ジャン56さんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

ジャン56

ジャン56

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トマホーク ガンマンvs食人族(2015年製作の映画)

2.0

まだ只だるんだるんなかんじ。
只のだるんだるんな「捜索者」。

ブルータル・ジャスティス(2018年製作の映画)

4.0

ジェニファーカーペンターのシークエンスが天才。例によって、お前が作るんかい、なカーステの自作曲が最高。

デンジャラス・プリズン ー牢獄の処刑人ー(2017年製作の映画)

3.0

そこ誰が見たいねん、をやたら引き伸ばすマン代表としてはPコスマトスと双璧。70年代のテリーサヴァラス映画かよ、なパケ写サギもとい話はくそオモンないが、ヴィンスヴォーンの動かし方がずっとオモロい。ジェニ>>続きを読む

夏の娘たち~ひめごと~(2017年製作の映画)

2.0

閉じまくった内容なのに全然ねちゃねちゃしていないカルピスほぼ水みたいな映画だった。

GO(2001年製作の映画)

2.0

お前の自意識知らん、という以前に映画としての前のめりどころがいっこもない。柴崎ですら浅いからそういう映画にすらなっていない。クドカンの無駄遣い。

ロックンロールミシン(2002年製作の映画)

3.0

加瀬亮らがロックンロールミシンする話。
シーンのフックもメタファーも反復と差異も全てにおいてチャラいのだが、が故にみたいなやつ。加瀬のジョカノがぶっ壊れてていいし、松重さん変な髪型過ぎてウケるし、テレ
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月光の囁き(1999年製作の映画)

3.0

つぐみがド変態彼氏によってドS覚醒するひとり逆ドッキリ映画。脚なのか尻なのかどこなのかはっきりさせてほしい点は置いとくとして、水橋研二のもう最初から全てを分かっていたかのようなあの感じがいい。間に挟ま>>続きを読む

The Witch/魔女(2018年製作の映画)

2.0

既視感反転させまっせオチがもはや既視感でしかなく全然ドヤれていない。これを2時間見るならスキャナーズのボンバヘッドを200回見た方がいい。

妄想少女オタク系(2007年製作の映画)

3.0

実は1番重症な二重メタ映画?
アンビエントノイズ怖すぎだから。

憐 Ren(2008年製作の映画)

4.0

なんのこっちゃさっぱりわからんがとてつもなくオモロい。歩道橋のカット。男前がその辺がっつり説明してくれても余計こいつ何言うてんの?な諦念感ぱない。宮下順子の態度が如何様にも取れて余計怖い。

魔法少女を忘れない(2011年製作の映画)

4.0

ラノベかなんか知らんけどとんでもなくオモロい。委員長一択過ぎて魔法少女ちょいちょい忘れてまう。

ハッシュ!(2001年製作の映画)

4.0

ワンカットで田辺誠一と高橋和也がそうなっているスーパー省略から小気味いいし、片岡礼子が出色。割りかしオーソドックスな二元構図に割って入ってくるターミネーターつぐみがめちゃ怖い。

よこがお(2019年製作の映画)

4.0

淵に立つはリニアな構成だからこそオモロかったといえるが、今回はスプリット進行で結局筒井真理子に二面性などないというのをじわじわ暴いていくのがいい。ともかく筒井さん今回もオバケ。もとい犬。

淵に立つ(2016年製作の映画)

4.0

役者のクオリティがオバケ。
なのはもとより、歓待の古舘寛治をはるかに凌ぐゲスさの古舘寛治が結局優勝過ぎるし、ともすれば前時代的なストイックさを携えた堅牢な本がえげつないオバケ。

2/デュオ(1997年製作の映画)

5.0

即興や言うてるそばからアドリブなわけないオラつく西島の、カネくれ、にツボりにツボる。ジャンプカットもバーとブティックの幻惑も赤い電話の反復もむしろインプロとは対極なプロットの強度がえぐい。インタビュー>>続きを読む

ハッピーアワー(2015年製作の映画)

5.0

5時間やるスケールの話ではいっこもないのだが、わやくそオモロい。ど素人にあえて能面演技をさせる逆説的な意図からしたらむしろ短いくらいなのと、あれだけオンタイムに拘ってたらこんなゲロ長い尺にもなるわな、>>続きを読む

SELF AND OTHERS(2000年製作の映画)

4.0

良い。
夭逝した写真家、牛腸茂雄の軌跡を全然いっこも追わないドキュメンタリーの体裁すらないドキュメンタリー。むしろ黒沢清との同時代性がすごいし、あの辺とか完全に蛇の道やん、て思てたらしっかり、たむらま
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阿賀に生きる(1992年製作の映画)

4.0

袋あんぱんのズームやめれ。無論ペヤングも、じゃがいも探してて見切れるばあちゃんも、ええカッコしようとするもただの気まぐれなじいさんとしてあしらわれる遠藤たけしも全てにおいてカメラの破壊力がスゴい。寄り>>続きを読む

人間蒸発(1967年製作の映画)

4.0

今村昌平の七面倒くさいドッキリ映画。メタフィクションに変容していくアントニオーニの情事さながらな中盤からはなかなかオモロなってくる。おばはん同士の究極押し問答は死ぬほどしょうもなくて爆笑を禁じ得ないが>>続きを読む

赤い殺意(1964年製作の映画)

4.0

凡百なルサンチマン爆発ものでは全然なく、いい意味でズコる。春川ますみは見たまんまずっとどんくさいし、西村晃の小男ぶりが光る高度なギャグ映画。カメラも終始クソおもろい。

例によってほぼ全編何言ってんの
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光りの墓(2015年製作の映画)

5.0

中盤の光のディゾルブやば。
からのなんとは無しなリヴェット味が楽し過ぎる。いつものおばちゃんが出ずっ張り過ぎてファンになってきた。タイ語てなんかガルモンボジーア味すごない?

