邹启文さんの映画レビュー・感想・評価

邹启文

邹启文

男はつらいよ 花も嵐も寅次郎(1982年製作の映画)

3.5

ジュリーもつらいよって感想書くんだろうなと思ったけど、そんなにつらい目に遭ってなくてがっかり。
いい加減にしろ、もっとジュリーを曇らせろ

男はつらいよ 寅次郎あじさいの恋(1982年製作の映画)

3.7

夕焼け小焼けと似通っていてネタ切れ感を感じてしまう。純粋に楽しめないと言ってしまえばそこまでか。
随分前に見て久しぶりに感想書こうと思ったが上記以外大体忘れてしまっていた。しかし見返してもそんなに思い
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男はつらいよ 寅次郎紙風船(1981年製作の映画)

3.5

寅が雌寅と会う話なんだが、まぁ合わない感があるよな
寅っぽいことを可愛いキャラでやってもそんなに合わない。美少女がおっさんの趣味を楽しむアニメを見てる気分

そういう意味で言えば山田洋次は深夜アニメの
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スマホを落としただけなのに 囚われの殺人鬼(2020年製作の映画)

3.2

今どき羊たちの沈黙パロディが見れる佳作。
前作からお笑い芸人出過ぎなのはもはやノイズだよね。
バカリズム、アルピー、ずんと来たら次はダイアンか?

Sweet Rain 死神の精度(2007年製作の映画)

3.3

微妙
ドラマの総集編的というか、ドラマの総集編的な作りだったよな。
3つの独立した話を3つ連続して見せられるあたりもドラマの総集編的というか、ドラマの総集編的な作りだといえる。
雑なツッコミどころを随
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続・夕陽のガンマン/地獄の決斗 4K復元版(1966年製作の映画)

4.0

開始早々グッドがグッド放棄してバッドになってるのが良い。本作のミソのメタファーだね。

3時間自由に撮ってるだけあって尺の使い方が大変贅沢。
顔の濃いモブがバーに入るだけで1分半じっくりと撮れるんだか
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スマホを落としただけなのに(2018年製作の映画)

3.1

犯人の動機や行動が回りくどすぎる。頭脳モノでここまで前提を運任せにする作品中々ないと思うよな。そういう意味では陳腐な作品に落ちぶれてしまったよね
正直ホラー描写もスマホを落とす以外がメインになっている
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タカダワタル的ゼロ(2008年製作の映画)

3.8

ポスターがアップになった事からも分かる通り、より人間性にズームしたような内容だった。
高田渡と彼がよく通った焼き鳥屋「いせや」を交互に見せたのはとても効果的で良かった。
確かに人間だけを追い続けても表
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タカダワタル的(2003年製作の映画)

3.6

ライブをほぼ通しで映す音楽ドキュメンタリーなんて案外珍しい気がする。
あとは「ザ・ビートルズ ルーフトップコンサート」ぐらいしか思いつかんな。まぁ、最も僕が音楽ドキュメンタリー見てなさすぎるのも要因で
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夕陽のガンマン 4K復元版(1965年製作の映画)

4.3

通常版もレストア版も変わらず濡れる。
意外と謎を最後まで引っ張ってんだね、カンフー映画並みに適当なストーリーとか言ってごめんね

荒野の用心棒 4K復元版(1964年製作の映画)

4.2

カッコ良すぎ、毎年BS局で見てるのに今見ても濡れる。
画面に出る全てが渋いわ、やっぱ荒野と馬と銃があれば十分だわな

シネスコを生かした画面作りも幸福
冒頭のレストア情報、文字多すぎて字幕翻訳の限界見
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千夜一夜物語(1969年製作の映画)

3.8

やっぱり手塚治虫って根本的には実験作家なんだね。ここまでアヴァンギャルドに突き進むとは思わなかったよ。

OPから売れるモノ作ろうとして大失敗した感があるから最後まで色んな意味でハラハラできる。
その
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悪魔と夜ふかし(2023年製作の映画)

3.8

評判通りクソクソ面白い
テレビ界を舞台に丁寧すぎる描き方をしてるお陰で映画館とテレビどっちで見てもおもろい仕組みになってるのが素晴らしい
多分ナイトオウルズは通常回でも割と面白いと思えるのが良いんだよ
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ONE PIECE FILM RED(2022年製作の映画)

3.7

ここ1年半ラーメン屋と台湾まぜそば屋とつけ麺屋でよく聞いた謎の歌が流れててびびった。
「私は最強」って曲だったんだね。
なんかちょっと気になってたんだよ、タイトル教えてくれてありがとう。

劇場版 呪術廻戦 0(2021年製作の映画)

3.6

呪術がなんなのかやどういう世界線なのかの説明はないが、よーわからん敵っぽい生物は無差別に殺しても良いことは丁寧に教えてくれる。
ベイのトランスフォーマーオマージュやね

空の青さを知る人よ(2019年製作の映画)

3.8

超平和バスターズってファンタジー感出そうとした瞬間にど滑りするよな。まぁ、これに関しては川村元気が悪いと思うのだが。
なんでドラえもんの宝島と同じ事を繰り返そうとするのかって話なんだろうな。

それ以
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ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ(2024年製作の映画)

4.0

メモ:アンゼたかし
おもろいじゃん、1より好き。こりゃジョーカー3はもっと面白くなるよ。

1作目の裁判と言いつつ、やってること何も変わってないのに最後まで飽きさせずに魅せられるのは凄いの一言。
おま
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トラフィック(2000年製作の映画)

