らんらさんの映画レビュー・感想・評価

らんら

らんら

バズ・ライトイヤー(2022年製作の映画)

3.4

「トイ・ストーリー」の劇中に登場するバズ・ライトイヤーの玩具のモデルになったアニメの物語。(ややこしい)
劇中劇を映画にしたモノ。

なので、トイ・ストーリーに出てくる玩具のバズとは全くの別ものであり
>>続きを読む

くるみ割り人形と秘密の王国(2018年製作の映画)

3.6

とにかく美術と映像が素晴らしい

元の童話である「くるみ割り人形」に沿いつつ、オリジナル展開を組み込んだストーリー。子ども向けの内容ではあるけれど大人でも楽しめます。


劇中では、バレエの「くるみ
>>続きを読む

アラジン(2019年製作の映画)

3.4

ディズニーアニメの実写映画としてのクオリティはかなり高い。

めっちゃ楽しい。ストーリーはかなり大味だけど、ミュージカルとダンスシーンが兎に角楽しいのでどうでもよくなります。

ダンスシーンは、全体的
>>続きを読む

コードネーム U.N.C.L.E.(2014年製作の映画)

3.7

これ凄く好きなのに未だに続編作られる気配無くて悲しい。
アーミー・ハマーのゴシップが理由なのか本作自体の興行が振るわなかったのか…

アクションが少なめなのもあって、従来の有名スパイ映画のような迫力と
>>続きを読む

真実の行方(1996年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

人間と物事の2面性を描いたサスペンス法廷劇。全体的にテンポが良く、白熱する裁判シーンはとても楽しめます。

日本とは法律や裁判のルールが違うため理解するのに少しだけ時間を要する。


エドワード・ノー
>>続きを読む

シャッター アイランド(2009年製作の映画)

3.7

冒頭からかなり不穏な雰囲気で、終始曇り空と不気味な嵐な上、重々しい音楽がずっと流れているため独特の息苦しさがあります。

ホラーじゃないけれどホラーを観てるような怖さを感じる。

特に主人公の回想シ
>>続きを読む

アウトレイジ ビヨンド(2012年製作の映画)

3.7

前作よりも組織同士の駆け引きが多く、バイオレンス要素も健在なため見応えがあります。
本作では関西ヤクザも参戦し、関西弁の怒号も加わることで彩りが増えました。

印象的なシーンや台詞を作るのが上手くて、
>>続きを読む

アウトレイジ(2010年製作の映画)

3.6

ただひたすらに暴力的。人間ドラマとかメッセージ性とか特になくて、最初から最後まで暴言と暴力を行使しているある意味純粋な作品です。

余計なお色気シーンとか恋愛事情とかを入れてないのがめっちゃ良いです。
>>続きを読む

湯を沸かすほどの熱い愛(2016年製作の映画)

3.6

完璧じゃない、間違ってばかりだけど暖かくて泥臭い人間ドラマ。全体を通して、大人のエゴに振り回される子どもたちの物語なので好き嫌いが分かれると思います。

でも、紆余曲折ありながら最後はめっちゃ泣ける。
>>続きを読む

手紙は憶えている(2015年製作の映画)

3.8

絶対事前情報なしで観た方が良い映画。
最初から少しずつ散りばめられていた違和感が、最後になって回収され衝撃。

アウシュヴィッツの生存者が、ナチスの兵士に復讐するというあらすじだけ知っていたので、社会
>>続きを読む

ワンダー 君は太陽(2017年製作の映画)

3.6

親や生まれ育つ環境ってめっちゃ大事なんだな……って改めて実感する映画。

主人公のオギーは生まれつき人と違う顔で、周りの人達から敬遠されがち。

新しく入学した学校でも初めは遠巻きにされたりいじめられ
>>続きを読む

JAWS/ジョーズ(1975年製作の映画)

