ギルドさんの映画レビュー・感想・評価

ギルド

ギルド

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ダホメ(2024年製作の映画)

4.7

【文化の奪取を通じた"歴史を創るエンパワーメント"&"利害の不透明な支配の危険性"】【東京国際映画祭】
■あらすじ
1900年にフランスに征服されるまで、現在の西アフリカ・ベナン共和国の地に存在したダ
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Flow(2024年製作の映画)

4.6

【"ノアを剪定される世界"を走る一匹の猫】【東京国際映画祭】
■あらすじ
世界が大洪水に包まれ、今にも街が消えようとするなか、ある一匹の猫は居場所を捨て、旅立つことを決意する。

流れて来たボートに乗
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死体を埋めろ(2024年製作の映画)

3.6

【死を扱う男に内蔵された信仰、不安でキメラと化す】【東京国際映画祭】
■あらすじ
ブラジルの片田舎で路上ではねられた動物の死体を回収する仕事に従事しているエジガルは、常に暴力的で異様な悪夢に悩まされて
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ブラックドッグ(2024年製作の映画)

3.8

【黒い犬が運ぶ一期一会一喪再生路】【東京国際映画祭】
■あらすじ
中国第6世代監督、グァン・フー監督最新作。
主演は、『疾風スプリンター』(15)、『オペレーション・メコン』(16)などアジア圏で人気
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ギル(2024年製作の映画)

2.6

【素敵な個性を隠し続ける後ろめたさに対話することの難しさ】【東京国際映画祭】
■あらすじ
川に落ちた女性を助けたのは、エラを持つ青年だった。
青年の正体を追う彼女は、やがてその数奇な人生を知ることにな
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エマニュエル(2024年製作の映画)

4.5

【規則と被支配から解放されたいエマニュエルの主体的欲求解放劇】【東京国際映画祭】
■あらすじ
1974年に映画化作品が全世界を熱狂で包んだ官能文学の傑作「エマニエル夫人」を、ヴェネチア映画祭金獅子賞を
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ペペ(2024年製作の映画)

3.8

【カバの残留思念から見るマッチョイズム・都市伝説の死ネマティックレビュー】【東京国際映画祭】
■あらすじ
コロンビアの麻薬王パブロ・エスコバルの私設動物園で、アフリカから移送された「ペペ」という名のカ
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母性のモンタージュ(2024年製作の映画)

3.6

【獰猛な虎でも籠に入れられて飢えてしまうと…?】【東京国際映画祭】
■あらすじ
香港新界で夫と義理の両親と平凡な生活を送っているジェン。

母となり、これまでの日常が一変、家庭での役割と自らの仕事の両
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孤独の午後(2024年製作の映画)

4.3

【闘牛場という命をベットする量で想いが変わる場所】【東京国際映画祭】
■あらすじ
『パシフィクション』(22)に次ぐアルベルト・セラの新作。
アンドレス・ロカ・レイ、パブロ・アグアドなど、人気闘牛士た
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煙突の中の雀(2024年製作の映画)

4.5

【暴力的な過去に囚われた家族の悪魔祓い】【東京国際映画祭】
■あらすじ
中年夫婦のカレンとマルクスは、子どもたちとともに田舎にあるカレンの幼少時代の家で暮らしている。
豊かな自然環境に囲まれ、一見理想
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ファイヤー・オブ・ウィンド(2024年製作の映画)

1.7

【木に登る事を支配、降りる事を自由と呼ぶ】【東京国際映画祭】
■あらすじ
ポルトガル南部、アレンテージョ地方の収穫期のブドウ園で働く農民たちをとらえた作品。
ある日、暴走した黒い牛が現れたため、農民た
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Exposé du film annonce du film Scénario(原題)(2024年製作の映画)

3.9

【肉体を解放し映画に魂を封入する作劇の特異性】【東京国際映画祭】
■あらすじ
ジャン=リュック・ゴダールから、映画界への最後の贈り物。2022年9月、彼が自ら選んだ死の前日に完成した、本当の遺作。コラ
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ザ・ルーム・ネクスト・ドア(2024年製作の映画)

