昭和の幸せ。
小津映画ははじめて。日常を芸術に変えてしまう映像、丁寧だが退屈しない脚本、そこに生きているとしか思えない登場人物。どれをとっても感動の域にあるものだった。
1962年、62年前の幸せ>>続きを読む
首尾一貫しててまともに脳味噌付いているのが闇の軍勢しかいない。こんなご都合主義映画でええんか...
3部作の中だと一番マシ。退屈なシーンもいっぱいあったけど、冒険自体は嫌いじゃない。ホビットの家に押しかけるシーンなんかは普通に好きだし。
これでいい。恋愛ってこれでいいんだよ。
飾り気の少ない恋愛映画。主人公の二人はいたって普通の人だ。華々しい職業についているわけでも、人並外れた美貌を持つわけでもない。でも、いやだからこそ、彼らの心の>>続きを読む
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コンセプト勝利!ってほどでもないコンセプト映画。
・詰めすぎた脚本
・いまいち決めきらない決めシーン
・びみょい主人公
・びみょい悪役
キングスマンは好きな映画なんだけどなぁ...
We are the Mods, we are the Mods, we are we are we are the Mods !
青春映画の金字塔。噂に違わぬ、若いうちに観るべき映画でした。
前>>続きを読む
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分からないことは、想像で埋めるしかない。
152分にも渡る長編しかも法廷劇で絵面自体は地味、ということで観る前は一定の退屈さを覚悟していた。が、その予想は裏切られた。
主人公のサンドラはまさしく信>>続きを読む
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最高の娯楽映画。死ぬほど面白かった。
一流企業に勤め、趣味は北欧家具を買い揃えること。そんな「真っ当」な社会人だった主人公が、アウトローなタイラーと出会いFightに興じるうちに己の殻を突き破り変わ>>続きを読む
べいびーわるきゅーれ!!!!!
頼むから終わらないでほしい、ずっとこの物語を続けてほしい、途中からそればっかり願ってた。
前作の時点でちさととまひろのことはもう大好きになっているから、言ってしまえ>>続きを読む
漢の格好良さって,これなんじゃない?
ウォン・カーウァイ作品は2作目。1作目に観た『今すぐ抱きしめたい』と同じく,太く短く鮮烈に生きる漢の生き様を描いた映画。
主人公のヨディは女を幻惑し,生きたい>>続きを読む
"力"が,一人の少女とその周りの多くの人を狂わせていくタイの傑作ホラー。
フェイクドキュメンタリー形式により語られる奇妙な物語が本当に怖かった。重厚な現実感を持って迫ってくるせいで,虚像だと切り捨て>>続きを読む
見方が正しいのか分かりませんが、終始腹抱えて笑いながら観てました。最高。
「私、別の呪いにかかってるの。私の呪いとあなたの呪いをぶつける。私たちが生き残る道は、それしかないの。」って台詞が、生涯でこ>>続きを読む
ある一晩の素敵なクリップ。
雰囲気映画。タクシードライバーと乗客の一夜限りの交わりの中で生まれる空気を味わって楽しむ映画だね。
個人的には1つ目のロサンゼルスと3つ目のパリが良かったかな〜。二人の>>続きを読む
4人の新進気鋭の映画監督が「ホラー」という枠組みだけ与えられて作った4本立て短編映画集。
面白かった。これは上映後のトークにて発起人の方が仰っていたことだけど、(多少人選に恣意的な部分はあったものの>>続きを読む
タランティーノであり、ゴーストワールドであり,ジョン・ウィックであり,これがベイビーわるきゅーれ。
噂の阪元裕吾監督作品はこれがはじめて。いやぁ,良かった。
主人公二人は「殺し屋」の属性がついてい>>続きを読む
刹那を生きる香港の男たちとその煌めき。
ウォン・カーウァイの映画を観たのはこれが初めてだが,それなりに刺激的だった。はじめは,思わず古いなぁと思ってしまうカメラワークに戸惑ってあまり入り込めなかった>>続きを読む
自由度が上がった、最高のアリアスター映画。
母と子の関係をこれほどまでに醜悪に描いた例はそう多くないように思う。子に対する支配欲と押し付けられた愛は、(名前の由来を考えれば"美しい"はずの)ボーを臆>>続きを読む
ひとときの安らぎ。
お世辞にも良いとは言えない家庭環境と逃げ場のない毎日を過ごしていたトットにとって、おじさんとおばさんとの日々がかけがえのない価値を持ったであろうことは間違いない。ずっと固く硬直し>>続きを読む
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めっっっっっっちゃ面白かった。これだからジョダピは辞めらんねえ。
アカデミー脚本賞に輝いただけあって、脚本は見事の一言に尽きる。愛した女性だけど、その家族と使用人がなんかキモチワルイ...という違和>>続きを読む
余白と冗長性を大切にした映画。
出稼ぎでフランスに来ている建設労働者の、帰るまでの数日間を描くだけ。特段大きな出来事が起こるわけではなく、傍らで彼を眺めつづけるわけだが、不思議と心地よい2時間だった>>続きを読む
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激オモロ映画。
パラレルワールド×歴史改変×時間超越?
進撃やら、リゼロやら、シュタゲやらを彷彿とさせる設定ながら、極めて高い完成度でまとまっている。いやー面白かった。切ないエンドだけど、本人が納>>続きを読む
この映画が好きだ。たまらなく好きだ。
まず、旅行が好きだ。特に海外旅行が好きだ。日常から離れて、全く違う人生と空間に触れている瞬間、生きてるなって思えるから。
本作の主人公のチェゲバラも旅を楽しん>>続きを読む
若者のすべて。
とりあえず、2024年で最も感情が動いた映画体験だった。自由で良いんだなって、それがあんま上手くいかなくたって良いんだなって、なんか全て肯定された気がした。ありがとう。
これは自分>>続きを読む
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成長と開放の物語。
高い評価を受ける理由はよくわかった。分かりやすく映画的に高い技巧は随所に感じられる。序盤は純真無垢でモノを知らぬベラを白黒で移しながら,世界を感じ成長していく過程は色鮮かな風景で>>続きを読む
Kill Billは1より2の方がちょっとちゃんとしてるね。いずれにしても、最高にぶち上がるタランティーノ映画でした。
埋められるシーンの絶望感すごいな。地中から聞くトラックと土が被せられる音が忘れ>>続きを読む
オードリーのオールナイトニッポンのリスナーである自分にとって、ツチヤタカユキという名前は馴染み深いものだ。彼の半生に関する壮絶さのようなものは多少記事などで目にしたことはあったが、それが高いレベルで映>>続きを読む
何をもって完璧な日々とするのかは人それぞれで、この映画の日々を否定する権利は誰にもないと思う。木漏れ日の変化をフィルムに収め、トイレの壁に挟まったマルバツゲームに興じ、植物に水をやり、些細な歓びを大切>>続きを読む
本気で世界を変えようとする人たちってどうしてこうも格好良く映るんだろう。いつだって、狂気じみた熱意が全てを解決するんだね。食らいました。
題材がズルすぎるのはさておき、映画的にも優れた点は多く見つか>>続きを読む