HarryTさんの映画レビュー・感想・評価

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墓泥棒と失われた女神(2023年製作の映画)

4.1

原題のLa Chimera も、日本語の題名もとても良い。イタリア人の見るイギリス人のイメージもよくわかる。
後半、話が動き出すと、面白くなる。

イタリア人の泥棒に、リンゴ・スターと中川家の礼二がい
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ゲバルトの杜 彼は早稲田で死んだ(2024年製作の映画)

4.5

いやあ、お客さんは、おじいちゃんばっかり。クロカンとか、シミタケとかの名前にピンと来る世代。
みな、よくわからないとのコメントが多いのですが、やはり、これは、共産党の昭和30年の六全協における方針転換
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SCRAPPER/スクラッパー(2023年製作の映画)

4.0

簡単ではなく、解決もしないんだけど、終わってみるとスッとしました。考えの浅い父親と、とんでもない娘を空から見ている母親。イギリスらしい。

ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ(2023年製作の映画)

4.5

いやあ、よかった。
人は、信頼してくれる人が現れると、急に成長する。一緒に歩いてくれるだけで、どれだけ足取りが軽くなるか。アンガスの表情が、最後に変わる。それだけで涙が出てしまう。
ベトナム戦争が、若
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ミッシング(2024年製作の映画)

4.4

人の足元なんて、弱いんだなあ。あっという間に崩れて、そこから、もう、出れない。
皆さん、熱演。弟役の人の目がとても印象的。

トノバン 音楽家 加藤和彦とその時代(2024年製作の映画)

4.3

この人は、フォーク・クルセイダーズの顔と、解散以降の顔があり、本人が同じことは繰り返さないと言っているように、その二つは、全く違ってくる。
私には、最初の10年がとても懐かしかった。何かその後は、周り
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運が良けりゃ(1966年製作の映画)

3.8

懐かしい顔がいっぱい出ていました。
落語のネタを繋いだものなので、ブチブチしています。志ん朝の落語を聞いた方が面白いんですが、ハナ肇とクレージーの面々を見るだけで満足でした。

フリー・ガイ(2021年製作の映画)

3.8

なるほど、よくできてますね。一番よかったのは、グレーテスト・アメリカン・ヒーローのテーマソングが流れたところ。このドラマ、好きだったんだよね。ウィリアム・カットが主人公。

ありふれた教室(2023年製作の映画)

4.6

すごい。
優れたイヤミスを読んでいる感じ。途中、何度も、やめてあげてと思う。緊張感がずっと続く。終わって、観てよかったと、観なきゃよかったがまじる。関係ないけど、むかし、セッションを観た時を思い出した
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ボルグ/マッケンロー 氷の男と炎の男(2017年製作の映画)

4.0

ウェアはフィラ、ラケットはドネー、ボルグが使ったものは全て売れた。懐かしい。映画はとてもよくできているが、本当の試合に勝てるものではない。当たり前か。
そして、この試合が頂点だったという人は多いと思う
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デッドプール(2016年製作の映画)

4.2

ライアン・レイノルズは、アクション映画をコメディーとして作るときに出ていると安心して見られる。面白かったよ。

天国でまた会おう(2017年製作の映画)

4.5

とてもよかった。
フランスのエスプリって、イギリスのユーモアとは違う。味がある。

関心領域(2023年製作の映画)

4.4

小市民の生活を見せて、深い井戸の底を思わせる。音と、煙、川に流れ込んだ何かしか見えない。
綺麗な景色に目を開けていても、お母さんの呼ぶ声には耳をすませていても、花の匂いは吸いこんでいても、意識に入って
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猿の惑星:聖戦記(グレート・ウォー)(2017年製作の映画)

4.2

三部作、見終わりました。重くてつらいが、寓話というには、今の現実に近過ぎる。

猿の惑星:新世紀(ライジング)(2014年製作の映画)

4.2

なあるほど。
パンデミックといい、無駄な殺戮の繰り返しといい、今の世の中を見通していたような映画。つまり、今の世の中は、人類の繰り返し行なってきたことだったということがよくわかる。
三部作仕立ての映画
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猿の惑星:創世記(ジェネシス)(2011年製作の映画)

