Kumonohateさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

Kumonohate

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ジャングル・クルーズ(2020年製作の映画)

3.5

「パイレーツ・オブ・カリビアン」の高揚感にはほど遠いが普通に楽しめる。高揚感の差はキャラクターとスケール感。

返校 言葉が消えた日(2019年製作の映画)

3.9

もとがゲームだとは知らずに鑑賞。面白かった。

知らないで観ると、1960年代初頭の戒厳令下(白色テロ下)で思想統制が敷かれ密告が横行している台湾の高校でおきた禁書事件を題材にしつつ、それを「パンズラ
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丹下左膳 飛燕居合斬り(1966年製作の映画)

3.6

面白い。カッコいい。

時代劇の不審に喘いでいた東映が、フジテレビのヒットメーカーであった五社英雄に監督を頼んだとのことだが、彼が作りあげたテレビ時代劇の面白さがそのまま映画に移植されている。テンポが
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犬部!(2021年製作の映画)

3.5

優しい映画なので何度も涙するし、アニマルウェルフェアの問題を網羅的に取り扱っている。そういうところはすごく良い。社会派とはいえエンターテインメントだからそれで充分だと思う。

ただ、現実はもっとドロド
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ザ・タイガース ハーイ!ロンドン(1969年製作の映画)

3.0

超多忙で自由な時間が全く無いザ・タイガース。悪魔と契約して「好きなことができる自由な時間」を期限付き(3時間とか1日とか1週間とか)で手に入れる。だが、期限を過ぎると、悪魔に魂をとられてしまうことに…>>続きを読む

ザ・タイガース 華やかなる招待(1968年製作の映画)

3.5

ザ・タイガース主演映画第2作目。バンド活動に打ち込む5人の高校生がふとしたことから上京し、バンド・デビューをつかむまで。

相変わらず他愛のないストーリーだが、物語の軸がシンプルなだけに、前作よりは観
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ザ・タイガース 世界はボクらを待っている(1968年製作の映画)

3.2

ザ・タイガースのアイドル映画。宇宙からやって来たプリンセスがタイガースと出会って、彼女を追ってくる悪い奴もいたりして、ファンの女の子たちとのドタバタもあって、でも尺の半分はタイガースの歌が占めていて、>>続きを読む

唐人街探偵 東京 MISSION(2020年製作の映画)

3.4

テンポの速さとバカバカしさが○。探偵同士のライバル関係とか立ち位置とかがよくわからなかったのでそこは△。

ブラック・ウィドウ(2021年製作の映画)

3.5

Disney+プレミア・アクセスにて鑑賞。

他のアベンジャーズよりはスーパーヒーロー度合いが低いぶん、登場人物のドラマがそれなりに描かれていたと思う。家族とは?血縁とは?というテーマも良かった。個人
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ゴジラvsコング(2021年製作の映画)

3.5

映像凄い、音響凄い。ここまでペルシダーとエヴァと都市破壊ガッツリやってくれれば、怪獣映画としてはトップ・オブ・ザ・トップ。以上!

…なんだけど、オリジナリティは無い。というか、そもそもそこは狙って無
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ピーターラビット2/バーナバスの誘惑(2020年製作の映画)

3.5

楽しく鑑賞できた。が、前作に比べると「いい話」になっちゃってる。ピーターの「やんちゃだけど実は良い奴」度も上がっている。こんなに悪い奴だったっけ?という前作のインパクトが強烈だっただけに、普通になっち>>続きを読む

Arc アーク(2021年製作の映画)

3.5

還暦を迎え、残された時間のことをしばしば考えるようになった。もっと時間が欲しいと思うこともある。でも、永遠の時間が手に入ったら、世界はモノクロームになってしまうのだろうか。なんてことを思った。

ゴルゴ13 九竜の首(1977年製作の映画)

3.1

千葉真一がメイクを思いっきりゴルゴ13に寄せすぎてコスプレそのものなのがどうかと思う。香港警察の下っ端と敵組織のチンピラがどっちもTシャツやアロハにジーンズ姿に長髪で全く区別がつかないのがどうかと思う>>続きを読む

モータルコンバット(2021年製作の映画)

3.0

はっきり言って作り手もストーリーなんかどうでもいいと思っているに違いない。そのわりにはアクションが「すげー」ってほどでもない。

ザ・ファブル 殺さない殺し屋(2021年製作の映画)

3.8

アクションもお話しも前回を超えていたと思う。特にストーリーは前作後半のグダグダっぷりが無く、引き締まっておりました。日本映画にもとうとう本格アクションの時代が到来した感じ。

ヒノマルソウル~舞台裏の英雄たち~(2020年製作の映画)

4.0

感動できるに違いないことは観る前からわかっていた。その予想に違わぬ感動作。

どこまでが実話なのかは知らないが、テストジャンパーたちのキャラクターの描き分けがしっかりしている。それぞれの思いを抱えなが
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クワイエット・プレイス 破られた沈黙(2021年製作の映画)

3.9

息を殺しているときの呼吸音。裸足でそーっと砂利を踏むときの音。金網に服がひっかかるときの音。

それらの音の大小が生死を分けるという設定の本作は、映画の音響が進歩したからこそ成立しているワケで、だとす
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キャラクター(2021年製作の映画)

