マヒロさんの映画レビュー・感想・評価

映画(1307)
ドラマ(2)

女神の見えざる手(2016年製作の映画)

4.0

凄腕ロビイストのスローン(ジェシカ・チャスティン)は、銃規制の緩和に関して、女性の立場から女性側の賛成意見を取り入れて欲しいと依頼されるが、安直なそのやり方を一笑に付したスローンは、真っ向から対立する>>続きを読む

アナモルフォーシス(1991年製作の映画)

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『ブラザーズ・クエイ短編集Ⅲ』より。

「アナモルフォーシス」とは、一見何が何だか分からない歪んだ画像を、ある方法(ある一点から観る、何かを通して覗くなど)で観ると一つの絵として認識できるという手法と
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(1990年製作の映画)

3.5

『ブラザーズ・クエイ短編集Ⅲ』より。

ベッドで眠る女性と、その女性が見ていると思わしき夢が交互に描かれる。
モノクロ調で描かれがちなクエイ兄弟の作品において、夢のシーンは珍しくカラフルに彩られている
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ハーフ・ア・チャンス(1998年製作の映画)

3.5

自動車泥棒でとっ捕まっていたアリス(ヴァネッサ・パラディ)は、服役中に母が亡くなっていたことを知る。女手一つで彼女を育ててくれた母が彼女に遺していたのは、行方が分からなくなっていた父親と思われる二人の>>続きを読む

ケルジェネツの戦い(1971年製作の映画)

4.0

ケルジェネツという河のほとりで起きたロシアとモンゴルの戦争を、フレスコ画を模したアニメーションで描いた短編。

質感とか色彩感覚なんかが切り絵アニメとは思えないほどリアルで、本当に壁画が動いているかの
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悪の法則(2013年製作の映画)

3.5

結婚を真近に控えた弁護士(マイケル・ファスベンダー)は、高価な指輪を買った弾みなのかなんなのか、ほんの出来心から知り合いに勧められた麻薬ビジネスの片棒を担いで一儲けしようと企むが、生半可な気持ちで踏み>>続きを読む

フライトナイト(1985年製作の映画)

4.0

テレビのホラー映画番組『フライトナイト』をイチャつきながら流し見していたカップルのうちの男・チャーリーは、ふと窓の外に目をやると、二人の隣人が棺のようなものを運んでいるのを発見する。何か怪しいものを感>>続きを読む

バッド・ジーニアス 危険な天才たち(2017年製作の映画)

3.5

貧しい家庭に生まれながら、天才的な頭脳で進学校の特待奨学生として入学したリンは、入学して初めて出来た友達のグレースがテストで大苦戦しているのを見かねてカンニングの手伝いをしてしまうが、それが思わぬ大騒>>続きを読む

スティル・ナハト4 お前がいなければ間違えようがない(1993年製作の映画)

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『ブラザーズ・クエイ短編集Ⅱ』より。

『スティル・ナハト2』と同じバンド(His name is alive)の曲のMVで、同じ少女と白ウサギの人形が出てくる。

今回は、秤のようなものの上に乗った
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スティル・ナハト3 ウィーンの森の物語(1992年製作の映画)

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『ブラザーズ・クエイ短編集Ⅱ』にて。

無機質な部屋が舞台であることがほとんどだったクエイ兄弟作品において、珍しく森が舞台になっている。

謎の手が装置を稼働させると、突然ピストルが発射され、松ぼっく
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スティル・ナハト2 私たちはまだ結婚しているのか?(1992年製作の映画)

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『ブラザーズ・クエイ短編集Ⅱ』にて。

いきなり現代的な音楽が流れ出してビックリしたが、この映像自体が「His name is alive」というバンドの曲のPVで、今作のサブタイトルも曲名をそのまま
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スティル・ナハト 寸劇(1988年製作の映画)

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『ブラザーズ・クエイ短編集Ⅱ』より。

砂鉄のような粒が暴れまわる、無機物好きのクエイ兄弟らしい1分間の短編。スプーンが一斉に壁を突き破って現れるシーンは『死霊のえじき』を思い出した。

ネジやらクギ
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評決(1982年製作の映画)