3.8

久々に観ました。めっちゃ面白い。スピルバーグってやっぱり凄いんだ…ってなります。

サメ映画は数あれど、原点にして頂点という感じがする。

冒頭3分くらいで早速サメが出てくるのがめっちゃポイント高いで
>>続きを読む

激突!(1971年製作の映画)

3.7

怖すぎて、車を運転したくなくなる。

最初から最後まで緊張感があり、観ているだけでとても疲労します。
役者の演技は勿論、撮影技術と音楽による効果がとにかく凄い。

「煽り運転」という、決して特別ではな
>>続きを読む

ミッドナイト・イン・パリ(2011年製作の映画)

3.5

ちょっとした旅行気分になれるロマンチックで素敵な映画。

物語を楽しむというよりも、パリの美しい街と歴史を見て楽しむ作品です

1920年代のパリの雰囲気がすごく良くて、再現度も高いと思います。
ヘミ
>>続きを読む

リトル・ダンサー デジタルリマスター版(2000年製作の映画)

4.7

劇場で観ることが出来て本当に良かったです

何もかもが愛おしい映画。

オープニングから既に最高

クラシックバレエがテーマではあるものの、劇中で流れる音楽はロックなものが多かったり主人公のビリーが独
>>続きを読む

ミッション:インポッシブル2(2000年製作の映画)

3.6

イーサン・ハント異次元にかっこよすぎて冒頭から笑えてきた。 ビジュアル爆発してる。ヘアスタイルが抜群に似合いすぎている。

なんかどんなに深刻なシーンでもトム・クルーズの顔面がかっこよすぎて眩しかった
>>続きを読む

ミッション:インポッシブル(1996年製作の映画)

3.7

かっこいー!!エンタメ!!!

内容はスパイ作品の王道で、「裏切り者を探せ」

内容的に次作に比べると、スケールは大きくないかもだけど(それでも十分めっちゃ派手)、その分硬派で品格のあるスパイ映画に仕
>>続きを読む

レインマン(1988年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

この時代に、ここまで解像度高く自閉スペクトラム症を描いているのがすごい。

しかも大抵この手の映画はラストで大きな泣けるポイントを作ったり、感動のハッピーエンドを迎えたりするのですが、

本作は自閉ス
>>続きを読む

英国王のスピーチ(2010年製作の映画)

3.7

元になった実際の話がめっちゃすきなので、
ジョージ6世をコリン・ファースが演じたの凄く嬉しい。

カリスマ性のある人気者の兄が恋に盲目になり突如王の座を放棄、その後釜になったのが内気で気弱で国民からも
>>続きを読む

ドラゴン・タトゥーの女(2011年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

オープニングがかっこよすぎて初っ端で脳破壊される

デヴィッド・フィンチャー監督特有のスタイリッシュでかっこいい作風がとてもハマっています。クールな雰囲気が、舞台の北欧とも合っている。

テンポの良い
>>続きを読む

Cloud クラウド(2024年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

他人に共感しない、出来ない、
周りに無関心で、モノを際限なく欲しがるけれどモノの本当の価値は理解していない、
そんな現代人を誇張して描いた作品。

故に観ている側も、登場人物に共感できない。

どの登
>>続きを読む

スマイル(2022年製作の映画)

2.8

この作品は広告・プロモーションが凄く上手くて、SNSの使い方もお手本のようでした。

日本でも「世にも奇妙な物語」を始めとして、現実世界の我々を巻き込むようなプロモーションを行ってきていたけれど、これ
>>続きを読む

ジェーン・ドウの解剖(2016年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

事前情報なしで観始めたので、普通に中盤まで検死解剖系ミステリサスペンスだと思ってた。

なので初めて観た時は全然ハマらなかったんだけど、ホラーだと認識して久々に観返すとちゃんと面白かったです。

>>続きを読む

さくらん(2007年製作の映画)

3.9

蜷川実花作品はあまり好みではないけれど、本作は唯一、めっちゃ好きな作品で一時期何度も繰り返し観ていた。

なんせビジュアルが素晴らしい。
いつもなら派手すぎて映画だと最早安っぽく見えてしまう蜷川実花特
>>続きを読む

源氏物語(1987年製作の映画)

