若者のすべて。
とりあえず、2024年で最も感情が動いた映画体験だった。自由で良いんだなって、それがあんま上手くいかなくたって良いんだなって、なんか全て肯定された気がした。ありがとう。
これは自分>>続きを読む
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成長と開放の物語。
高い評価を受ける理由はよくわかった。分かりやすく映画的に高い技巧は随所に感じられる。序盤は純真無垢でモノを知らぬベラを白黒で移しながら,世界を感じ成長していく過程は色鮮かな風景で>>続きを読む
Kill Billは1より2の方がちょっとちゃんとしてるね。いずれにしても、最高にぶち上がるタランティーノ映画でした。
埋められるシーンの絶望感すごいな。地中から聞くトラックと土が被せられる音が忘れ>>続きを読む
オードリーのオールナイトニッポンのリスナーである自分にとって、ツチヤタカユキという名前は馴染み深いものだ。彼の半生に関する壮絶さのようなものは多少記事などで目にしたことはあったが、それが高いレベルで映>>続きを読む
何をもって完璧な日々とするのかは人それぞれで、この映画の日々を否定する権利は誰にもないと思う。木漏れ日の変化をフィルムに収め、トイレの壁に挟まったマルバツゲームに興じ、植物に水をやり、些細な歓びを大切>>続きを読む
本気で世界を変えようとする人たちってどうしてこうも格好良く映るんだろう。いつだって、狂気じみた熱意が全てを解決するんだね。食らいました。
題材がズルすぎるのはさておき、映画的にも優れた点は多く見つか>>続きを読む
大好きな映画。こういうのが好き。
言ってしまえばB級映画なんだが、もう設定と脚本と視覚効果がたまらない。悪魔祓いが格好良いのはもちろんのこと、悪魔側の思惑というピースが追加されたことで脚本上の愉しさ>>続きを読む
チャリチョコを彷彿とさせるようなファンタジー映画の側面もありつつ、本質的には父と子の物語、そして死んでも人は記憶の中で生き続けるということかな。
お父さんのホラ話の面白さはともかく、それらが主人公に>>続きを読む
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ああ、良い映画だ。人間と愛の力強さを教えてくれた。
ナッシュ均衡のナッシュの人生にこんな物語があったとは知らなかった。統合失調症の病態を、肉付けされた実感として我々に教えてくれる映画の作りは見事。>>続きを読む
良い映画。ある年のクリスマスを舞台に、多くの愛と恋を描いた作品。
本質は人間讃歌、愛の讃歌だね。人への愛を、それが社会的に好ましいものかそうでないかに関わらず肯定的に描き、そこに美しさを見出している>>続きを読む
0年代の名作が再上映ということで参戦。
簡潔に言うと刺さりきらなかったというか、こに映画の主たる解釈を造り上げられなかった。けど、良い映画だよねって感じ。
まず、映画的に優れた部分は多くあり、画の>>続きを読む
家族愛。プロテスタントとカトリックの対立が激しかった時代のアイルランドを舞台に、大人たちの作るきな臭い世界と、それに影響を受けつつも自由であり続ける子供たちの世界、そしてそれを支える家族の話。
脚本>>続きを読む
新年一発目は明るい映画を。
映画的に優れた部分を挙げればキリがない。はじめに大家から惨めに逃げるのに使った梯子を、最後にエドが求婚のために昇る、などの脚本上の仕掛け、エドが見せる煌びやかな世界、単純>>続きを読む
良い映画。医学生にとってはすごい刺さる作品でした。
L-dopaとか四肢振戦などパーキンソン様症状とか、薬物のダウンレギュレーションとか、知識としてはあるものがデニーロの名演技のおかげで実感に繋がっ>>続きを読む
優しくて、それでいて強さも兼ね備えた素晴らしい映画。sing streetもそうだけど、本当にジョンカーニーは音楽が中核をなしつつも、本質的には人の成長と変化を描いた映画を作るのが上手いね。
二股の>>続きを読む
大好きな相手のことなら何だって許せる。そんな盲目の愛というやつをテーマに、現代の恋愛を解像度良く描いた良作.....なんだろうなーと思いました。
ここに共感による情動の動きがこっち側に生じてくると感>>続きを読む
今年の映画だとジョンウィックとかにまで通じる「勘違い日本」系の映画...としての側面もあるけど、正直その一言で終わらせられないぐらい格好良い。タランティーノが黒澤映画とか好きなことを考えれば当たり前な>>続きを読む
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一瞬の煌めきのために、世界から離れて内臓を曝け出して蒼く燃えるために人生を生きる。
生涯に残る一本です。この作品に関わったすべての方々と、jazz に感謝を。
面白かった。これぞ北野武。撮り方がうまく、何てことないシーンにも独特の空気感が充満してる感じ。
思わず笑ってしまうようなギャグシーンも切れ味鋭いし、それを織りなす一人一人のキャラも立ってる。日本一有>>続きを読む
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学者と浜辺美波と神木隆之介とゴジラだけ良かったです。人間ドラマ、もうちょいなんとかならなかったの?どっかで見たことあるようなテンプレキャラがうざいぐらい大袈裟に演技してて何の新鮮味もなく、ひたすらイラ>>続きを読む
1920年代のアメリカの情景と、発展を遂げでいく最中に発される熱気のようなものが感じられる雰囲気作りは最高だった。その中で繰り広げられる人間劇もおもろかったし。ただ、ちょい長いかな〜って感じです。
シリーズ最終作品にして、最高傑作。我々がジョン・ウィックに望む全てがこの映画にはある。
特に序盤の大阪ステージがこの映画を一個上のステージに引き上げた気がする。100点満点。
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面白かったな。弁護士の家庭のちょっと嫌な感じとか、在日要素とか要らなくない???ってなってた自分を恥じたい。この終わりなら大納得。弁護士の妻のキャラが浅くない???って批判も、弁護士が感じてた息苦しい>>続きを読む
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大前提として、めちゃくちゃおもろかったのは確か。心情をいかに見せ、いかに見せないか、小学生と取り巻く環境の細やかな描写、全体の時系列入れ替え(タランティーノギミック)とかはとんでもなかったし、映画的に>>続きを読む
最高の映画体験をありがとう。具体的にどこがどう面白かったかの言語化は難しいんだけど、大きな出来事が起こるわけでもないのに(やや嘘)、3時間ずっと興味を引かれっぱなしだった。
作品に流れる空気感という>>続きを読む
圧倒的MIP。根本設定とか合理性とかがふわふわしてるのは仕様なのでそういうもん。とにかくポム・クレメンティエフが良かった。彼女が全てを攫って行った。
狂気じみた熱意と圧倒的な才能。それが全て。
頭っからつま先までイカした、最高の犯罪映画。GTAVに、これでもかというぐらい音楽を詰めて映画化するとこれになります。現代版ブルースブラザーズと言ってもいいかも。
冒頭のカーチェイスシーンの時点から素>>続きを読む
その手があったか!って感じ。擦り尽くされたネタなようで、新規性も獲得している面白い作品。状況設定でもう1本取ってるのに、そこからさらに場面を転がして飽きさせないのが本当に良かった。伏線回収のプロットも>>続きを読む
細かいスパンで途切れる記憶と、細かいスパンで切られるシーンが完璧にリンクされた野心的な作品。この構成を思いついた時点で勝利だし、結局現実が非情なのも良き。
さいっっっこうにタランティーノ。やってることはいつも通りなんだけど、片時も飽きさせない。