JohnOnoさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

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ある天文学者の恋文(2016年製作の映画)

3.5

死してなお言葉と映像とモノに託して伝え続ける、ある意味偏執的な愛の形。モラルなんてとうに超越している。すでに存在しない星の光の輝きに例えるのはどうよ?
若干単調だけどストーリー展開は面白かった。オルガ
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SUPER 8/スーパーエイト(2011年製作の映画)

3.2

すごくお金をかけた割には。。という印象。子どもたちの目線でワクワクドキドキは申し分ないけど、ドラマとしての深みがねえ。まあ時代性もあるし、リアルスピルバーグオマージュとのことなので。

リンカーン弁護士(2011年製作の映画)

3.8

法廷映画(なのか??)は数多くあるけど、これは中々ユニークな作品。システムで国を運営すると訴訟社会は必定で、アメリカはその最たる例。よって弁護士は必要悪となるんだけど、だから余計にミックの立ち位置はか>>続きを読む

ザ・アウトロー(2018年製作の映画)

3.3

よく練られたクライムアクション&サスペンス。仕掛け満載のプロットで長いけど飽きない。ただ、ここまで緻密に作り込んでて、どうして家族のシーンを入れたのかは、今度監督に会ったら聞いてみたい笑

レディ・バード(2017年製作の映画)

3.7

17歳。子どもじゃないけど大人でもない。全てが中途半端なくせに、何かを言わなくては、しなくては気が収まらない。イライラしながら、少しだけ背伸びしてもがいて頭をぶつけるうちに、卒業と旅立ちの時を迎える。>>続きを読む

アイ・フィール・プリティ! 人生最高のハプニング(2018年製作の映画)

3.2

何度も声を上げて笑ったし、テーマは王道で良いんだけど、このお話、テレビドラマでいいんじゃない?と思ってしまいました。。

ユージュアル・サスペクツ(1995年製作の映画)

3.9

どんでん返しモノと知って見はじめたけど、途中でそのことをすっかり忘れてストーリー展開を楽しんで、終盤に「あ、そう言えば」と思い出したら、ラストまで一気に畳み掛けられて「おおー」となり、監督の手のひらで>>続きを読む

メメント(2000年製作の映画)

4.0

斬新でスリリング。限られた時間の記憶を繋ぐことで見えてくる事実と謎の連続。見る側も必死で考える途中で、意識とは?生きるとは?といった哲学的な問いをグイグイ問いかけてくる。いやー、疲れた。クリストファー>>続きを読む

ブラック・クランズマン(2018年製作の映画)

4.0

蒸せ返るような人種のプライドと差別の応酬に、潜入捜査のハラハラも満載で、こんなにお腹いっぱいになる映画は久しぶり。
異(い)なるものを排除するのは人間の本能とも言えるが、そんな重いテーマを黒人カルチャ
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アデライン、100年目の恋(2015年製作の映画)

4.0

見た目も中身も完璧な美男美女のラブストーリーを、ファンタジーな仕掛けとノスタルジーな味付けでミックスし、見る全ての人をハッピーにさせる映画。こういう映画を見ると、この世に映画があることの意味を実感する>>続きを読む

交渉人(1998年製作の映画)

3.7

もう20年以上前の作品で、サミュエルLジャクソンとケビンスペイシーが若くてカッコいい!さすがにアクションもプロットも古さは否めないが、主軸のネゴシエーションをめぐるやりとりは最高に面白い。
フロッピー
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シャッター アイランド(2009年製作の映画)

3.9

1950年代という時代設定、精神を病んだ犯罪者のみを隔離した孤島という舞台が絶妙。患者だけでなく殆どの登場人物がどこかおかしい異界感。その理由は最後に明らかになるが、世界は全て見方次第で違うものとなる>>続きを読む

完全なるチェックメイト(2014年製作の映画)

3.8

アメリカのチェスプレーヤー、元世界チャンピオンのボビーフィッシャーの半生を描く。ボビーはその天賦と奇行で周りを振り回しながら、宿敵スパスキーを倒すことに執着し続ける。その目的を果たすまでの過程は、見て>>続きを読む

アメリカン・スナイパー(2014年製作の映画)

3.9

元気があるときに見た方がいい映画のひとつ。とても重いテーマが、過剰な演出を避けながら、静かに淡々と、しかし極めてリアルに描かれる。確かにクリスは多くのアメリカ人にとっての英雄であったが、彼自身はそのこ>>続きを読む

女神の見えざる手(2016年製作の映画)

3.9

銃規制法案をめぐるロビーイングを舞台に、敏腕ロビイスト、スローンの勝つための狂気的なまでの戦いを描く。議員の票を獲得するための攻防は見応え十分。聴聞会のシーンでニヤリ。だが、最後まで描かれることのなか>>続きを読む

オンリー・ザ・ブレイブ(2017年製作の映画)

3.9

「実話に基づく」には食傷気味だけど、これは甘くないのがとても良いです。生死も含めて自然の前に人間はあまりに無力。それでも、愛することと抗うことをやめない。結果じゃなくてその過程が生きてることの意味だか>>続きを読む

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(2019年製作の映画)

3.9

ディカプリオとブラピのコンビ、意外に合っている。劇中劇と進行劇が入り乱れる感じが独特。リアルタイムで知ってるわけではないけれど、60年代のロスの街並みとハリウッドの世界を忠実に再現してるんだろうな。デ>>続きを読む

ラブ・アクチュアリー(2003年製作の映画)

4.0

キラキラのキャストといろんな愛を目一杯集めて、デコデコに飾った箱に詰め込んだ、幸せ100パーセントのクリスマスプレゼントムービー。タイトルが秀逸です。
しかし、普通のことをしてても可笑しくてたまらない
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ドリームハウス(2011年製作の映画)

