【砂漠のような世界で居場所を追う事への葛藤】
■あらすじ
21歳のカナにとって将来について考えるのはあまりにも退屈で、自分が人生に何を求めているのかさえわからない。何に対しても情熱を持てず、恋愛ですら>>続きを読む
【他者の真実を巡る攻防の行方】
■あらすじ
「セリーヌとジュリーは舟でゆく」「美しき諍い女」などで知られるフランスの巨匠ジャック・リベットが、父を殺された姉弟の復讐劇が思わぬ事態へと展開していく様子を>>続きを読む
【竜巻討伐型アベンジャーズ】
■あらすじ
ケイト・カーターは、オクラホマ州で嵐を追うハビ、アディ、プラビーン、そしてボーイフレンドのジェブとともにストームチェイサーとして働く。チームは竜巻の強さを弱め>>続きを読む
【過去を理解する事は出来ない、けど寄り添って解釈を変える事は出来る】
■あらすじ
両親を交通事故で亡くした15歳の朝(早瀬憩)。葬式の席で、親戚たちの心ない言葉が朝を突き刺す。
そんな時、槙生(新垣結>>続きを読む
【アリーチェ・ロルヴァケル流『蜘蛛の糸 meets 幸福なラザロ』】
■あらすじ
80年代、イタリア・トスカーナ地方の田舎町。忘れられない恋人の影を追う、考古学愛好家のアーサー。
彼は紀元前に繁栄した>>続きを読む
【映画概論「”まなざし”の相違、相違が齎した波紋」】
■あらすじ
映画というメディアがいかに「Male Gaze=男性のまなざし」に満ち、当然のこととして受け止められてきたか、そして、その表現がいかに>>続きを読む
【ポールのサンドライド】
■あらすじ
時は10191年。宇宙は皇帝シャダム4世によって支配されていた。この時代に最も貴重な資源は、メランジと呼ばれるスパイス。体を動かさずして自由に旅ができることから、>>続きを読む
【自分の境遇・孤独さをネオンカラーと裁定者のガワでカモフラージュする苦悩】
■あらすじ
ラスベガスで生きる女性ディーラー、フィルダウス(インドネシア語で“楽園”の意)の倦怠に満ちた日常を描いた傑作。昼>>続きを読む
【誤認と搾取の世界で自分自身を守る”信仰”を抱く重要性】
■あらすじ
殺人の容疑で、ひとりの娼婦が捕まった。彼女の名前はアイダ、そしてこうも呼ばれる──マグダレーナ・ヴィラガ。刑務所を、ネオンがきらめ>>続きを読む
【描いた事で相棒の運命を変える事の表と裏を追う】
■あらすじ
学年新聞で4コマ漫画を連載している小学4年生の藤野。クラスメートから絶賛され、自分の画力に絶対の自信を持つ藤野だったが、ある日の学年新聞に>>続きを読む
【How to make eco-activity thrilling】
■あらすじ
環境破壊に人生を狂わされたZ世代の環境活動家たちが、石油パイプラインを破壊する大胆な作戦を実行する。やがて過激な決>>続きを読む
【凄惨を追ったカメラが映す憎悪に対するエンパワーメント】
■あらすじ
アメリカ南部での映画製作を計画していたアケルマンだったが、撮影直前、テキサスで黒人のジェームズ・バード・ジュニアが白人至上主義者た>>続きを読む
【メキシコとアメリカの壁、往来する社会的役割とゼノフォビアについて】
■あらすじ
9.11の直後、危険を冒してでもメキシコからアメリカへ越境する移民たち。不条理な状況を受け入れざるを得ない人々の証言に>>続きを読む
【それでも私はシステムを壊しながら自由に生きていく】
■あらすじ
いつもピンクのトップスを着込んだベニーは、9歳のどこにでもいる普通の女の子。だけど、怒りの感情にいったん火がつくと、あたり構わず暴力を>>続きを読む
【多摩ニュータウンの生きた歴史にアクセスした女性たちの軌跡】
■あらすじ
高度経済成長期とともに開発され、入居開始から50年が過ぎた多摩ニュータウン。
太陽の光が降り注ぐなか、公園と団地がどこまでも続>>続きを読む
【森に囚われたある女性の対峙】
■あらすじ
地図にない森、ガラス貼りの部屋、見知らぬ 3 人ー 28 歳の孤独なアーティスト ミナは、贈り物を届けるだけのはずだったが、そこに閉じ込められ“謎の何か”に>>続きを読む
【テニスの対話で明かされる「愛憎と腐れ縁の立体物語」】
■あらすじ
人気と実力を兼ね備えたタシ・ダンカン(ゼンデイヤ)は、絶対的な存在としてテニス界で大きな注目を集めていた。しかし、試合中の大怪我で、>>続きを読む
【アウシュビッツ近くに住む家族と私たちの関心・感情の違い】
■あらすじ
空は青く、誰もが笑顔で、子どもたちの楽しげな声が聞こえてくる。そして、窓から見える壁の向こうでは大きな建物から煙があがっている。>>続きを読む
