キューブリックのハリウッドデビュー作…だそうです。後期の彼は常にこちらのドギモを抜くような映画を作ってきましたが、さすがにこの当時は監督の「色」は控えめ。とはいえ、タランティーノも参考にしたと言われる>>続きを読む
huluで見かけて、懐かしさのあまりつい鑑賞。内容としては子供向けだが、キャストはもろにいつものロバート・ロドリゲス作品でみる顔ぶれだし、親指人間とか無理やりフリークに変身させられるとか、ちらりと見え>>続きを読む
『ダージリン急行』の前日譚。
なんてことない痴話喧嘩ながら、無駄にナタリー・ポートマンが素っ裸になっているというところに変な拘りを感じる。
これだけ見ると何が何だかなので、前日譚だけど本編の後に観た方>>続きを読む
『死霊のえじき』から20年の時を経て作られたロメロ監督の新たなるゾンビ映画。
今までとは違って名の知れたスターを多く起用しており、舞台も大きく発展した島になっていて閉塞感もほとんどなく、全体的に明るい>>続きを読む
ロメロ監督のデビュー作にして、この世に「ゾンビ」という概念を生み出した偉大な作品。
うめき声を上げながらのろのろ歩き、人肉を喰らって頭を破壊されると活動を停止、かまれると自分もゾンビに…と、今あるゾン>>続きを読む
ポン・ジュノ監督のハリウッド進出作ということで、もしかしたら大衆向け娯楽作品になってるのでは?と思っていたのですが、いつものようにずしんとくる重い作風でした。勝手に「貧困層の人間がセレブ達をぶちのめす>>続きを読む
またいい加減な邦題を付けられていますが、ロメロ監督による『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド』『ゾンビ』に続くゾンビ3部作の最終作です。今回はゾンビ発生から時間がたっており、地上がゾンビによって支配され>>続きを読む
相棒がひたすら格好よく活躍しまくる一方で、主人公が格好悪くていまいち好きになれない感じ、どことなく『キック・アス』っぽいかも。ヒーローものとしてはダメな男が正義感に目覚めて…ってのは鉄則ですが、やたら>>続きを読む
ピュア童貞マックス君とピュア中年ハーマンさん、そして女教師ローズマリーさんの間で繰り広げられる三角関係のお話…ですが、そこはウェス・アンダーソン監督なので、ドロドロ感は微塵もないポップでとぼけた恋愛も>>続きを読む
何よりも前半、訓練シーン。ハートマン軍曹のとんでもない罵詈雑言と、いびられてどんどんおかしくなっていくほほえみデブ(この名前がまた良い)の描写がインパクト大。後半は成長した兵士たちが戦地に赴くわけです>>続きを読む
ある出来事をきっかけに疎遠になっていた3兄弟が、インドでの旅をきっかけに絆を取り戻していくお話。久しぶりに会ってちょっと腹の探り合いしていたり、ギクシャクしているようでやっぱり行動はどこか似ていたり…>>続きを読む
ジム・ジャームッシュ監督初体験。
こういうミニシアター系(と言っていいものかどうか?)はほとんど見たことないのですが、こちらを楽しませようとも悲しませようとも笑わせようともしない、異常なまでのオフビー>>続きを読む
くだらないキッカケからのっぴきならない大事に…っていういつものコーエン兄弟のお得意パターン。
メインの役者たちが凄い楽しそうにクズ野郎を演じているのは観ていて楽しかったのですが、いつものコーエン兄弟の>>続きを読む
なんというか、ものすごい「妙」な映画でした。
ドギツイ原色とか執拗なシンメトリーとか、そこら辺は監督がアシッド体験がどうのとか言っていたので、そういうドラッギーな演出を意識しているのは分かるのですが…>>続きを読む
好きなことやるだけやって、最後はみじめに散っていく。これぞ悪の鑑!1㎜も憧れの念は抱きませんが、マフィアとはこうあっていただきたいです。…とか本人たちの前で言ったらぶち殺されそう。
『ホーム・アローン>>続きを読む
老夫婦版『ボニー&クライド』もしくは『テルマ&ルイーズ』といった感じの映画。ところどころ『バニシング・ポイント』っぽいところもあるかも。
強盗をしながらある目的地を目指して車を走らせるといういわゆるク>>続きを読む
サスペンスものにしては致命的なまでの犯人のまぬけっぷりがキツイ。なんとか持ち直すとはいえ、しょっちゅう出し抜かれてあたふたするので、緊張感もクソもありません。
コンピューター云々なお話なのに、最終的に>>続きを読む
こういう映画になんだかんだ言うのもお門違いかなぁ、とも思いますが…子供向けなノリを実写でやるとここまでお寒いことになるとは…最早見ててなんかつらかったです。齢30を超えてこの仕事をやってのける大野君、>>続きを読む
復讐は何も生まない、というが、少なくともカタルシスと満足感は得られるんだしそれでいいと思う。復讐しなくたって何も生まないし。
名犬ビーストとメガネパパの華麗なる逆襲に乾杯!