5.0

シドニー・ルメット監督の作品は『十二人の怒れる男』『質屋』『狼たちの午後』『セルピコ』と観てきて今作が5作目。舞台も時代も違う作品ばかりだけど、この『評決』に至るまで一貫した主人公像があって、それは今>>続きを読む

失われた解剖模型のリハーサル(1987年製作の映画)

3.5

『ブラザーズ・クエイ短編集Ⅱ』より。

反復される動きとかめまぐるしいカット割りなんかの、クエイ兄弟らしい手法を凝縮させて一本の作品にしましたみたいな濃厚な短編で、明確な筋書きもなく延々と繰り返される
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ストリート・オブ・クロコダイル(1988年製作の映画)

4.0

何やら怪しげな場所に迷い込んでしまったらしい男の体験する、悪夢的20分間。

一応原作付きらしいけど、ここまで来るとちゃんとした筋を理解しようとするだけ野暮な気がして調べるのは諦めた。
主人公がちょっ
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善き人のためのソナタ(2006年製作の映画)

4.0

"壁"があった頃の東ドイツにて、シュタージと呼ばれる諜報機関に属していた主人公のヴィースラーは、反体制派ではないかと噂される劇作家・ドライマンの監視役となり、恋人である女優と同棲している家の盗聴をする>>続きを読む

マニアック(1980年製作の映画)

3.5

何やらトラウマを抱え鬱屈とした日常を送っている男・フランク(ジョー・スピネル)は、ある強迫観念から女性を狙い殺人を繰り返す恐ろしい男だった…というお話。

何より異様なのはフランクの心の中を映し出した
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名探偵ピカチュウ(2019年製作の映画)

4.0

物心ついた頃からポケモンに触れてきたドンピシャ世代としては、ハリウッド資本でポケモンの実写映画が作られて、今それをスクリーンで観ているという事自体に感動があって、面白い面白くない以前に感慨深さで胸がい>>続きを読む

北北西に進路を取れ(1959年製作の映画)

3.5

広告代理店に勤める男・ソーンヒル(ケイリー・グラント)は、ちょっとした入れ違いから全く関係ないスパイであると勘違いされてしまい、騒動に巻き込まれていく……というお話。

サスペンス要素もあるけど、スリ
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セルピコ(1973年製作の映画)

4.0

夢を持って警察の仕事に就いた若者フランク・セルピコ(アル・パチーノ)は、配属されたニューヨーク警察が賄賂が当たり前の汚職にまみれた環境で、夢見ていたものとは程遠い場所であることに愕然とする。警察という>>続きを読む

25日・最初の日(1968年製作の映画)

3.0

ユーリー・ノルシュテイン監督の作品は初鑑賞。

ロシアという国が、貴族や上流階級の国から労働者や一般市民の国に大きく変わった革命を描いた作品とのこと。
理系人間なもんで歴史にはとんと疎くて、お恥ずかし
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甘い生活(1959年製作の映画)

3.5

芸能記者の男・マルチェロ(マルチェロ・マストロヤンニ)は、恋人がいるのにも関わらず自堕落な夜遊び・乱痴気騒ぎに身をやつしていたが…というお話。

フェリーニ監督の描くローマは、一貫して「派手で豪華絢爛
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ギルガメッシュ/小さなほうき(1985年製作の映画)

2.5

GYAOで配信中の『ブラザーズ・クエイ短編集Ⅰ』にて。

配信でのタイトルは『ギルガメッシュ叙事詩を大幅に偽装して縮小した、フナー・ラウスの局長のちょっとした歌、またはこの名付け難い小さなほうき』とい
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ヤン・シュヴァンクマイエルの部屋(1984年製作の映画)

3.0

GYAOで配信中の『ブラザーズ・クエイ短編集Ⅰ』にて。

なんでこのタイトル?と思ったら、シュバンクマイエル特集番組に提供された短編を繋ぎ合わせたものだとか。

特に説明は無いが、頭に本を付けた師匠と
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人工の夜景(1979年製作の映画)

