このレビューはネタバレを含みます
甲冑が擦れ合う音が終始響く。映画が進むにつれてそのかちゃかちゃかちゃかちゃが虚しく聞こえてくる。
一番の見せ場と思われる競技(?)の部分がひたすら馬と騎士の脚のアップ。
目の覚めるような美しいショット。好きな画面。
手前がぼやけた画面が多いのが新鮮だった。
トルコの北西部のチャナカレで撮影されているらしく、トルコの田舎はこんな感じなのかと興味深かった。
お金の問題、宗>>続きを読む
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昼なのに、体感は夜、みたいな不思議な映画。よくわからなかったなと思いつつ、思い返してみると大体の映像を脳内で再生できる気がして、それもまた不思議だ。
監督も経験したという「脳内爆発音症候群」にもしなっ>>続きを読む
トルコ・カッパドキアの風景が美しい。3時間超の室内での会話劇だが、退屈せず最後まで見られる。
人生は夢
完璧な愛を追い求めた女の話。
男女間の距離と緊張感をものすごく感じる映画だった。
人物を中心にしてカメラが動く。
見終わったあとになんだか疲れた。。
もっとてきとうではいけないのか。。
セ>>続きを読む
見送る人、見送られる人、看取る人、看取られる人。コロンバスに惚れ込んでいるのが伝わってくる。美しい建築に見とれる。
映像も音楽もすごかった。続き早くみたい。羽ばたき機乗りたい。再来年まで原作読んどこ。
いつの間に映画が値上がりしてたんか?と思ったらドルビーシネマだった。スピーカーが多くて音も良いとうるさく感じるのか>>続きを読む
映像に独特のほの暗さがある気がしてよかった。
韓国映画の家の中のシーンが好きだな。
カッコウの托卵について知らず、見終わったあとに調べた。知ってから見るとかなりぞっとする。VIVARIUMの意味もしかり。
Yonderの世界観がマグリットの絵みたいでかわいい。監督はカフカが好きだそう>>続きを読む
1990年代の韓国を舞台に監督の実体験に基づいて作られた作品。
14歳であるウニの目線を通して当時の韓国の様子が描かれる。
大人になると子供の頃の小さな世界がすべてではないとわかるようになるけど、出来>>続きを読む
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泥のようにこびりつく閉塞感と、メトロノームから常にワンテンポ遅れているような気の抜けた感じ。
三児の母が主人公なのがいい。
結局自分の母親と同じようなことをしてるので、作中の「子供たちも私の足跡を踏む>>続きを読む
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アメリカ大陸の西部開拓時代のお話。三家族が移住するため幌馬車で移動する。案内役としてミークを雇うが、旅は二週間の予定が五週間に延び、水を見つけられずじりじりと不安になっていく。
女性同士のやり取りが>>続きを読む
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隕石の衝突なのか宇宙人が来たのだろうか、軍隊ひとつが帰ってこなかったという立ち入り禁止エリアの「ゾーン」に現実に満足していないおじさんたち3人が向かうロードムービー。
私が思う映画から得られる心地良さ>>続きを読む
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家燃えがち、人浮きがち、日本好みがち。毎カット美しくて見入ってしまう。どこで止めても絵画として成り立ちそう。
家族で話すシーンが舞台を見ているみたいだった。
惑星ソラリスで画面がセピア色に褪せたり、青>>続きを読む
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ポーランドの作家、スタニスワフ・レムの『ソラリスの陽の元に』を映画化した作品。
原作は未知の生命との遭遇に重きを置いているのに対して、『惑星ソラリス』は人間の内面にフォーカスした造りとなっているとのこ>>続きを読む
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タルコフスキーの自伝的映画とのこと。
彼の母と別れた妻、息子の記憶が入れ代わり立ち代わり現れる。
眠かったけど、好きだった。
たまに鏡に映った自分の顔をこんな顔だったっけ?と思うことがある。
この映画>>続きを読む
冒頭の汽車が走るシーンから好きだった。
モンタナ州を舞台に四人の女性の人生を淡々と描く。
女性であればきっと感じたことがあるであろう、男性との扱いの違いが大々的にクローズアップされず淡々と描かれること>>続きを読む
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ネバダ州の企業城下町エンパイアがリーマンショックにより閉鎖され、かつ夫に先立たれたことによりキャンパー・バンで生活するようになったファーン。
自由で身軽なノマド、といえども生きていくためのお金は稼がな>>続きを読む
1993年、東アフリカのソマリア内戦中にアメリカ軍主導で決行したアイディート派幹部の捕縛作戦、「モガディシュの戦闘」を描いた映画。
ソマリアへの軍事介入を指示した政府と、実際に投入された特殊部隊との意>>続きを読む
全体的にねっとりしてた。音楽だけカラッとしてた。
坂口安吾が出てきた時なんだか笑ってしまった。
太宰治の道化感が表現されていた気がして良かった。
人間失格を読み返そう、あと太宰治情死考も。
諸事情ありソフト化されなかった『異邦人』がデジタル復元され復活した。
公開当時は英語版だったらしいが、イタリア語版で本邦初公開とのこと。
私の思い描いていた小説『異邦人』が忠実に再現されていたので嬉>>続きを読む
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富春江の自然をバックに描かれる家族の物語。
全てのカットが美しく、どのシーンも絵を見ているよう。
視点があまり動かないゆったりしたカメラ回しに癒される。
大家族で生きる面倒くささをひっくるめても集ま>>続きを読む
贋作を美術館に寄贈することによって全米20州の46の美術館を30年間騙し続けてきた男、マーク・ランディスを追ったドキュメンタリー。
贋作作成の技術がすごい。
ランディスが持ち込んだ絵が贋作であることを>>続きを読む