリー両方が素晴らしい。
こんなに愛が溢れているのに苦しくて悔しくて。

リコリス・ピザ(2021年製作の映画)

3.9

2人の恋の行方はあまり気にならなかったが、ゲイリーの毎回ふりだしから立ち上がる逞しさが清々しかった。
映画を通して同じところをぐるぐるしてる2人が大きく成長したわけでもないけど、半歩は前に進んだかな。
>>続きを読む

寝ても覚めても(2018年製作の映画)

3.7

恋の止められなさ。
そしてそれを上回る優しさと時間。
麦に再会した時の堕ちていくような音楽が頭に残る。

飛行士の妻(1980年製作の映画)

3.6

パリに暮らす人々のとある1日。
フランソワにはイライラ。
アンヌは自分の考えを強く持ちながらも優しさと弱さも持っている。
リュシーの明るくポジティブな性格が良かった。

フルメタル・ジャケット(1987年製作の映画)

3.8

 訓練施設での罵倒が酷すぎて笑える。そこからの重厚なストーリーへの展開が見事。カメラワークも特徴で、進軍する場面で固定ショットからの流れで兵士をトラッキングしていくのが臨場感があって良かった。
軍で走
>>続きを読む

私をくいとめて(2020年製作の映画)

3.8

胸が張り裂けそうになる繊細で危うい心理状態をのんが見事に表現している。Aが消えてからのクライマックス、のんが少しだけ成長して強くなったように見せる所、本気の芝居を見て胸が熱くなった。

ジャンプカット
>>続きを読む

汚れた血(1986年製作の映画)

3.7

アネットを観てカラックス作品に興味を持ち視聴。
役者の表情や斬新な表現がやはり魅力的。
走るアレックス、バイクに乗るリーズ、タバコを吸うアンナ、ハッとするシーンは多かった。
カラックス作品は魅せる画や
>>続きを読む

アネット(2021年製作の映画)

4.0

カラックス監督作品を初めて鑑賞。
映画ってこんなに自由でいいんだと気づかせてくれる衝撃的な体験だった。
ファーストショットから引き込まれる画、フィクションとして楽しませるユーモア、
素晴らしい音楽との
>>続きを読む

キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン(2002年製作の映画)

3.7

軽快なテンポと鮮やかな演技。FBIが近づいてくる時の音楽・カメラワークによる緊迫感の演出が巧み。

オールド・ボーイ(2003年製作の映画)

4.0

スリル、ストーリー展開、愛情、どれもがレベルが高い。どんどんのめり込んでいく。

フォレスト・ガンプ/一期一会(1994年製作の映画)

4.0

フォレストが魅力的な人格だからこそ幸運が舞い込み周りが味方してくれる。悪運も乗り越えて幸運に変える。一途で純心な姿に勇気づけられる。

オールド(2021年製作の映画)

3.6

鮮やかな映像美とカメラワークが面白い。
人の死に方やストーリー展開は若干チープ。

トレインスポッティング(1996年製作の映画)

3.8

テンポが良いため飽きずに見ていられる。
最後のモノローグが最初のシーンとシンクロしていてよい。
これからの未来を予感させてくれる。

スパッドの表情がよかった。
出て行くマークを見つめる表情や、ロッカ
>>続きを読む

エターナル・サンシャイン(2004年製作の映画)

4.1

キャラクターの魅力、話の展開、映像の芸術性、どれも質が高くて美しい。

Summer of 85(2020年製作の映画)

3.7

BL要素が強くて驚いたがファッションなど含めて絵面は綺麗。
よく考えれば当たり前だが、同性の恋愛でも飽きが理由で別れがくるのだな。異性の恋愛以上に想いの大きさのすれ違いによるショックは大きそう。
墓の
>>続きを読む

アラビアのロレンス(1962年製作の映画)

3.4

変わり者ロレンスの、アラビアを愛し失望し苦悩する姿が印象的。当時の中東の歴史を知っていればより楽しめた。ロレンスがマッチの火を吹き消すとアラビアの夕焼けにシーンが飛ぶ演出は良い。

サマーフィルムにのって(2020年製作の映画)

4.1

キラキラした青春よりも泥臭くてかけがえのない時間に共感。
ラストの展開も面白く最後までわくわく。
初めて時をかける少女を見た時と同じような鳥肌が立った。
役者みんなよかったが特にビートバンが良かった。

家へ帰ろう(2017年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

ユダヤ人のお爺ちゃんが若い頃に親友とした約束を果たしに故郷のポーランドに帰る。
あらすじだけでも感動的な予感がしてレンタル。
これはフィクションでありドキュメンタリー。
憎きドイツの地面を踏みたくない
>>続きを読む

アバウト・タイム 愛おしい時間について(2013年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

心がほっこりし、今日を大切に生きようと思える温かい映画。
ティムのモノローグで物語が進む。彼の心の成長を感じることができる。
嵐の中の結婚式、不運と捉えるかそれすらも楽しめるかは人の心なのだと思った。
>>続きを読む

竜とそばかすの姫(2021年製作の映画)

3.9

まず音楽が綺麗。音楽の時点で優勝。ヒロインの声が震えてる所も含めて綺麗すぎる。
またUの中の映像は写実的な綺麗さではなく、仮想世界・デジタルらしくシンプルな図形や絵の組み合わせで複雑さを出していてよか
>>続きを読む

マッチポイント(2005年製作の映画)

3.5

主人公クリスがクズ。
そしてとにかく運がいい。
ただラストの表情はいっそ捕まってしまいたいという複雑なものだった。
ノラもクロアも可哀想。
ノラの眉毛鋭くて気が強そうで魅力的。
いい女でガード固そうだ
>>続きを読む

レオン 完全版(1994年製作の映画)

4.2

レオンの無骨だが心優しいキャラクター、マチルダの大人っぽさとあどけなさ、2人の関係性や愛情の変化、スタンの狂気感、ファッションや美的センス、斬新なカメラワークや構図、悲しいクライマックスと強く前を向く>>続きを読む

アサシン(1993年製作の映画)

3.6

ブリジットフォンダが美しい。最後のシーン、朝靄の中に消えていくニーナの背中に寂しさや希望を感じられたのが印象に残った。