3.6

【尊厳ある死の当事者・関係者それぞれの葛藤】【東京国際映画祭】
■あらすじ
イングリッドとマーサは若いころ、同じ雑誌社で一緒に働いていた親友同士だった。
イングリッドは小説家になり、マーサは戦場ジャー
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Underground アンダーグラウンド(2024年製作の映画)

3.7

【Subconscious Fragment】【東京国際映画祭】
■あらすじ
地下の暗闇から「影」が姿を現す。
ある女の意識と交信し、女は白昼夢を見るように、時代も場所も超えた断片的な記憶を見るように
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メモワール・オブ・ア・スネイル(原題)(2024年製作の映画)

3.3

【残酷な世界にも巡り合いは存在する】【東京国際映画祭】
■あらすじ
本年度アヌシー国際アニメーション映画祭クリスタル賞(最高賞)受賞! 
カタツムリ集めが心の拠り所である孤独な少女グレースが、奇妙な女
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ボーガンクロック(2024年製作の映画)

3.1

【孤独な生活をデザインする男の生き様】【東京国際映画祭】
■あらすじ
ベン・リヴァースが2011年に監督した『湖畔の2年間』に続き、スコットランドの田舎の森の中で40年以上隠遁生活を送っている、ジェイ
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彼のイメージ(2024年製作の映画)

1.5

【コルシカの青春を取り巻く社会の旋風】【東京国際映画祭】
■あらすじ
映画は、コルシカ島の地方紙で働く写真家のアントニアが交通事故で死亡し、その葬儀のために家族や友人たちが集まる場面から始まる。
そし
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イヴォ(2024年製作の映画)

3.2

【看取る時間を遊牧し続ける看護師のボーダーフリーライフスタイル】【東京国際映画祭】
■あらすじ
緩和ケアの看護師であり、母であるイヴォは、患者の家とひとりになれる唯一の場所と化した愛車シュコダの間を往
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キル・ザ・ジョッキー(2024年製作の映画)

4.0

【栄光に引っ張られ続けた男の超常的逃避行物語】【東京国際映画祭】
■あらすじ
レモ・マンフレディーニは伝説的な騎手だったが、その生活は破綻し、ガールフレンドのアブリルとの関係も危うくなっている。
ある
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純潔の城(1973年製作の映画)

3.3

【籠の鼠と化したパブロフの家族】【東京国際映画祭】
■あらすじ
実際に起こった事件の映画化。
殺鼠剤の製造工場を経営するガブリエルは、悪意ある人々から守るという理由で妻や娘たちを家から外に出さず、工場
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ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ(2024年製作の映画)

3.6

【英雄の内面を自己・他者・脚本から解剖した先にある"幻想"について】
■あらすじ
理不尽な世の中で社会への反逆者、民衆の代弁者として祭り上げられたジョーカー。そんな彼の前にリーという謎めいた女性が現れ
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ヒューマン・ポジション(2022年製作の映画)

4.4

【社会に救われた女性が贈る魂を汲み取った恩返し】
■あらすじ
ノルウェー・オーレスン。
ここはフィヨルドに囲まれた、色鮮やかなファサードの建物が立ち並ぶ美しい港町。夏を迎え、今は白夜の季節。この時期は
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ぼくのお日さま(2024年製作の映画)

2.3

【太陽が照らす道を進む子供たちの眼差しに込められた多感な情景】
■あらすじ
雪が積もる田舎街に暮らす小学6年生のタクヤ(越山敬達)は、すこし吃音がある。
タクヤが通う学校の男子は、夏は野球、冬はアイス
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Chime(2024年製作の映画)

3.7

【奇妙な音に寄生された男から見える日常】
■あらすじ
料理教室で講師として働いている松岡卓司。ある日のレッスン中に、生徒のひとりである田代一郎が「チャイムのような音で、誰かがメッセージを送ってきている
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ナミビアの砂漠(2024年製作の映画)

