ジョーさんの映画レビュー・感想・評価

ジョー

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トワイライト 葬られた過去(1998年製作の映画)

3.5

ポール・ニューマンの映画はいつもどことなく寂しげで哀愁深い。それが余韻にもなり派手な作りじゃないが小綺麗に纏まっている。古臭いハードボイルド映画で夫婦の傲慢さが鼻につくがポール・ニューマンの演技は素晴>>続きを読む

ゴスフォード・パーク(2001年製作の映画)

4.5

人の顔と名前を一致させるのに1時間以上かかっちゃった。大勢の下品な上流階級と紙一重の使用人たちの階段で分たれる会話。品位で言えば大差がない。ただし金と権威によって隔てられた以上は貴族に虐げられる人がお>>続きを読む

ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE(2023年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

イーサンのチームは女性1人のみって規定あんの?これでイルサが本当に死んでたら大暴れしちゃうな…。ただのスリというには辣腕が過ぎるグレースのキャラよりイーサンと並ぶエージェントのイルサのほうが説得力ある>>続きを読む

怪獣島の決戦 ゴジラの息子(1967年製作の映画)

3.0

その昔着ぐるみの恐竜のファミリードラマがあったんだけどミニラそっくりだったな。
子育てするゴジラが見たかったかというと全然見たくなかったね。

眺めのいい部屋(1986年製作の映画)

3.5

ジョージが変質者みたいで…。気難しいセシルがルーシーにとって最高の相手かは不明だがジョージ?ジョージの性格が急変したのもよくわからない。
美しく古風な風景と弟のフレディがよいです。フォースターという作
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三大怪獣 地球最大の決戦(1964年製作の映画)

4.0

怪獣映画ってだけで点を入れるんですけども今まで見た中でも間抜けな戦闘を加味しようと怪獣たちの会談風景おもしろすぎた。

名探偵コナン 絶海の探偵(プライベート・アイ)(2013年製作の映画)

3.0

これ海自のプロモ?けどあまりにセキュリティ杜撰だし守秘義務なさすぎて逆にこの国大丈夫?となる。探偵ものってよりこれは相棒のドラマスペシャルみたい。いくらなんでも蘭ちゃん救出までのタイムロス過ぎるだろお>>続きを読む

名探偵コナン から紅の恋歌(2017年製作の映画)

2.5

イマジナリー京都が過ぎる。カルタの出来レース感。犯人にもアクションにも苦笑いが浮かぶ。

名探偵コナン ハロウィンの花嫁(2022年製作の映画)

3.5

前も思ったけど、いや安室さんアクションどうなってんの?

爆弾の液体は果たして人体が触れて平気なのか犯人はあれをどうやって用意したのか?雑では?安室さんの同期松田刑事だけ知ってるな。なぜか印象に残った
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ヴェルサイユの宮廷庭師(2014年製作の映画)

4.0

宮廷の外で庭師の技術で生計を立てるマダムと宮廷の中ひしめく貴族らの混み入った生活と、どちらが自由かは前者を選びたいが孤独も喪失も等しい。マダムと対立する女性がいないわけじゃないが死を遠ざけられ語ること>>続きを読む

ライ麦畑の反逆児 ひとりぼっちのサリンジャー(2017年製作の映画)

5.0

ケビン・スペイシー出てると知らなかった。悪い意味で。この男の存在に関して知り得る犯罪行為がノイズになりがち。作品と俳優を切り離すことは容易じゃなかった。

「ライ麦畑でつかまえて」は世間も人も周囲のも
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カラオケ行こ!(2024年製作の映画)

3.5

正直に述べると聡実くん役の子の歌がうまくない…。子役全体が演技もどことなくぎこちない。方言も。全体的な違和感というか、私が原作を好きなのを前提にお書きしますが、原作内のくすっとなるテンポがことごとく冷>>続きを読む

最高の花婿/ヴェルヌイユ家の結婚狂騒曲(2014年製作の映画)

4.5

限りなく無個性でフラットな娘4人より婿4人の個性が強い。姉妹のアクが強くないのはわざとかもしれないが。タイトル通りワーワーやりあい言い合いし続けるのは婿たちのほうで、人種と宗教の偏見をぶつけあう。保守>>続きを読む

恋におちたシェイクスピア(1998年製作の映画)