クレイジー・キラー/悪魔の焼却炉(1969年製作の映画)

3.0

焼却炉の出番無さすぎるし、ハチェットでもねえし、コロンボのウンコ回みたいなプロットにノーマンベイツを塗してあの手この手で撮った力の入れどころ間違え過ぎな期待通りの1本。

暗殺の森のトランティニャンの
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無言歌(2010年製作の映画)

3.0

現時点でワンビン唯一の劇映画。
地獄という地獄を延々見せたあとに、ぽっと来た嫁に延々嗚咽させる地獄。からの思い出したかのように逃亡をはかる流れがホンマもんの地獄。死んでも〜が軽々しく使えなくなる映画最
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三姉妹 〜雲南の子(2012年製作の映画)

4.0

よそんちの冷たいババアと子供のどつき合いが虚実を越えて差し迫ってくるワンビンの傑作ドキュメンタリー。長女だけがやけにカメラを意識しているような編集に如何ともし難い感情が沸き起こる。

モデル連続殺人!(1963年製作の映画)

3.0

再見。
すげーな、こんなにつまんなかったけ。というバーヴァじゃなかったら2秒で消していそうな内容なのだが、相変わらずお前らなんぼほどやねん、という殺人リレーとバーヴァライトに身を委ねた。

ロングデイズ・ジャーニー この夜の涯てへ(2018年製作の映画)

3.0

凱里ブルースをほんまにデラックスにしただけという。先鋭という程でもないが、こういうことを見せ物的にやるバランス感覚はいい。1時間ほんまに切らずに回していたらそりゃあすごいに決まっているのだが、馬の暴れ>>続きを読む

ブンミおじさんの森(2010年製作の映画)

4.0

三途の川を渡りかけているおじさんの話。

最序盤から当たり前のようにオバケとゴリラが出てきて食卓を囲む出落ちな画がすばらしいのだが、こいつらの出てくる間と家族のリアクションが輪にかけて正解過ぎで爆あが
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凱里ブルース(2015年製作の映画)

4.0

最&高。どタルコフスキー。

おっさんがウロウロしているだけという意味においてのタルコフスキーを自分の田舎でリビルトしました、感。川を渡るところからの「はじめてのTPS」みたいなの丸出しな長回しは長い
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ブラインド・マッサージ(2014年製作の映画)

4.0

手持ちだけどやたら作劇くさいロウイエのスカしたスタイルが今作はなかなかハマっていたような。見えないのにあたかも見えているかのような視線の交錯とか、まるでリアリティのない血飛沫とか、ほぼスリラーだった。

長江哀歌(ちょうこうエレジー)(2006年製作の映画)

4.0

美しい景観が失われるのか、失われゆく景観が美しいのかが限り無くシームレスでいい。無色を色として認識させるスケープデザインの統一感とかバックショットからの景観が相変わらず筆舌に尽くし難いジャンクー構図で>>続きを読む

パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

3.0

ごっさ普通。
良くない方の意味でオスカー納得。
やたら臭いに言及してくる割に言う程臭ってこない。糞尿に塗れろたー言わんが、それでもケイパーに振り切るなら振り切れよ、とか思ってしまう展開だった。地下室も
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スプリング・フィーバー(2009年製作の映画)

3.0

手持ちザラザラのジュテームモワノンプリュ。芝居がかっているし、結構カットも割られてるので、ゲリラである事情はあったにせよあんまりノレなかったが、なんかデレクジャーマン的な世界観を現実に引き戻して叩きつ>>続きを読む

プラットホーム(2000年製作の映画)

3.0

ジャジャンクー版「旅芸人の記録」。て程の途方も無さはないがそんな感じ。腐れ縁と思われた4人がいよいよ散り散りになっていく様と不可分な時代。。否、髪型の変遷。。

そこまで間延びしない超遅速パン振りも、
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ふたりの人魚(2000年製作の映画)

3.0

イキった「めまい」臭がすごいが、それ以上になんかマーロウを意識している感じがあるし、湖中の女だよねこれ。そういえば。

鵞鳥湖の夜(2019年製作の映画)

3.0

ゴリゴリのウェルズ。何でもない横のトラッキングですらなんかウェルズ。罰ゲームにしか見えないグイルンメイの短髪もリタヘイワースを思わせる。ミラーハウス?も出てきたから決定的に上海から来た女。

牯嶺街(クーリンチェ)少年殺人事件 デジタル・リマスター版(1991年製作の映画)

3.0

人の集中力というもんをガン無視した尺はともかく、そんなにおもんないのだが、勝手に逃げろ、みたいな横移動のとことか、兄貴が濡れ衣でオヤジにしばかれるとこの構図は打ち震えた。フレーム外への希求が至高。