3.5

GYAOで配信されてる『ブラザーズ・クエイ短編集Ⅰ』より。
クエイ兄弟の作品は初見。

物語の筋は語られないが、どうやら自室の窓(排気口?)から聞こえる電車の音に「得も言えぬ快感」を覚えてしまっている
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コックと泥棒、その妻と愛人(1989年製作の映画)

3.5

粗野な泥棒のボス・アルバートは、妻のジョージーナと部下を引き連れて、自らがオーナーでコックのリチャードが取り仕切るレストランに通うのが日課だった。しかし妻は乱暴な夫に嫌気がさしており、レストランで出会>>続きを読む

台北ストーリー(1985年製作の映画)

3.5

新居の内覧に来た二人の男女。割と乗り気で家を見て回る女性・アジンと、どこか興味なさげな男性・アリョン。
バリバリのキャリアウーマンなアジンと、野球選手になる夢を叶えられなかったアリョンの間にある将来へ
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サンダーボルト(1974年製作の映画)

3.0

何故か悪党から命を狙われている神父の男・サンダーボルト(クリント・イーストウッド)と、偶然出会った若者・ライトフット(ジェフ・ブリッジス)の二人の、ゆるりとしたロードムービー。

まだ若いジェフ・ブリ
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椿三十郎(1962年製作の映画)

3.5

お上の不正を告発しようと相談し合う九人の若侍たちだったが、相談場所の山小屋の奥から謎の男の声が聞こえてくる。お前たちは考えが甘いと闇の中から現れたのは、謎の浪人(三船敏郎)だった…というお話。

『用
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アベンジャーズ/エンドゲーム(2019年製作の映画)

4.5

リアルタイムでMCUを追いはじめたのはフェーズ2の『ガーディアンズオブギャラクシー』からで、それ以前はレンタルで観ていた程度なので、フェーズ1から10年間追い続けていた人に比べたら半端者ではあるけど、>>続きを読む

ビューティフル・デイ(2017年製作の映画)

4.5

表沙汰には出来ないような汚い仕事を請け負う元軍人らしき男・ジョー(ホアキン・フェニックス)は、ある日政治家から行方不明になった自分の娘を探すように依頼されるが……というお話。

夜露に濡れる路面や車窓
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友だちのうちはどこ?(1987年製作の映画)

3.5

同級生の宿題用ノートを間違って持ち帰ってしまった少年アハマッドは、その同級生が先生から「次宿題を忘れたら退学させる」と叱られていたことを思い出し、なんとかノートを返そうと行ったこともない丘の向こうの隣>>続きを読む

8人の女たち(2002年製作の映画)

3.0

クリスマスになり、ある資産家の屋敷に集まったその家族と屋敷のメイドの8人の女達は、平和に休暇を過ごすはずが、突然主人が何者かに殺されたことから疑心暗鬼に陥っていく…というお話。

主人の妻と妹にその二
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十二人の怒れる男(1957年製作の映画)

4.5

父親殺しの罪で裁判にかけられた13歳の少年の判決について、十二人の陪審員が話し合うことになる。明らかに出揃った証拠を前にほぼ全員が有罪であると判断するが、ただ一人、陪審員8番(ヘンリー・フォンダ)だけ>>続きを読む

明日に向って撃て!(1969年製作の映画)

3.5

強盗団のリーダーであるブッチ・キャシディ(ポール・ニューマン)と、その相棒サンダンス・キッド(ロバート・レッドフォード)の逃避行を描いた作品。

アメリカン・ニューシネマの流れが入ってきた頃の作品だか
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ハロウィン(2018年製作の映画)

3.5

1978年のハロウィンの夜のマイケル・マイヤーズによる凄惨な事件の40年後、囚われていたマイケルが脱走し、再びハドンフィールドの町に訪れる……というお話。

ジョン・カーペンターの『ハロウィン』の直接
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