4.0

杉井ギサブロー版の「源氏物語」
圧倒的センスで好きすぎる。

アニメーションの源氏物語は他にも作られているけれど、本作が一番好きだし一番「源氏物語」らしさがあると思います。


日本美術とアニメーショ
>>続きを読む

スケアリーストーリーズ 怖い本(2019年製作の映画)

3.3

1度観たら忘れられない強烈なビジュアルのクリーチャー達。
造形が凄い。子どもの時にみてたら確実にトラウマになる。

デル・トロ味があるなと思ってたら、やはりデル・トロの携わっている映画でした。

ホラ
>>続きを読む

MAMA(2013年製作の映画)

3.0

デル・トロ監督が製作総指揮をしているということで、癖強世界観のホラーが観れると思っていたけれどホラー映画としては結構普通だった。

けれど、人間ドラマとしてはラストの展開が凄くデル・トロ味が強い。
>>続きを読む

テッド(2012年製作の映画)

3.1

今までに観たことのないジャンル
品は無いけど面白い。

クリストファー・ロビンがプーさん離れできなかったif世界線っぽい設定。

かわいいテディベアがオジサン声でめちゃくちゃ下品な言動するのがギャップ
>>続きを読む

ソーセージ・パーティー(2016年製作の映画)

3.1

品は全く無いけど、面白い
何も考えず映画を観たいときにオススメ

CGのクオリティが高くて世界観も作りこんでるのでB級感がなくめっちゃ楽しめます
品は無い

オットーという男(2022年製作の映画)

3.6

心が暖かくなるヒューマンドラマが観たくて鑑賞。予想通り素敵な映画でした。

トム・ハンクス、何を演じてもしっくりくる。

どの街にも1人はいそうな、頑固な偏屈爺さん。突き放すようなことを言うけれど実は
>>続きを読む

ゴーン・ガール(2014年製作の映画)

3.8

なんて完成度の高いストーリー構成…

二転三転する展開、物語が進むに連れ変わるキャラクターの印象、最後の最後まで先が読めず観入ってしまいました。

デヴィッド・フィンチャー監督作品の魅力であるハイテン
>>続きを読む

サンセット大通り(1950年製作の映画)

4.2

火力MAXすぎる。
これは絶対にいつか映画館で観たい映画

ラストシーンのインパクトと余韻が凄まじくて、ずっと頭に残ります。

当時、アカデミー賞での部門受賞数は「イヴの総て」の方が多かったらしいけれ
>>続きを読む

ミッドナイトスワン(2020年製作の映画)

3.6

悲劇的に描きすぎてるところがあるし、批判されるところもあると思うけれど、作られるべき映画だったと思う。

キャスト陣の演技は言わずもがな。
草彅剛が、最初から最後まで、髪の毛を短く切りそろえた時でも女
>>続きを読む

ぼくのお日さま(2024年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

事前情報一切無しで観たけれど、
これはパンフレットを観て情報を得た後だと大分印象の変わる作品だと思う。

私は当初リトルダンサーに、邦画らしいヒューマンドラマ要素を加えた作品、という風に観ていました。
>>続きを読む

土を喰らう十二ヵ月(2022年製作の映画)

3.0

丁寧な暮らし の究極版。

絵的な派手さは無いけれど日本らしいワビサビを感じさせる雰囲気が素敵。
食べ物も、素材の味を活かす素朴なもので、華やかではないけれどとても美味しそう。

エイリアン:ロムルス(2024年製作の映画)

3.5

しっかりホラーでめちゃ怖かった。

同時に沢山の危機が訪れるので息付く暇もなく、最後まで心臓バクバクさせながら観れます。

主人公達が暮らす舞台も、スチームパンクっぽいディストピア世界でかなり好みでし
>>続きを読む