きっこさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

きっこ

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夕陽のあと(2019年製作の映画)

3.3

 意欲作

地域宣伝丸出しのカメラと演出が気に入りませんが(特に序盤)
それだけには留まらない意欲作だったと思います。
20分は削れるところあると思うけど(笑)

子どもが育つ環境、子どもを育てる環境
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ブルーアワーにぶっ飛ばす(2019年製作の映画)

3.8

脱アルカイックスマイル

どういうお話なのかみえない面白さで、注意深くない私は最後にまじで?!と心の中で叫びました。
ブルーアワーで挟むサンドイッチなつくりにニコニコ。
体感は長く感じましたが、今後が
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ひとよ(2019年製作の映画)

3.0

万引家族?

凪待ちを見た後、しばらく白石監督の作品は見なくてよいかも。と書いた舌の根も乾かぬうちに、佐藤健の名に釣られていそいそと劇場へ。

冒頭のショットで、ああ、やっぱりハズレだったか…と後悔。
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ブルーノート・レコード ジャズを超えて(2018年製作の映画)

3.5

Blue Note Records:  Beyond The Notes

ブルートレインの冒頭に身震いした。

楽譜を越えた新しい音楽にであうとき。マイルス・デイビスの裁かない心。
音楽に限ったこと
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さらば青春の光(1979年製作の映画)

3.0

卒業


私向けでは全くありませんでした。
もともと音楽がもとになったものだそうで、
これは若いときに見たほうがよいタイプの映画だった。

しかし、射程距離にない私みたいな客が引っかかる罪な邦題(笑)
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グッド・バッド・ウィアード(2008年製作の映画)

3.5

 音楽聞いてワクワク♪
これはぜひ劇場で聞いていただきたいところ。

ごちゃごちゃした雑多な感じに、不思議な説得感ありで楽しめました。

キャラ的にグッドはちょっぴり弱かったかな?
というか、グッドも
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ウェディング・ベルを鳴らせ!(2007年製作の映画)

3.0

 まだ世界大戦は終わってない!!

序盤はついてゆけず、
何度も繰り返すうちに笑へ。
ガンガンの音楽にニコニコしつつ、ちょっと長いな~と感じていたところに、最後。
―ああ、監督はもしかしたらこれが言い
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ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生(2018年製作の映画)

3.3

X-MEN?

動物好きにはニュートの家だけで話進めてもらっても良い(笑)
あの竜チョーかわいいじゃん!ねこちゃんのスリスリも大変宜しい。

1作目も、ハリポタシリーズも見たことない私でも、楽しめまし
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桃さんのしあわせ(2011年製作の映画)

3.8

みおくる


みているこちらがしあわせになれる素敵な作品でした。

ロジャーは、ちきんとおみおくりをすることで、しあわせを得ていたのだと思います。
こういう暑苦しくなくふんわり暖かな良作に出会える機会
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スティング(1973年製作の映画)

3.7

最初にキャスト紹介あるの良いですね〜。
ただ、私は目にナイフを刺されて殺された運び屋に同情してしまって、そもそもの復讐話に乗れなかったのですが、
ポール・ニューマンさんの色気にイチコロ。
今回お初にお
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LOGAN ローガン(2017年製作の映画)

3.0

 人間の欲って際限ないのね。

ダフネ・キーンちゃんに出会えたことが今回のめっけもん!
西部劇が苦手なお子様味覚の私向きではありませんでした。
2人の父と、墓標に☆

追)ヒーローの終焉が描かれるのも
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帰れない二人(2018年製作の映画)

3.5

江湖

ダブルミーニングのタイトルセンス!
タライなど、劇中出てくる小物の使い方!
制限があるからこそ、そのセンスが研ぎ澄まされるのかもしれないけど…。
「罪の手ざわり」は国内で上映されていないという
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無双の鉄拳(2018年製作の映画)

3.0

カニ食べ行こぉ〜〜♪

「守護教師」をつくりがあらいと書いたけど、こっちの方がもっとあらかった(笑)
でも、衣装はこっちの方が素敵(特に悪役)。マ・ドンソクを兄貴ぃ〜!と呼ぶ2人のキャラも良かったです
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誰がために憲法はある(2019年製作の映画)

-

これは点数つけられないなぁ。
タイトルはミスリードな気はする。映画としては朗読劇一本に絞った方が良かったのではないか。…と思うところが無きにしもあらずですが、
見て良かったと思うし、多くの人に見てほし
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ゲキ×シネ 『髑髏城の七人』 Season鳥(2019年製作の映画)

4.1

 相互補完のおはなし


舞台装置をより効果的に見せている印象を受けました。
森山未來さんは舞台映えする人ですねー。
太一くんの流麗な殺陣も堪能できて、
白髪二人のツーショットに婦女子は萌え萌え。
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愛がなんだ(2018年製作の映画)

3.7

若手俳優の力が遺憾なく発揮された今年必見の1本。
写し鏡の変化がおもしろい。
劇場(ミニシアター)は女学生がたくさんいて驚き。終わって耳をそばだてていると、「エモかったわ~。」と感想が聞こえてきました
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魂のゆくえ(2017年製作の映画)

2.9

この星のゆくえ


近年まれにみる画の美しさ。
途中からホラー映画かと見まごう煽る音楽と、主人公の神父の部屋の薄暗さ。これは映画館でみた方が良いタイプの映画ですね。

ただ、私の琴線には触れませんでし
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ゲキ×シネ 『髑髏城の七人』 Season 花(2019年製作の映画)

3.7

山本耕史の魅力炸裂!