4.3

これの日本題にジェネシスとつけるのはどうなのかな?さすがによくできている。さあ、あと二つも見るぞ。

テロ、ライブ(2013年製作の映画)

4.2

ずっと目が離せない。マネーモンスターと比べても、こっちの方が良くできてる。

つばさ(1927年製作の映画)

4.1

ほぼ百年前の映画。正直、第一回アカデミー賞という興味で見ました。
でも、さすがに面白い。
空中戦などすごくよくできている。迫力があってびっくり。やはり、少し冗長に感じるが、戦争はもう嫌だという気持ちが
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L.A.コンフィデンシャル(1997年製作の映画)

4.2

ジェームス・エルロイのシリーズはハマって読んだ。このメンバーで映画にするのだから、そりゃあ面白い。

沈黙のレジスタンス~ユダヤ孤児を救った芸術家~(2020年製作の映画)

4.5

人は、本当に必要な時に、目を逸らさずに一番必要なことをしなければならないと、心底から思わせてくれる映画でした。

大河への道(2022年製作の映画)

4.1

中井貴一と松山ケンイチ。この2人の出るコメディは、外れない。

ひまわり(1970年製作の映画)

4.3

国が守るべき人たちが、国を守るために駆り出されて、人生を捻じ曲げられる。それを名優が濃密に見せてくれる。表情を消した時のソフィア・ローレンは怖い。ベトナム戦争、真っ只中の年に作られた作品。

オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.6

なんとも多くのことを考えさせてくれる映画です。出てくる俳優が皆すごくて、演じている人物が、科学界のオールスター。やったことが世界を永遠に変えてしまったこと。
小物が宝くじを当てて、その後の人生を台無し
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パスト ライブス/再会(2023年製作の映画)

3.8

アメリカで評判が良いと聞きました。この映画の2人のアジア人の温厚さと野暮さが、彼らのイメージと合うからかと思います。

アナザーラウンド(2020年製作の映画)

4.1

ああ、だめだよそっちいっちゃ、ってずっと思いながら見る映画。ヨーロッパの北の方は、暗さが生活に影響を落としていくんだなぁ。
だから、生徒と一緒に喜ぶシーンがとてもホッとさせてくれる。

オリ・マキの人生で最も幸せな日(2016年製作の映画)

4.2

なんとものどかなボクシング映画。これが実話で、最後にご本人たちが映るなんて、いいね。
ボクシングのシーンは、ちゃんと迫力があった。人にとって一番大事なことは、内側からしか見えないんですね。

落下の解剖学(2023年製作の映画)

4.4

面白かった。
手術の時、解剖学をちゃんと理解してやっていると、この層を切ると、こんな絵になるはずということが頭に入っている。それと違った絵が出てくると、そこは、異常組織で病気の原因だとわかる。
映画で
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漫才協会 THE MOVIE ~舞台の上の懲りない面々~(2024年製作の映画)

4.2

アカデミー賞の候補の映画を横でやっているし、浅草キッドも見てないのに見ちゃいました。
今は、漫才は関西となっていますが、獅子てんや・わんや、Wけんじ、晴乃チック・タックなんて、無茶苦茶面白かったんです
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リスボンに誘われて(2012年製作の映画)

4.0

意外と面白い。ポルトガルは、ヨーロッパの端で、大航海時代を除いては、騒がれることがない国。そこで起きていたことは、ほとんど知らない。その中でのドラマ。メラニー・ロランは相変わらず美しい。

ネクスト・ゴール・ウィンズ(2023年製作の映画)

4.1

ドキュメンタリーがあるものを映画にする。それも、かなり忠実にしているらしい。作りたかったんだろうね。
最初から、この監督さんならではの入りだし、意外に伏線もはるし、楽しめる。ハカが、段々カッコ良くなっ
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ようこそ映画音響の世界へ(2019年製作の映画)

4.1

とても良かった。南カリフォルニア大学のシネマ学科がわちゃわちゃと若い才能で溢れ返っていた日々がいいですね。そこで映画が生まれ変わって、オワコンになることなく、今でも生き生きとしているんだなあと思いまし>>続きを読む