3.2

【砂漠のような世界で居場所を追う事への葛藤】
■あらすじ
21歳のカナにとって将来について考えるのはあまりにも退屈で、自分が人生に何を求めているのかさえわからない。何に対しても情熱を持てず、恋愛ですら
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シークレット・ディフェンス(1998年製作の映画)

2.8

【他者の真実を巡る攻防の行方】
■あらすじ
「セリーヌとジュリーは舟でゆく」「美しき諍い女」などで知られるフランスの巨匠ジャック・リベットが、父を殺された姉弟の復讐劇が思わぬ事態へと展開していく様子を
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ツイスターズ(2024年製作の映画)

4.1

【竜巻討伐型アベンジャーズ】
■あらすじ
ケイト・カーターは、オクラホマ州で嵐を追うハビ、アディ、プラビーン、そしてボーイフレンドのジェブとともにストームチェイサーとして働く。チームは竜巻の強さを弱め
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違国日記(2023年製作の映画)

4.7

【過去を理解する事は出来ない、けど寄り添って解釈を変える事は出来る】
■あらすじ
両親を交通事故で亡くした15歳の朝(早瀬憩)。葬式の席で、親戚たちの心ない言葉が朝を突き刺す。
そんな時、槙生(新垣結
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墓泥棒と失われた女神(2023年製作の映画)

4.0

【アリーチェ・ロルヴァケル流『蜘蛛の糸 meets 幸福なラザロ』】
■あらすじ
80年代、イタリア・トスカーナ地方の田舎町。忘れられない恋人の影を追う、考古学愛好家のアーサー。
彼は紀元前に繁栄した
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ブレインウォッシュ セックス-カメラ-パワー(2022年製作の映画)

4.2

【映画概論「”まなざし”の相違、相違が齎した波紋」】
■あらすじ
映画というメディアがいかに「Male Gaze=男性のまなざし」に満ち、当然のこととして受け止められてきたか、そして、その表現がいかに
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デューン/砂の惑星 4Kリマスター版(1984年製作の映画)

3.6

【ポールのサンドライド】
■あらすじ
時は10191年。宇宙は皇帝シャダム4世によって支配されていた。この時代に最も貴重な資源は、メランジと呼ばれるスパイス。体を動かさずして自由に旅ができることから、
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クイーン・オブ・ダイヤモンド(1991年製作の映画)

4.4

【自分の境遇・孤独さをネオンカラーと裁定者のガワでカモフラージュする苦悩】
■あらすじ
ラスベガスで生きる女性ディーラー、フィルダウス(インドネシア語で“楽園”の意)の倦怠に満ちた日常を描いた傑作。昼
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マグダレーナ・ヴィラガ(1986年製作の映画)

4.2

【誤認と搾取の世界で自分自身を守る”信仰”を抱く重要性】
■あらすじ
殺人の容疑で、ひとりの娼婦が捕まった。彼女の名前はアイダ、そしてこうも呼ばれる──マグダレーナ・ヴィラガ。刑務所を、ネオンがきらめ
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ルックバック(2024年製作の映画)

4.0

【描いた事で相棒の運命を変える事の表と裏を追う】
■あらすじ
学年新聞で4コマ漫画を連載している小学4年生の藤野。クラスメートから絶賛され、自分の画力に絶対の自信を持つ藤野だったが、ある日の学年新聞に
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HOW TO BLOW UP(2022年製作の映画)

4.0

【How to make eco-activity thrilling】
■あらすじ
環境破壊に人生を狂わされたZ世代の環境活動家たちが、石油パイプラインを破壊する大胆な作戦を実行する。やがて過激な決
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(1999年製作の映画)

4.1

【凄惨を追ったカメラが映す憎悪に対するエンパワーメント】
■あらすじ
アメリカ南部での映画製作を計画していたアケルマンだったが、撮影直前、テキサスで黒人のジェームズ・バード・ジュニアが白人至上主義者た
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