やっとこ観れた。
70年代のアケルマンの特徴が本作でも顕著で、基本カットは割らないのだが、母親との対話でだけわずかに切り返すカメラが熱い。
彼女自身の出自を織り込んだ視点もジャンヌ・ディエルマン以上>>続きを読む
再見。
こんなに安かったけ?
オープニングのバンクロブとクレジットの被せ方とか、顔面の高速切り返しとかは定石過ぎて大好きだが、なかなかのすっとこどっこいでは?ヘリと列車んとことかシベ超でしかない!ザ>>続きを読む
再見。
レストア万歳。ロビー・ミューラー神ってるわぁ。こんなオモロかったけ??兎角とんでもない大御所が大挙して出て来て俺得でしかない。まだこれしか観てないけど既にBOXの元取れたど。
イノセント・ガーデンがつまらな過ぎて愕然としてからというもののやっと観たけど、やはりこのあたりから急激に残念。ワイルド・シングスかよっ。何言ってるか分からなくても筋が追えるからまだスルーできるドイヒー>>続きを読む
ランティモスを希釈して、やらしさ残し、みたいな映画だった。おっさんの「悪い夢であれ」全集だな。事の顛末を周到に切っているあたりあながち間違いではないのでは説。エリザベス・モスの、こいつしつけー、はかな>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
『めまい』をやりながらも反転した『断崖』?仰々しい劇伴、やたら多いアンド長い車内のカットといい、実はめちゃくちゃヒッチコックおちょくり映画に見えてきてオモロい。もういきなり、囚われてるのこいつやん、と>>続きを読む
最序盤はめちゃくちゃオモロいダンカンこのやろ映画なのだが、カーセックスわい、ってなってくるあたりからめちゃくちゃしんどい。
なんだこれは。死んでもいい経験、と言われたところで、何がいや、という感じしかなくて酷オモロい。五万歩譲って「キムギヨンのクラッシュ」と言えなくもないが、この映画自体"暴走車"さながらにどいつもこいつも>>続きを読む
いよいよクローネンバーガー化してきたデュクルノーの新作は、クラッシュmeetsブルードかよ的大変なことなってたが、オモロかった。対物偏愛という点では戦慄の絆のド変態術具あたりも懐かしくなってきたので、>>続きを読む
ブリコラージュ。めちゃくちゃオモロいんだけど、英字幕が入ってる関係で日本語字幕が読みづらくてそれだけ残念だった。
白ぇー。白日夢のよう。男2人というよりファスビンダー自身の表裏を成しているようにも見えて面白い。ダボンダボンなファスビンダーとバインバインなハンナシグラ。
フライシャーの絞殺魔、とかとはまた違った意味で変な絞殺魔映画でオモロい。伊達にサイコ撮ってねぇぞ、と言わんばかりの偏執的絞殺カットがあったかと思ったら、バッサリ省略→無音で引いていくカメラ→イモと死体>>続きを読む
いつもにも増して地獄ループ映画。こういう内容でマリア・シュナイダーだからアントニオーニの、さすらいの二人、が否応にも。何処かに「失敗作を失敗作として提示している」とあったがまさにそれ。ぶち切れて?途中>>続きを読む
あらゆる過剰のパッケージ。
スパークスと闊歩するOPとEDのフェリーニサンドイッチがめちゃニヤつくやつ。そう言えばDラヴァンいねぇ。けどしっかり怪獣顔のドライヴァーなのカラックス。ホーリー・モーターズ>>続きを読む
再見。
おもれぇーー。
パラノイアの象徴としての「鳥」。後半は言うまでもなく神カット祭りなのだが、むしろ、投げ下ろすフリにしては変過ぎる前半のホークスみたいな軽さと、なんだこの女的なティッピヘドレンの>>続きを読む
頭のボビーヴィントンがジワる。
いう程似ていない、というか似せる気がないと思しきモノマネ芸人が集うコミュニティの空々しさがひたすら闇でキツい。ヘルツォークはジュリアンでも怪演?していたが、今回も嬉々と>>続きを読む
例によって理不尽なクソゲー感満載で愉しいリヴェット映画。1時間経って思い出したかのように始まるミュージカルとかリヴェットじゃなかったら間違いなくイラっときているところだが、おばあのアンナカリーナ出てき>>続きを読む
再見。
