塊さんの映画レビュー・感想・評価

塊

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ショウタイムセブン(2025年製作の映画)

3.0

爆弾テロの犯人と電話しながら生放送の報道番組!
爆弾の緊迫感とテレビマンのショーマンシップの異常性をうまく両立させておりツカミは抜群。

中終盤に向けて失速感が強めだったのは残念。
もう一つの異常性と
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ソウルの春(2023年製作の映画)

4.0

今の韓国しか知らないと、これがわずか40数年前のお隣の国の実際の出来事とは信じ難い。現代の民主主義の有難みを再確認出来るとともに平和ボケの恐ろしさも感じる。

映画としては、生々しさというか緊張感が強
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ビーキーパー(2024年製作の映画)

3.6

つよくて怖くてカッコいいジェイソン・ステイサムを心ゆくまで堪能できます!
正義とは、法とは、善悪とは、と悩ましくなる。

特殊詐欺怖い

機動戦士Gundam GQuuuuuuX -Beginning-(2025年製作の映画)

4.0

これは何も触れられん!
とにかくBeginningとして本編が最高に楽しみになりました!

モビルスーツのアクションが、カラーっぽさがあって新鮮だった!

劇映画 孤独のグルメ(2025年製作の映画)

3.5

2時間スペシャルドラマではなく、まさに"劇場版"って感じでした。
これは孤独のグルメなのか?と思う展開は有れども、製作陣の井之頭五郎の解像度が高いため、こういう世界ももしかしたら在るかもな、と思わせて
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グランメゾン・パリ(2024年製作の映画)

3.7

正しくグランメゾン東京の続編。
ドラマが好きな人はすんなり楽しめると思います。
展開としてはお約束通りなのですが、それを期待して観に行ってるのでまったく不満無いです。
日本語とフランス語と韓国語と英語
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映画大好きポンポさん(2021年製作の映画)

4.3

クリエイターやモノづくりに従事する人に対する讃歌でエールで呪い。
共感もあるし励まされると同時に耳が痛い面も少々。
作品のテンポ感の良さと編集による演出の良さが作品内のセリフとリンクしててとても良い。
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八犬伝(2024年製作の映画)

3.3

馬琴を描いた部分と八犬伝の部分が交互に描かれた作品。
正直、八犬伝パートはイマイチだったのだが、馬琴のパートは作家としての矜持や苦悩や周囲の環境の変化が描かれた伝記映画として楽しみに観れた。北斎との掛
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シビル・ウォー アメリカ最後の日(2024年製作の映画)

3.8

架空のアメリカの内戦を舞台だが、まるっきりフィクションではなく世界では現実として起きているであろうお話。

ジャーナリズムとは?正義とはなにか?が描かれた作品だとは思うが、印象に残っているのはただただ
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侍タイムスリッパー(2023年製作の映画)

4.2

良い時代劇だったなぁ・・・。

大手の制作だと作れなさそうな、ニッチなテーマに愛と信念を詰め込んだ意欲作でした。
基本はコメディなんですが、タイムスリップあるあるネタが程よい塩梅で心地良いですね。
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ラストマイル(2024年製作の映画)

4.0

満島ひかりの妙にカタコトで愛嬌あるけど仕事できそうな演技がとても可愛い。

内容としては面白いけど映画というよりは2時間ドラマっぽいな・・・って思ってたんですが、よくよく振り返ると含みのあるラストを初
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ブルーピリオド(2024年製作の映画)

3.7

原作未読です。

青春を爽やかなキラキラした面だけでなく、自己とは何か?といった辛く苦しい内面の葛藤を他者との比較や関係性から良く描かれた作品。
音含めた演出も良かったですね。
俳優陣もコスプレ感なく
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フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン(2024年製作の映画)

4.1

アポロ11号をとりまくドラマとラブコメを合わせたエンタメ作品。
心打つドラマと笑えるコメディとスカーレット・ヨハンソンら俳優陣の素晴らしい演技を1度に楽しめるお得な映画です。
シンプルに面白かった!

キングダム 大将軍の帰還(2024年製作の映画)

3.5

いやー、完全に王騎将軍が主役の作品だね。王騎将軍のカッコ良さとキャラの立たせ方と演じ方は最高だったね。

アクションシーンも回を追う毎に進化していてとても良かった。矛同士がぶつかり合ってしなる表現もい
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数分間のエールを(2024年製作の映画)

3.9

どこまでも真っすぐで青臭い爽やかさを感じる作品。
現役のクリエイターもかつてモノ作りの経験ある人どちらにも刺さる映画になってると思った。
エールでありつつレクイエム。

写実的ではなくイラスト寄りな特
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フェラーリ(2023年製作の映画)

2.5

フェラーリのブランドストーリーではなく創業者エンツォのお話。

地味で重く湿度の高いヒューマンドラマがメインで結構眠気との戦いでした。エンツォの私生活メインが中心なためとにかく地味ですね・・・。
正直
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トラペジウム(2024年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

私は主人公に感情移入しながら観るか、物語を俯瞰しながらストーリー展開を愉しむタイプなので、正直この作品は終始主人公が好きになれず見終わった時点では合わないな、と思った。

今でもあまり好きになれないの
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ルックバック(2024年製作の映画)