(2014.18)
原作ファンからすると、この時点ですでに色々端折って駆け足ぎみなのは残念だけど、あの世界観をここまで再現しているのはやはり凄い。
最初に原作者から要望があった監督はなんとあのテリー・ギリアムだったらしく>>続きを読む
総勢18人もの監督が「舞台はパリ、テーマは愛」という条件付けで撮った5分の短編オムニバス作品。
流石に18個も話があるので、誰でも一つくらいはグッとくる話があるんじゃないでしょうか。
個人的に好きなの>>続きを読む
突然謎の感染症によって人々が失明していったら…という、一風変わったディザスター(災害)ムービー。ちょっと『ハプニング』と似ているかも。
「目が見えなくなる」って相当恐ろしいことだと思うのですが、その悲>>続きを読む
いつものコーエン兄弟とは全く違ったテイストの、至ってまともなコメディ映画。良い話ではあるのですが、あまりに毒もアクも無いのであまりグッと来なかったです。家族でまったり観たりするくらいならちょうどいいか>>続きを読む
まさに冒険活劇という感じで、アドベンチャーの定番と言われたら未だに今作が思い浮かぶ。
最後の顔がドロッと溶けるシーンは幼い自分に強烈なトラウマを植え付けた作品で、当時スピルバーグ監督は優しい作品を撮る>>続きを読む
昨今の鮫映画では、鮫のくせに陸に上がりだしたりビュンビュン空を飛んだりしていますが、やはり一番恐いのはこの『ジョーズ』の鮫。
時代が時代なだけにアグレッシブな動きとかはしないものの、その無機質な感じの>>続きを読む
スピルバーグ渾身の王道SF。空飛ぶ車とかバーチャルでリアリティー体験ができる機械とか、捻り無しの分かりやすい未来像が逆に新鮮です。
基本王道であるが故に、「叩かれると吐き気を催す棒」という武器の謎っぷ>>続きを読む
コワモテのおっさん達が何だバカヤローうるせえコノヤローとか言いながら殺しあう凄い映画。シチュエーションは確かに怖いんだけど、むきになって大声張り上げたり、命の危機が迫ると急にあたふたしだすのは傍から見>>続きを読む
喧嘩別れした恋人同士がお互いの記憶を消すが…というのがおおまかなあらすじだけど、映画のメインとなるのは、消されていく記憶の中で必死で抗うジム・キャリーの姿。この記憶内の描写の、頭の中をそのまま描写しま>>続きを読む
実話を元にした話ということで、いつもより暴れない渋いステイサムが斬新。
銀行強盗をする話なのかと思いきや、盗んでしまった品物をめぐった裏社会の汚いお話のほうがメインでちょっと意外。ハゲと愉快な仲間たち>>続きを読む
おっさんが隕石にくっ付いてやってきたエイリアンに寄生される…という冒頭こそ『メン・イン・ブラック』っぽいなと思わせておいて、そこは『スーパー!』の監督らしく凡百のエイリアンものとは一線を画したとんでも>>続きを読む
タイトルやあらすじからは想像もつかないほどのぶっ壊し描写にビックリ&爆笑。何でもないシーンでそこら辺のアクション映画じゃ太刀打ちできない量の爆発シーンを連発したり、R&B界の大物をチョイ役でバンバン出>>続きを読む
基本的に「何か起きそう→起きた!」という展開繰り返しの典型的なホラー映画。『パラノーマル・アクティビティ』でもそうだったのですが、無駄にこっちをビクつかせる行動をとって結局何もしない悪霊さんサイドは一>>続きを読む
『CUBE』のソフト版に収録されている短編。時間も短く登場人物もわずかですが、純粋に演出と脚本のみで魅せてくれる、隠れた佳作です。こういう作品を観ると、多くを語らないことで生まれる面白さもある、という>>続きを読む
やたらと亜種が作られた「CUBE」の正当な続編。
あくまで3次元空間に作られた「箱」同士を行き来して脱出の糸口を見つけていった前作と違い、こちらの「箱」同士は4次元でつながっていて、「箱」ごとに時間の>>続きを読む
ある高校に通う生徒達のなんでもない日常を淡々と描き、その日常が突然崩れ去る様子をこれまた淡々と描いている、それだけの映画。映し出される生徒達はどんな者も平等に映し出され、また皆が少なからず問題を抱えて>>続きを読む