【未来の予想は不可能←仰る通りですが…】
■あらすじ
入試に合格し、亜衣や凛と同じ大学に通うことになった門出と凰蘭。大学では竹本ふたば、田井沼マコトと意気投合、会長の尾城先輩がいるオカルト研究会に入部>>続きを読む
【和製ブレードランナー feat.日本アニメ】
■あらすじ
東京でハイテンション女子高生ライフを送る、小山門出こやま・かどでと“おんたん”こと中川凰蘭なかがわ・おうらん。学校や受験勉強に追われつつも毎>>続きを読む
【届かない労働者の声と拡散される人種主義の正義を纏った罵声、その差は何か?】
■あらすじ(英訳)
過労で低賃金の制作アシスタント アンジェラは、多国籍企業から依頼された職場安全ビデオのキャスティングを>>続きを読む
【森羅万象への対話と均衡が変わるとき】
■あらすじ
長野県、水挽町(みずびきちょう)。自然が豊かな高原に位置し、東京からも近く、移住者は増加傾向でごく緩やかに発展している。
代々そこで暮らす巧(大美賀>>続きを読む
【多角的に捉えて見える役者の多層な情報群】
■あらすじ
出版社の仕事を休職中の亜希は、一人暮らしをしている東京から、1時間半の距離にある実家へ数日間帰省をすることにした。
それは、小学校から大学までを>>続きを読む
【惨劇の真実は目の当たりにした当事者しか分からないし伝えられない】
■あらすじ
2022年2月、ロシアがウクライナ東部に位置するマリウポリへの侵攻を開始。
これを察知したAP通信のウクライナ人記者であ>>続きを読む
【無類のボクシング好きな銀行員、拳に駆ける想いとは】
■あらすじ
お調子者の銀行窓口係が兄弟喧嘩で鍛えた技でボクシングのチャンピオンに上り詰める!迫真の試合のみならず、リンク外でジムと火花を散らす女性>>続きを読む
【セネガル、現代のオデュッセイアで課した大人像はこうだ!】【イタリア映画祭2024】
■あらすじ
巨匠マッテオ・ガッローネ(『ゴモラ』)が放つ渾身の一作は、セネガルの青年2人がアフリカを縦断し、ヨーロ>>続きを読む
【演じていたら現実と幻想の線引きが出来なくなった人々】【ジャック・リベット傑作選2024】
■あらすじ
フランスの名匠ジャック・リベットが、「ジュ・テーム・モワ・ノン・プリュ」のジェーン・バーキンと「>>続きを読む
【偶然でどこまで真実に漸近できるか?】【ジャック・リベット傑作選2024】
■あらすじ
女の子だけの演劇学校に通うアンナ、クロード、ジョイス、ルシアの四人組は、パリ郊外の屋敷で共同生活をおくっている。>>続きを読む
【忘却の真実という知育玩具で遊んでみた!】【ジャック・リベット傑作選2024】
■あらすじ
荷物に貼られる「こわれもの注意」、直接的には「高い・低い・傷つきやすい」の原題をもつ本作は、三人のヒロインが>>続きを読む
【ブリュッセル、とある一期一会と見守る眼差しの融和と循環】
■あらすじ
掃除婦のハディージャは、長い一日の仕事終わりに最終電車で眠りに落ちてしまう。
終点で目覚めた彼女は、家へ帰る手段を探すも、もはや>>続きを読む
【偶然と継承から生まれた「私の居場所はここにあるよ」という安心感】
■あらすじ
ブリュッセルに住む建設労働者のシュテファンは、アパートを引き払い故郷のルーマニアに帰国するか悩んでいる。
姉や友人たち>>続きを読む
【飼い慣らされる事への叛逆】
■あらすじ
14歳のプリシラは、世界が憧れるスーパースター(エルヴィス)と出会い、恋に落ちる。彼の特別になるという夢のような現実…。やがて彼女は両親の反対を押し切って、大>>続きを読む
【他者の相互理解で過る”家族の温もり”という願望】
■あらすじ
夜になると人の気配が遠のく、ロンドンのタワーマンションに一人暮らす脚本家アダムは、偶然同じマンションの謎めいた住人、ハリーの訪問で、あり>>続きを読む
【終わり良ければ全て良しっ!w←ちょっと待てや】
■あらすじ
パリの旅行代理店に勤めるボナヴァンチュールと同僚の「太っちょノノ」は、ロビンソン・クルーソーの冒険を追体験させる無人島ヴァカンスツアーを企>>続きを読む
【クジラだけが知っている「衝動と衝突の深淵」】
■あらすじ
ハンガリーの荒涼とした田舎町。
天文学が趣味のヤーノシュは老音楽家エステルの身の回りを世話している。エステルはヴェルクマイスター音律を批判し>>続きを読む
【望まれないクローン生産者の搾取と内省の物語】
■あらすじ
高級リゾート地として知られる孤島を訪れたスランプ中の作家ジェームズは、裕福な資産家の娘である妻のエムとともに、ここでバカンスを楽しみながら新>>続きを読む