3.8

やっぱ麻薬って人間のみならず映画も面白くするための劇薬なんだなって

銀河鉄道の夜(1985年製作の映画)

3.8

改めて見ると「君たちはどう生きるか」に与えた影響がかなり大きいと思う。
主人公が暗いところや行きし帰りし物語に戻る感じや異世界で黙示録を眺めるところなど。

宮沢賢治は雨にも負けずしか読んで無かったけ
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シビル・ウォー アメリカ最後の日(2024年製作の映画)

3.8

キルスティン・ダンスト×軍事モノでお馴染みスモール・ソルジャーズに似て軍人が凶暴すぎてお漏らししかけた。
やっぱ戦争ってどうアンチテーゼ的に描いても見ててワクワクするしスッキリしちゃうよな。
もはやカ
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ストーカー(2002年製作の映画)

3.9

まさかのFOX SEARCHLIGHT映画
きちんとレベルが高いしアカデミー賞にノミネートできるポテンシャルがある。
エヴァのフィギュアが出たのも点数高い。
量産機が味方設定なのは視点が新しすぎるが
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フィフス・エレメント(1997年製作の映画)

4.2

シンプルに面白い。こういうのを見たくて映画見始めたんだなとノスタルジックに浸ったよ。
クライマックスが度肝を抜くほど大失速したこと以外100億点以外つけられない程には傑作。もろちん異論は認めん

どうすればよかったか?(2024年製作の映画)

5.0

山形で鑑賞
あまりにも内容が重すぎて次の年の初めまで引きずりました。
未だに感想をどうかけばよいのかわからない程、迷ってしまっているし、今後も書けないと思う。

原一男以降、ドキュメンタリー映画界はど
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トランスフォーマー/ONE(2024年製作の映画)

3.9

最高・至高・スーパー高
これまであまり活躍の目を見なかったビークルモードを全力でカッコよく描かれていた時点で満点が約束されたと言っても過言ではないな
普通におもちゃが買いたくなったよ。この勢いでトラン
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ヌードの映画史~黎明期から現代へ~(2020年製作の映画)

3.5

ここまで裸が出ると普通に飽きる
もろちんちんこれまでもこれからも映画から裸がなくなることはないと思うが、出すのなら強制ではなく自身の意思によって出す方向へ変わっていったのは良いと思う。

後は個人的な
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ダウンタウン物語(1976年製作の映画)

4.3

イギリス映画の本気が本作に詰まっているね。
まず、ギャング・ミュージカル題材に全編子供だけに演じさせる演出が憎い。大人が1人たりとも出ないお陰でよりジャンルの滑稽さが際立ち面白く見える。
ジョディ・フ
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夢のチョコレート工場(1971年製作の映画)

3.6

「ウォンカとチョコレート工場のはじまり」の後日談って所だな。
とはいえウンパ・ルンパの歌以外はあまりつながりはないような気はするのだが。

まぁ、初代菜だけあってわりかし雑な部分が多く割とノイズ。
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侍タイムスリッパー(2023年製作の映画)

3.8

評判に違わず面白い。
学生映画に携わっていたこともあり、数々の知ってるエキストラたちが出て、同窓会感があってなんか嬉しくなったよ。
みんなまだ役者を続けていたんだね。

やっぱ自主制作×映画裏側もの×
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ぼくのお日さま(2024年製作の映画)

3.7

スケート映画といえばロッキー。
やはりスケートリングはみんなで滑るものではなく、寂しい2人が並んで歩くところに決まってるよな!

あと「気持ち悪い」って言葉は百害あって一利なしのヘイトワードだよな。こ
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ヒットマン(2023年製作の映画)

3.9

グレン・パウエル七変化
機転がかなり効くしギャグセンも割と高い。こりゃガキ使の七変化シリーズにワンチャン出演できるポテンシャルあるで

グエン・パウエルはエクスペやツイスターズ、トップガンからエブリバ
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血を吸うカメラ(1960年製作の映画)

3.8

「赤い靴」「ホフマン物語」など、オペラ映画の大巨匠マイケル・パウエルが撮ったカルト映画と聞いて観賞。
なんとまぁ、作品の振れ幅がデカいことよ。

公開当時、変態作品だとかなり酷評されていたが、今見てみ
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5時から7時までのクレオ(1961年製作の映画)

4.0

面白い、2時間の日常ってリアルタイムで追ってくと案外中弛みするんだね。
死と向き合うこととなったクレオが2時間後生命力を取り戻す系作品なんだけど、まぁ細部への命の宿り方が半端ない。

一見、今なんのパ
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フォールガイ(2024年製作の映画)

3.7

SF×カウボーイのアイデアを真剣に映像化する姿勢が良い。あの世でジョン・ファブローとダニエル・クレイグが泣いて喜んでるはずや

オフビート部分が見るに耐えないのはまぁ監督の特色だからいちいち指摘するの
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エイリアン:ロムルス(2024年製作の映画)

4.2

元祖1〜4はもろちんのこと、特別編やプロメテウスまで全てをぶち込みながら1つの作品に仕立て上げる凄さ、素直に感服です。僕はこう言う金のかかったファンムービーが見たくて映画館に通ってるんだ。
最後に出た
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セントラル・インテリジェンス(2016年製作の映画)

3.9

出オチネタだけで2時間の映画って構成できるんやな。多分これからの脚本の教科書に選ばれるポテンシャルはあったよ。

遂にロック様もキャプテン・アメリカと同じCGの使い方をする領域に来たんだから、これから
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