5.0

チェンソーマンの藤本タツキの同名作品の映画化。
控えめに言って最高。
58分しかないのだが、ひさびさに濃密な1時間を過ごした。
頭で理解する面白さというより心にダイレクトに響く面白さ。
漫画・アニメは
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死刑にいたる病(2022年製作の映画)

3.8

途中までは主人公と同じ視点で謎解きを楽しんでいたのだが、真意に気付くと背筋が凍る怖さを感じる作品でした。
釈迦の掌で暴れる孫悟空の気分

ウマ娘 プリティーダービー 新時代の扉(2024年製作の映画)

4.3

音の迫力と絵の演技が素晴らしい映画。

史実ベースでいかに脚色して魅力的に魅せるか?の歴史小説の様な作品だが、登場人物の関係性と内面が、とても魅力的に描かれている素晴らしい作品でした。

ラストの締め
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関心領域(2023年製作の映画)

3.0

日常描写の中にある異物感が嫌でも塀の向こうを想像させる。不穏な音と映像の乖離が大きく、正しい物を観てるのか不安になるレベル。

直接的な残虐描写無しでアウシュビッツを描くところにヒトラーのための虐殺会
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劇場用再編集版 ウマ娘 プリティーダービー ROAD TO THE TOP(2024年製作の映画)

3.8

競走馬を美少女化したコンテンツで色眼鏡で見られがちだが、中身はスポ根で競馬史を切り取った大河ドラマ。
可愛いキャラが崩れる必死の形相での勝負、挫折、苦悩、栄光が描かれており、実在馬に思い入れがある人も
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鬼平犯科帳 血闘(2024年製作の映画)

3.5

とりあえず令和に鬼平犯科帳の新作を見られるだけで大満足。

前作のシリーズが大好きだったので楽しみと怖さ半分で鑑賞。
鬼平シリーズらしい義理人情の芝居と殺陣が非常に良かった反面、火盗改としての非情さと
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名探偵コナン 100万ドルの五稜星(みちしるべ)(2024年製作の映画)

3.0

いつものコナン。
でもいつもより地味だったかな。

ゲスト出演はアニメ化のためかな?

マリウポリの20日間/実録 マリウポリの20日間(2023年製作の映画)

5.0

これはエンターテイメントに満ちた虚構ではなく生々しく目を背けたくなる痛ましい記録映像。
映し出される映像を見続けることは、ひたすらに辛く胸が締め付けられる。

戦争の犠牲になるのは当事者ではなく、常に
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君の名は。(2016年製作の映画)

3.5

上映時に見て以来の2回目視聴。
ストーリーとしては薄いのだが設定の面白さと映像美と音楽で誰でも解る形で非常にキャッチーに感情に訴えかけてくる作品。
面白い面白くないとか好き嫌いとか置いといて、新海誠作
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ゴーストバスターズ/フローズン・サマー(2024年製作の映画)

3.5

フィービーとマシュマロマンが相変わらずカワイイ。

楽しく見られる娯楽作品。
テーマは思春期の成長と家族かな。

ゴーストバスターズシリーズらしいコメディ要素とメッセージ性の中途半端に間になってしまっ
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.4

まずこの映画を楽しみ尽くすならWikipediaレベルで良いのでオッペンハイマーに関する予習必須です。
周りの人物像の描写が少ないですし、3つの場面を頻繁に行き来するので、予備知識がないと想像すら追い
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Winny(2023年製作の映画)

4.0

ナイフで殺人事件が起きたとしてナイフ制作者は罪に問われるか?

オッペンハイマーと見た時期近いこともあり、ちょっと重ねて見てる節はあります。
当時日本を騒がせた事件を描く作品ですが、テクノロジー自体が
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デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

3.7

途中何度か意識を失いかけたたけど、それでも音・映像による壮大な映画体験を味わわせてくれた作品。
物語は面白くなってきてるんだけど、3時間弱たっぷりかけてやるには中弛みを感じてしまう。
とにかく、これは
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ARGYLLE/アーガイル(2024年製作の映画)

3.3

キングスマン同様に目の前の楽しげなスパイ映画をひたすら満喫できる作品。
後半のエレガントなRRRを見てるかのようなアクションシーンがとても良かった!

DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)

3.0

物語が動き出すまでが結構長くてそこまでに気持ちが離れちゃう人は結構居るかも。
でも舞台設定の面白さや後半の展開のワクワクする感じはとても良く引き込まれる。
私は2を見るためにこれを見たので良い意味で次
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岸辺露伴 ルーヴルへ行く(2023年製作の映画)

3.6

コスプレ感あるのにそれがしっかりマッチしており、原作のキャラが感じられる高橋一生がとても良い。

モガディシュ 脱出までの14日間(2021年製作の映画)

4.4

ソマリアの内情と北と南の関係性を踏まえた極上のドラマとアクションが素晴らしかった。
映画的表現も素晴らしい

サンクスギビング(2023年製作の映画)

3.8

冒頭の雰囲気からコメディ系ホラーかと思いきや、殺人鬼に段々と追い詰められていく恐怖とグロ描写が詰まった立派なホラー映画でした、痛そう

現代劇としての風刺も含んでてちょっと思う所もありましたね

窓ぎわのトットちゃん(2023年製作の映画)

4.5

予告編の段階では正直あまり興味もてなかったのですが、とても良い作品でした。もっと早く見に行けば良かった。

世の中の変化と周りの人々の心情が、トットちゃんの目線で描かれる事でとても解像度高く表現されて
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