これこれ。カラックス×エスコフィエの決定版。ビノシュとデルピーのえぐカワさが総合やま。諸々記憶補完できて良かった。あの覗いて下さい、と言わんばかりのアジト?の間取りと、ガン見してくるカラックス>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
がっつり労働した後になど絶対観てはいけないアピチャッポンを性懲りも無くがっつり労働後に観た為、半分死んでた。。要再見。
文字通りぶっ飛ぶアレはジャジャンクーの長江哀歌を思い出したが、ジャジャンクー製>>続きを読む
オードランとササールの百合ならマジ永遠に見れるわ、なシャブロルのスリラー。ポール・ジエゴフによる、太陽がいっぱい、の女版的風合いだが、要所でサイコ、みたいな音楽鳴ってて怖いんですけど。これを煮詰めて燻>>続きを読む
オモロい。ジワる。
べアールの正しいエチかわさと軽やかなミゾグチオマージュ。リヴェット映画の愉しさがちびちび溢れ出して来て嬉しくなってくる。70年代に撮れていたらまた違ったものになっただろうなと思う。
ゴーラン=グローバスのキャノンフィルムズによるマカヴェイエフのアメリカ映画。基本的にはスウィートムービーなのだが、もはやスウィートムービーに品格すら感じてしまうB級スメル。
ユスターシュどうのこうの以前に片方のハゲかけたマチューアマルリックみたいなやつの後頭部が心配過ぎて集中できない。
えらい持ち上げられつつ、ただのトリュフォーイジりなのが良い。アントワーヌドワネルそのもの過ぎなレオーがやっぱり鋼メンタルで女のケツを追いかけるだけの日常で妙な安心感を覚える。
フランス時代のブニュエルを極度に形式化して、耽美とオバケとオペラ趣味を塗したようなシュミットのデビュー作にして怪作。どいつもこいつも顔色が悪く、明らかに何かが降りてきている交霊会の電子音がもう『ラ・パ>>続きを読む
そうだったタルベーラだったわ。ナメてたー。言う程悪くもないコンディションで爆寝した。バキバキな窃視症的フレームワークが既に本作からバキバキ。ファーストカットから異常に長い長回しと鬱アンビエントなサウン>>続きを読む
パゾリーニの映画でよく裸族になっているイメージがある、いや、しかないピエール・クレマンティ(実際『豚小屋』だけだったけど嘘付け。)がやはりここでも全裸で荒野をウロウロしている。ロケーションとシーン頭の>>続きを読む
これはいよいよ清パロなんじゃないか。染谷君が義姉の乳見て、みんなエスパーだよ、してたり、酔拳してたりいくら何でも盛り沢山。芝居よりよっぽど芝居くさいインタビューだけマジ口竜介。土手の俯瞰もフリスビーも>>続きを読む
アジャーニがどこまでも追いかけてくる狂気なのか狂喜なのかよく分からないトリュフォー版ポゼッション。ぶっ壊れているにせよアジャーニを反故にする世界線あんのかよ。でしかない嘘みたいな美貌。
パート4。
トリュフォーベスト級にドンズべっているのに、トリュフォーベスト級にオモロい。メイキング→相方ライターのアイディアを「それええやん!」っつて全採用するトリュフォー楽しそうで何より。
いかにもポストヌーヴォ的な、B級映画を「入れ物」にしたデプレシャンの1ミリも手に汗握らない生首ノワール。んでその箱に入っている映画自体もはやあの仕込まれた生首そのもの、みたいなノリ地味にゾワる。
ダメダメレオー。探偵の件から余りにもキートンであれだけど、トリュフォーのアクション繋ぎ結構ぶっ壊れてて好き。
ウェルズの積DVD消化。かましにかましてくるバキバキの大ヤラセ映画。いつの話やねん、という自分の話をいつまでもドヤるこのおっさん相変わらず大好き過ぎる。もはや、してやれているのか不明なくらい編集バキバ>>続きを読む
首藤凜なので観た。
ただただウェルメイド。
ピンクで爆走といえば、『恋人たちは濡れた』の絵沢萠子。あっちは爆逃じゃなくて爆追だけど。
途轍も無い傑作。
一家の邸宅。バレるバレへんのカットがものごっつええ。最後のマフマルバフとのニケツシークエンスが奇跡。
テアトル満席。
普通にずっと全部オモロい。
西島ヨメが語る変態リドルストーリーに、一見あからさまに異物でしかない「岡田将生」、という仕掛けが良かった。ただのチャラ田将生からのあの流れは完全にキヨシと>>続きを読む