4.5

え!っていう俳優がいっぱい。片耳だけ真珠のピアスつけたコリン・ファース…いいじゃねえか…。若いころのグウィネス・パルトロウのナチュラルな佇まいが爽やか。

物々交換みたいに取り交わされる結婚にゾッとす
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ホフマン物語(1951年製作の映画)

3.5

美しい芸術音楽を映画に持ち込んだような作品。機械人形の動きがすごすぎる。人間ってあんなふうに動けるのか。3人の女性を演じた女優たちの見応えはあるが、短編を重ねる物語は男視点からの一方的な感情しかないの>>続きを読む

ムード・インディゴ うたかたの日々(2013年製作の映画)

3.0

小説で受けたイメージは不穏だけど美しくおかしな夢の中みたいだったのに映画はおもちゃっぽい。小説の中の残酷な描写も削られているからパステルカラーのおもちゃな世界が続く。コランの家も思っていたより貧相だ。>>続きを読む

トールキン 旅のはじまり(2019年製作の映画)

4.0

愛しい友情は戦争に奪い取られ思い出だけ永遠に残る。もしかしたらもっと長い人生を過ごすはずだったのに。
今後トールキン作品を読むとき一際真面目になるだろう。

ゴールデンスランバー(2017年製作の映画)

3.0

いや、え?え〜〜〜???そんな適当なこと流石に酷ない?

レザボア・ドッグス(1992年製作の映画)

3.0

評判がよく名作と言われながら初めて見た。
いかにもタランティーノだな〜って乱暴で下品な会話を喋り通す人々の血まみれ内輪揉めが始まりから終わりまで。オープニングが一番クールだったな。タランティーノ映画に
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ロシュフォールの恋人たち(1966年製作の映画)

4.5

全編音楽とダンスで彩られる。5分に1回は歌い、さえずるように台詞を喋る人々。久しぶりにクラシカルで王道のミュージカル映画を見た気がする。
ロマンスの同時多発地域ロシュフォールでは道行く人誰しも踊るか笑
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ロブスター(2015年製作の映画)

3.0

惨たらしく犬が死にます。

なにこれ人体実験の場?共通の特徴がなければ惹かれ合わず、会話を重ねるごとに自分と違う他人に失望する。一体恋愛関係とはなんなんだ?相手になにを求めているのだろう。惹かれ合い愛
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女神の継承(2021年製作の映画)

3.0

犬死!注意!注意!残酷死!聞いてないこんなの!!!

途中までオーメンみたいなのかと見てたのに結局わからない。解説が欲しい。

不謹慎なの承知なのですけどこういう大仰な儀式って一大スペクタクルみたいで
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ナイトメア・アリー(2021年製作の映画)

3.5

荘厳なるケイト・ブランシェットの存在感に圧倒された後我に帰ると実際あの人は何したかったんだ?ブラッドリー・クーパーの人柄など知らないが暴力性や支配的な男が嵌るんだよなあ。
詐欺師の一生は継承される哀れ
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鋼鉄の雨(2017年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

これは物凄い。おもしろすぎる。
映画の道案内をしてくれる韓国側の外交官と北朝鮮側の工作員の関係も渋くていい。集中して見ていても相関図や軍部のクーデター辺り把握しづらかったが、韓国/北朝鮮のせめぎあいは
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夜叉 容赦なき工作戦(2022年製作の映画)

2.5

ブラックチームのアウトローの描写が古臭すぎん?俺たちは法も倫理も気にしない、正義の行動には法の逸脱も必要悪だ、のアウトローチーム。正直だせえな…。新任の検事を試すやり方が冷遇と恫喝ってださすぎる。
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聖闘士星矢 The Beginning(2023年製作の映画)

3.0

真剣佑が見たい欲望だけは満たされる。20年前のおもしろくない映画が今再び作られたような古臭さがあるのなんでだろう?
エンディングのP!NKはよかったです。P!NKなんで承諾したんだ。

ヴィーガンズ・ハム(2021年製作の映画)

3.5

人肉への忌避感が拭い難い以外はテンポよく殺人しながら倦怠期への夫婦仲も改善してゆく…脚本家狂ってんのか?倫理観は死ぬ。ヴィーガンの信条は押し付けない割に批判と拒絶をくりかえす娘の彼氏や他者への攻撃的な>>続きを読む

別れる決心(2022年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

まあサスペンスロマンスなのかな…。サスペンスに比重を置いた期待のせいで、思っていたよりもずっとロマンス映画だったから拍子抜けした。愛してると言わなくても、愛してると同等の告白になる。後輩の男と女でソレ>>続きを読む