マヒロ

パリ、ジュテームのマヒロのレビュー・感想・評価

パリ、ジュテーム(2006年製作の映画)
4.0
総勢18人もの監督が「舞台はパリ、テーマは愛」という条件付けで撮った5分の短編オムニバス作品。
流石に18個も話があるので、誰でも一つくらいはグッとくる話があるんじゃないでしょうか。
個人的に好きなのは、コーエン兄弟監督、ブシェミ主演の『チュイルリー』、オリヴァ―・シュミッツ監督の『お祭り広場』、アレクサンダー・ペイン監督の『14区』あたりかなぁ。
特別グッと来たわけではないけど、ガス・ヴァン・サントは美少年同士の「愛」を描き、キュアロンはお得意の長回しを使い、ヴィンチェンゾ・ナタリは一人だけマンガチックで異色な吸血鬼もので(変な血の質感とか白黒っぽい画面とかどこか『シン・シティ』っぽい?)、ウェス・クレイブンはホラーじゃないけど舞台がお墓だったりと、監督によって個性が丸出しになったりしてるところが面白かったです。
(2014.18)
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