3.2

ネタバレは面白かったが、それからの展開がちょっとキツい。。でも新しいものを作ろうという製作陣のスピリットは常に尊敬したいと思います。

アメリ(2001年製作の映画)

4.5

ずっと見ようと思っていて、ずっと見ていなくて、今日、ふと鑑賞。映画を見るタイミングって何なのかね。。
空想好きのアメリが、周りの人たちを少しずつ幸せなお節介をしながら、自分の幸せに不器用にちょっとずつ
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ジョン・ウィック:チャプター2(2016年製作の映画)

3.5

前作にも増して、キアヌが敵をばんばん撃ちまくり。NY中の殺し屋に一斉に狙われても絶対に死なないのが、もうね、清々しい。笑 
コンチネンタルの仕組みやルールが独特の世界観で面白い。と思ってたら、ローレン
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ジョン・ウィック(2014年製作の映画)

3.3

ブチ切れた無敵のキアヌが悪い奴らをひたすらばんばん撃ちまくる作品。組織専用のホテルやお掃除隊などが楽しい。みんなキアヌ好きでずるいじゃん笑 ウィレムデフォーがおいしい役回り。2も見てみようっと。

天使のくれた時間(2000年製作の映画)

3.3

素晴らしき哉、人生!と同じモチーフ。
本当の幸せとは?をグイグイ問うのが少し説経くさく感じるが、ティア・レオーニが最強にチャーミングなので全て許せる。
若い時にクリスマスのデートで彼女と見たかったなあ
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gifted/ギフテッド(2017年製作の映画)

4.3

遺伝子で家族になるのではなく、過ごす時間と気持ちが家族をつくる、みたいな陳腐な感想しか出てこないんだけど、とにかく良い映画。家族に天才がいるとそういうことが浮き彫りになるんだな。その意味では、アイアム>>続きを読む

セブン・シスターズ(2017年製作の映画)

3.5

1人しか生きることが許されない世界で7人が1人の生を分けて生きるとどうなるか?という設定を結構贅沢に作り込んだ映画。そんなん無理やん!という感想は無しで、アイデアと展開をひたすら楽しむべき。唯一ケチを>>続きを読む

ラッシュ/プライドと友情(2013年製作の映画)

3.6

冷徹なラウダと情熱的なハント。生き方を貫くことの美しさ。評価でもなく、誰がどう思うのでもなく、全て自分なんだよね。最後の空港での会話が最高。レースシーンのリアリティも凄い。ただ、途中でソーがちらちら見>>続きを読む

あしたは最高のはじまり(2016年製作の映画)

3.3

いいお話しだし面白いけど、グロリアがああなることで話が決着してしまうところが安易でモヤモヤ。登場人物がみなキラキラしてるので+0.3です。

スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け(2019年製作の映画)

5.0

小学生の頃。第1作目を見てレイア姫の美しさと、ルーク、ハンソロのカッコよさ、そして、斬新なメカ、見たこともない宇宙の戦闘シーンに心を踊らせた1978年。

しかも、シリーズは全9部作、前3部作は、ルー
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インスタント・ファミリー ~本当の家族見つけました~(2018年製作の映画)

3.3

少し天然な夫婦が養子を迎えることを通じて家族をつくっていく物語。これは文化差がとても大きいんだけど、親子も含め家族は意思と実体を持って築き上げていくもの。その前提で家族のあり方って変わる。逆に親子の愛>>続きを読む

幸せなひとりぼっち(2015年製作の映画)

3.9

ハリウッドテンプレでなく気取った演出でもなくストレートで飾らなくておかしくて心に深く届く超王道のいい映画。作中で女性の神性を描く映画はままあるけど、ソーニャは別格。気高く美しい。
ボルボ とサーブのシ
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ウインド・リバー(2017年製作の映画)

3.5

サスペンスの出来は舞台設定で相当違ってくるんだけど、その意味でこの作品はネイティブ居留地というある種隔離された場所でしかも雪に閉ざされているという最高の舞台。しかし、というか、だからこそ、起こる事件と>>続きを読む

グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち(1997年製作の映画)

4.5

学生の息子が勝手にアマプラで購入したのを請求メールがきて知り。。まだ視聴期限内だったので20年ぶりくらいに見たけど、やはり名作。ロビンウィリアムスが最高なのは当然として、若きベンアフレックがニヤニヤし>>続きを読む

グランド・イリュージョン 見破られたトリック(2016年製作の映画)

3.5

グランドイリュージョンの続編。前作ではプロットの展開で手品の種明かしという裏話をメインに据える難しさを感じたけど、続編ではもはや手品は完全に演出道具になってて、開き直ってCGでガンガンやるという。うん>>続きを読む

グランド・イリュージョン(2013年製作の映画)

3.5

ミステリーの種明かしはスッキリ感があるけど(失敗作はモヤモヤ感)、手品の種明かしは、個人的には納得感はあってもスッキリ感は感じない。それはミステリーが種明かしを見せるために作り込んだ各品であるのに対し>>続きを読む

わたしは、ダニエル・ブレイク(2016年製作の映画)

3.9

心臓を患い仕事ができなくなった主人公が、理不尽な社会の仕組みの中で、人として真っ直ぐ生きる姿を淡々と描く。映画的な事件や盛り上がりは一切ない。過度に経済化した現代社会で、人が生きる権利とは?と思ったけ>>続きを読む

アトミック・ブロンド(2017年製作の映画)

3.8

ベルリンの壁崩壊直前、東西のスパイが入り乱れての情報戦&肉弾戦。主人公がシンプルにカッコ良い。画像、舞台設定、音楽の全てがツボでした。プロットが若干こねくり過ぎかな。。