カヌレさんの映画レビュー・感想・評価

カヌレ

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市子(2023年製作の映画)

3.7

杉咲花を堪能する作品。


市子を知ってから観る最後の2人の幸せな時間はとっても苦しかった。
余白を残すようなラストシーンも良い。

(2023年製作の映画)

3.8

考えても答えが出ないし考えることから逃げてしまいたくもなる。
今でも感想をすらすら言葉にすることはできない。この先もずっと頭のどこかで考え続けている気がする。

カラオケ行こ!(2024年製作の映画)

3.8

あれこれ難しいこと考えたり、辛くなったりやるせなくなったりすることなく、ただ純粋に楽しめる作品でとっても良かった。
素敵な青春だ。

齋藤潤くんのファンになりました。聡実くん最高です。

RRR(2022年製作の映画)

4.7

やっっっと観ることができた。
とにかく面白くてかっこよくて最高。
クライマックスが何個もあるのに全然飽きない。音楽もずっと耳に残ってる。
最高のエンターテインメントをありがとう!

正欲(2023年製作の映画)

3.9

「生きるということは息を吸うということ。
少しでも長く君と同じ空気を吸っていたいのさ、というシンプルな想いをこの曲にこめています。」
Vaundyのこのコメントのように、エンドロールでは主題歌『呼吸の
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愛にイナズマ(2023年製作の映画)

3.7

突発的なことはあるし、有り得ないことだって起こるよね。


笑いあり涙ありで、俳優も良し。
だけど前半のイヤなシーンが刺さりすぎてしまってむしゃくしゃを綺麗に晴らすことができなかった。どこか消化不良な
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キリエのうた(2023年製作の映画)

3.6

3人の交錯する想いが丁寧に描かれていて面白かった。ただ、悲しいシーンも多く、3時間耐え抜くのが少しつらかった。

アイナ・ジ・エンドさんのソロの歌声を聴いたことはほとんどなかったが、とっても素敵な歌声
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CLOSE/クロース(2022年製作の映画)

4.1

周りの環境が大きく変化したり、また一歩"大人"へと近づく12、13歳という時期。この時期、上手くいかないことがあってもそれをどう対処して良いかわからず、一人で暗闇をもがいていた記憶がある。
純粋で、だ
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アイスクリームフィーバー(2023年製作の映画)

3.7

BGMや画面の使い方、装飾、メイク、、、全てが斬新で、どの瞬間も、良く言えばアートのような、悪く言えば乱雑で雰囲気に酔っているような映画だった。

時系列の構成は面白かったしそれが終盤で回収されていく
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怪物(2023年製作の映画)

4.1

ずっと楽しみにしていた作品。やっと観ることができた。

「怪物」このタイトルが秀逸。
誰でも潜在的な怪物であるし、「怪物だーれだ」のキャッチコピーから、作中で怪物探しをしてしまう私たちも怪物なのかもし
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君は放課後インソムニア(2023年製作の映画)

3.5

試写会にて。
原作もアニメも見ておらず、事前知識なしでの鑑賞。

森七菜さんも奥平大兼さんも自然に等身大の高校生を演じていた。
2人の素直な告白シーンは良かった。
ただ、大事な星空がCG感満載だったり
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タイタニック:ジェームズ・キャメロン25周年3Dリマスター(2023年製作の映画)

5.0

この名作を劇場で観ることができた。そのことが、もう財産。やっぱり劇場は迫力が全然違う。3時間の壮大な船旅が、あっという間だった。

何度観ても泣いてしまうし、何度観てもワクワクする。

この作品が25
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ハケンアニメ!(2022年製作の映画)

3.8

アニメはほとんど観ないが、とっても楽しめた。劇中アニメのクオリティも高くて、本気が伝わってくる。
最後の小躍りしちゃう柄本佑が可愛すぎた。

王子のプロポーズ?告白?は、要るのか?とちょっと思ってしま
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月の満ち欠け(2022年製作の映画)

3.7

最後の伊藤沙莉の子供と大泉洋のシーンには泣かされた。あの子役に拍手を送りたい。
有村架純はとっても綺麗で艶っぽい。

瑠璃が2度も田中圭に殺されてると、子供の瑠璃が高田馬場に向かって1人駆けていくあの
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ある男(2022年製作の映画)

3.7

どんなに親しい人でも多面性はあるし、本当はその人のことを何にも知らないのかもしれない。
妻夫木さんの表情、口調とにかく終始とっても良かった。窪田正孝さんも安藤サクラさんも安定すぎる。柄本明さんの不気味
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Sin Clock(2023年製作の映画)

3.6

スリルのある映画を久しぶりに観たのでとってもワクワクした。面白かった。
特に後半のスピード感は良かった。

信司もダイゴもキョウも、みんな個性が強いけれど、いい塩梅にキャラが確率していて良かった。
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少女は卒業しない(2023年製作の映画)

4.0

卒業式とその前日の2日間にフォーカスした物語。
別れの日でもあるしリスタートの日でもある、楽しい日でもあるし悲しい日でもある、辛い日であるかもしれない。人それぞれ、抱く思いが異なるその日は、皆に平等に
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ラーゲリより愛を込めて(2022年製作の映画)