久しぶりのゲキシネ。
小栗くんも良かったけど、山本耕史さんの貫禄よ!
おりょうさまも素敵でしたし、
こりゃ風もおつきあいするっきゃないでしょ!
マツケンの2役楽しみ♪
(投稿
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まく子(2019年製作の映画)

3.8

はつこい

「小さな永遠」って素敵な表現ですね。
みなさん好演でしたが、子どもたちの表情がとても良かった。
山崎光くんの表情の変化にこちらも頬が緩みました。
イケメンウオッチャーとしては、内川蓮生くん
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映画 賭ケグルイ(2019年製作の映画)

3.0

ヒーローなんていらない

予告で見た浜辺美波さんを楽しみに、劇場へ。
ぶれる画面に、開始早々に来たことを後悔‥。
脳が見ることを拒絶し始めていましたが、賭事のシーンになってからはなかなかおもしろかった
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書を捨てよ町へ出よう(1971年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

劇場にて。
映画の歴史を実感するひととき。
冒頭は小津さんの映画を、写経布団はギドク映画を思い起こす。
その後の作品を見ていると、ああ、これが洗練されてああなるのか、というのが分かったせいか、
初見で
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デイアンドナイト(2019年製作の映画)

3.2

清原果耶さん!

清原果耶の名前、しかと脳裏に刻みました。彼女の今後が大変楽しみ!

中盤からはおもしろく見たのですが、序盤がもったいない。もったいぶるというか、まわりくどい?映像で、開始2分で眠気が
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グリーンブック(2018年製作の映画)

3.3

懸け橋

ヴィゴ・モーテンセンがカッコ良い!
心地よい音楽に彩られた友情物語。
やっぱりクリスマスって特別なのねー。
薄味カルピスではありますが、ハリウッドの映画はめにやさしい。
(投稿2019)

翔んで埼玉(2018年製作の映画)

3.4

キャスティングの妙

がっくんはマントが似合うねぇ!
京本さんも流石の存在感。
¨というか、あちこちでセルフパロディーが見受けられて、そこがまた味わいの一つでしょうか。
二階堂ふみさんはノリノリで、さ
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笑顔の向こうに(2019年製作の映画)

2.9

急展開

拙さ大爆発!ですが、進むうちに微笑している摩訶不思議。
江ノ島デート♪サイコー!
そして、松原智恵子さんの可愛さが、フフフポイントを底上げしております。

終盤、真宙ファン興奮の場面が用意さ
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バジュランギおじさんと、小さな迷子(2015年製作の映画)

3.8

ダルマ

サルマーン・カーンさんのスターオーラに恍惚。いまいち乗れなかった私のハートを鷲掴み!ずっと歌とダンスで良かったのに。
全体としてはやっぱり長い。あざとさも少し気にはなるけれど、共通するものを
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バーニング 劇場版(2018年製作の映画)

4.0

Hunger×Hanger


約40年前の短編を今の時代へと翻訳するイ・チャンドン監督の力量にひれ伏す。
「冬の小鳥」や「私の少女」「わたしたち」と女性監督を見出すプロデュース力もさることながら、そ
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ごっこ(2017年製作の映画)

3.4

 色付けられた世界

ごっこが真に。
こどもがおとなに。

文化庁芸術文化援助に足る作品でした。
何事もなく公開されていたら、「万引き家族」のパルムドールはなかったかもしれないね。

何度も懲りずに書
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マスカレード・ホテル(2019年製作の映画)

3.4

あっちゃん結婚おめでとー!


長澤まさみの美脚をもっと映してほしかった(笑)
中身はそこまで派手でないし、デートムービーにもってこい。
群像劇は楽しませてくれましたが、犯行にいたるところが、あー男の
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それだけが、僕の世界(2018年製作の映画)

3.9

真骨頂

後で設定が気になったけれど、最中はすっかりお話に引き込まれました。
市井の人の中で、普通の人なイ・ビョンホンと弟のパク・ジョンミンの役者パワーを実感する映画。
「Keys to the He
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ファイティン!(2018年製作の映画)

3.4

  マ・ドンソク!

「フッ」と不敵に笑うマ・ドンソク。
クッキングもしちゃうマ・ドンソク。
お魚のお顔はちょっと苦手なマ・ドンソク。
いろんなマ・ドンソクを楽しめて、さらに笑い声を共有できる劇場観賞
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家族のはなし(2018年製作の映画)

2.7

落とし込めていない

いくら感動的な場面であっても、パラパラ漫画をそのまま映画にしていいのか。制作側にもう少し"翻訳"の意識があれば…。
リンゴのシーン…アレはない。

あと中盤のライブシーン‥。
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恐怖の報酬 オリジナル完全版(1977年製作の映画)

4.1

あゝ無常


なんと人の世のはかなきことよ。

生まれていないので時代背景は知りませんし、元の作品も未見ですが、「闇の奥」を思い出しました。2ピクチャーズがお金出している大作。ハラハラ度が尋常ではあり
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