14歳の頃「10年後どうしていたいか」訊かれてもわからなかったし、24歳のときに10年前どうしてたなんてあんまり覚えていないし。つまり今が尊いよな。
テニスの元世界1位アンディ・マレーがこれを見てSNSを辞めたとSNSで見たので見た。見終わった後、オススメ動画が出てくるのが一番の皮肉だと思った。
星が死ぬときの音と、人が産まれるときの音を聞いた。
と書いたら恰好つけ過ぎだけど、潮の流れに身を任せるように見るといい映画。
人生の大半を服役していた主人公。共感できないはずなのに、終わる頃には好きになってた。
溢れる理不尽への対処法はやり過ごすこと。まさにすばらしき世界ですね。
花束はもらった瞬間がピークで、そこから少しずつ少しずつ枯れていく。
でも、もらったときの花の綺麗さや香り、うれしかった気持ちは忘れないから、それでいいのか。
いいのか?
いいのか。
人はなれるものになるんじゃなくて、なりたいものになる。
という木皿泉さんのセリフを思い出した。
新年1本目。
死に方がアホでした。
ただ、どんな人生も肯定してくれる映画。