3.8

今何か言葉を発しても、綴っても、綺麗事になってしまう。それくらい山本さんは真っ直ぐで嘘がなくて、眩しい。
こういう主人公ってどこか嘘くさいなぁとか思ってしまうけれど、単純だからやっぱり感動シーンでは涙
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そばかす(2022年製作の映画)

3.7

観る人の価値観や個性、置かれている境遇等によって感じ方は異なると作品である思う。

作中では蘇畑さんを取り巻く人が目まぐるしく変わる。全員が蘇畑さんに寄り添ってくれるわけではないし、時代錯誤な言葉を掛
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あの娘は知らない(2022年製作の映画)

3.5

監督も仰っていたように、解釈の幅が広い作品だと思った。

全体を通してとっても綺麗で、伊東には何度か足を運んだことはあるが、また行きたいと思えた。今度はブラブラ散歩しようかな。

ケイコ 目を澄ませて(2022年製作の映画)

3.9


本当に良かった。
岸井ゆきのさんはまさにケイコだった。目、表情、佇まい、感情表現、歩き方、何をとってもまるでケイコがそこにいるようだった。こんなにもケイコという人間を体の内から体現できるのは、岸井ゆ
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母性(2022年製作の映画)

3.7

この作品は、共感できる、言い換えれば「刺さる」人には凄く「刺さる」作品なんだと思う。逆に、登場人物誰にも共感できずに終わる人もいると思う。
私はどちらかというと後者だった。
共感はできなかったが、とに
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窓辺にて(2022年製作の映画)

3.7

たくさんのテーマが凝縮されていて、濃かった。深かった。

喫茶店の窓辺の席でのんびりパフェを食べたい。

エゴイスト(2023年製作の映画)

3.9

東京国際映画祭にて鑑賞。

鈴木亮平さんの演技が本当に凄すぎる。

全体を通して演者全員リアルな掛け合いだった。特に浩輔の、ゲイ仲間との飲みシーンと初めて龍太のお金さんに直接支援しようとするシーンが話
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山女(2022年製作の映画)

3.8

東京国際映画祭にて鑑賞。

とても繊細で無駄がなく、丁寧で美しかった。
山田杏奈さん目当てに観に行ったけれど期待以上。本当に圧巻の演技で感服です。
三浦透子さんも存在感があって印象的だった。

山での
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マイ・ブロークン・マリコ(2022年製作の映画)

3.6

だらだら長く描きすぎず、ちょうど良い長さだった。

最後は手紙で着地させたのも良かった。内容は敢えて教えてくれない、2人だけのもの。でもシイノの表情でこちらにもちゃんと伝わる。
とっても魅力的な2人の
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川っぺりムコリッタ(2021年製作の映画)

3.7

表裏一体である生と死をうまい塩梅に丁寧に描写している素敵な作品だった。

雨を告げる漂流団地(2022年製作の映画)

3.5

ずとまよ。の挿入歌・主題歌が良かった。
映画館の大音響高音質で響く歌声が刺さる。

"団地ごと漂流する"という発想はとても面白かったが、間延びした展開で120分が長く感じた。

百花(2022年製作の映画)

3.3

予告編を観て期待していただけに裏切られた感が否めない…

演者の演技はとても良かったものの、ストーリーが全体的にぼやけていてよく分からなかった…
親子の愛もきっとテーマの1つなんだろうと思いつつ、息子
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バイオレンスアクション(2022年製作の映画)

3.3

橋本環奈は可愛くてアクションすごいし、馬場ふみかはエロいし、鈴鹿央士くんは可愛くて髪型変だし、杉野遥亮くんはカッコイイし、城田優は怖い。

メタモルフォーゼの縁側(2022年製作の映画)

3.7

穏やかで心温まる作品だった。
エンドロールで流れる主題歌もとっても良かった。

「好き」の共有って難しいよね。でもその「好き」だけで、誰とでも素敵な関係を築ける。「好き」の可能性は無限大だ。

私も「
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恋は光(2022年製作の映画)

3.9

個性が強くて不器用な4人が織り成す"美しい"恋愛映画。
クスッと笑える場面もあり、面白かった。

"光るのが恋"から"恋は光"に変わった西条自身がとっても光って見えた。
「恋」の定義についてド真剣に考
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流浪の月(2022年製作の映画)

4.0

久しぶりに、暫くは余韻に浸っていたいと思えるような素敵な作品を観た気がする。
とにかく美しい映像と繊細な演技に陶酔した。

人は物事を見たいようにしか見ない。その裏にある本当のことなんて当事者にしか分
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わたし達はおとな(2022年製作の映画)

3.6

台詞回しが特にリアルだった。

彼女も中々だけれど、藤原季節のクズっぷりが凄い。最初は優しそうな雰囲気だと思ってたのに裏切られた。

未だ「おとな」になりきていない登場人物の、「おとな」になっていく過
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PLAN 75(2022年製作の映画)

3.7

流石にこんなこと現実として起こり得ない、そうは思うものの、刻一刻と進む高齢化社会の抜本的解決の必要性をひしひしと感じた。

目の前の現実にもがきながら、諦めきれずに生きていく人間味のある部分とは対照的
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