3.7

面白かった。設定もお芝居もいい。けど、何だろう、あと少し。登場人物のヤバさ危うさがプンプンしてて、この先どうなるとハラハラするワリには、案外真っ当な着地だからか。

紅顔の密使(1959年製作の映画)

3.2

時は坂上田村麻呂による蝦夷征伐の直前。東北では悪路王が挙兵し関東をも制圧、都に攻め込もうとしていた。そんな中、朝廷軍が孤軍奮闘する胆沢城まで、敵を倒す秘策を伝えに密使(大川橋蔵)が放たれる。その密使の>>続きを読む

るろうに剣心 最終章 The Beginning(2021年製作の映画)

2.5

予兆を「予兆ですよ」と明確に描き、隠しごとをせずに全てをキチンと説明し、段取りを時間軸に沿って丁寧に追っている。長い。驚きが無い。

映画 賭ケグルイ 絶体絶命ロシアンルーレット(2021年製作の映画)

3.1

さすがに1作目ほどのインパクトは無い。スリリングさも1作目の方があった。

グリーンランドー地球最後の2日間ー(2020年製作の映画)

3.0

地球に彗星の破片が降り注ぎ、恐竜絶滅のときみたいな大変なことになっちゃうハナシ。南極にロケット推進装置造って地球の軌道を変えるワケでも、水星から怪獣が飛来するワケでも、ぶつかって来る小惑星や彗星に石油>>続きを読む

HOKUSAI(2020年製作の映画)

2.8

ちょっと長すぎる。言いたいことはとりあえずはよくわかるが、その実、本当のところは何が言いたいのかよくわからなかった。

風ふたゝび(1952年製作の映画)

3.3

バツイチの原節子。張り合いを失ったまま生きているが、ラジオ制作の仕事にかわったら生き生きし始める。そんな彼女と金持ちの紳士(山村聡)と貧しいもと研究者(池部良)との三角関係のお話。

そもそも原節子が
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恋や恋なすな恋(1962年製作の映画)

4.0

安倍晴明の父親である阿倍保名を描いた平安時代劇。人形浄瑠璃と清元の演目がベース。

王朝絵巻に能に歌舞伎に文楽にアニメーションと、日本さまざまな表現様式を随所に取り入れた演出。このシーンにはこの演出と
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エンテベ空港の7日間(2018年製作の映画)

3.6

1976年のエンテベ空港奇襲作戦(サンダーボルト作戦)の4度目の映画化。

イスラエル寄りだったこれまでの映像化に比べると中立。そして、本作の公開が2018年であること、イスラエル軍によるただ一人の死
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地獄の花園(2021年製作の映画)

3.7

「サラリーマンNEO」から「欧愛留(OL)夜叉」だけを抜き出してドラマ化したらこうなるんだろうな。面白かったけどね。

ファーザー(2020年製作の映画)

4.0

認知症になった父親と、父を案ずる娘や周囲との日々を描く。

親しい者の顔すら時に認識出来ない(見たことも無い人間が娘と称して近づいてくる)。時間認識が前後し混濁する。相手の発言や行動と、自分がそうあっ
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大暴れ五十三次(1963年製作の映画)

3.8

鼠小僧(北大路欣也)と役人の父を持つ息子(松方弘樹)が、ひょんなことから弥次さん喜多さんになりすまして東海道を京都まで旅することになるという股旅モノかと思ったら、最後は義賊を裁く北町奉行(父親のあとを>>続きを読む

ミナリ(2020年製作の映画)

4.0

レーガン政権下のアメリカ、韓国移民家族の歯を食いしばるような暮らしを、静かなタッチで描いた物語。

主要登場人物の殆どは韓国人で、話される言語も多くが韓国語。にもかかわらず、描き出されているのは、“移
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ゴルゴ13(1973年製作の映画)

2.9

高倉健がデューク東郷を演じる実写版。1973年。

オール、イラン・ロケで日本人は健さん以外は誰一人出て来ない。で、折角イランでロケしてるのだからということなんだろうが、古都イスファハンだのペルセポリ
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約束の宇宙(そら)(2019年製作の映画)

3.5

これから国際宇宙ステーションに出発する女性アストロノートという壮大な設定だが、描かれるのは長の別離を乗り越えようとする母娘の絆という極めて身近なテーマ。

で、テーマの方は極めてド直球。母娘の確執や葛
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ヘレディタリー/継承(2018年製作の映画)

3.9

何もいなくても廊下の奥が薄暗いだけで怖い。ミシッって音が聞こえるだけで恐い。ゆーっくり室内を見回すだけで怖い。早々にそういう気持ちにさせられるホラーは本当に気が抜けない。

本作は、まさにそんな。
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ザ・スイッチ(2020年製作の映画)

3.5

殺人鬼とJKの体が入れ替わっちゃう話。

さすがブラムハウス、さすがクリストファー・ランドン監督。すげー面白い!ってほどではないが、スプラッター&ホラーとして立ち上がったストーリーが、入れ替わりが起き
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劇場版シグナル 長期未解決事件捜査班(2021年製作の映画)

3.2

オリジナル版(韓国版)もテレビ版も未見。随所に感じる「辻褄があってないのでは?」は、それらを見ていれば解消されるのだろうか。それと、過去パートの比重がもっと多くてもいいんじゃないかと思った。